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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-
561/636

-第六章七十五節 マサツグの本質と過剰摂取と化け物誕生!-



色々な事が有って忘れてしまって居たのだが、


これはあくまでもトーナメント大会!…


それを思い出させる様にドラの音が鳴り響き!…


バルトグロメイアもそれを合図にマサツグへ


向かって飛び出して行くと、


一気に間合いを詰めて見せる!…


するとその様子を傍から見て居た者達も


ギョッとした具合に見詰めていると、


次には終わった!とばかりに悲鳴?の声が!…


何ならその様子は未だ倒れているシルビィも見て居り!…


そのさすがの蹴発力に驚きを隠せない表情を浮かべると、


思わずマサツグの心配をする!…



{ッ!?…は、速い!!…


さっき私を相手にしていた時より


数段速く行動に出ている!?…


確かに私の時は舐められていましたが!!…


それでも!!…}



「…安心しろシルビィ?…


ヤブの姿を良く見てみな?…」



「ッ!…え?…」



自分と対峙して居た時と比べてこっちの方が


本気である事に気が付いて行くと、


その向かって行くバルトグロメイアの様子に


戸惑いを隠せず!…


が、そんなシルビィの様子を察したのか!…


次にはモツが不敵に笑いながら問題無い!と…


何なら余裕!と言った具合にシルビィへ


マサツグを見るよう助言をすると、


そのモツの助言にシルビィが戸惑う!…


と言うのも突如そんな事を言われたからと


言うのもあるのが、心配をする素振りを


微塵も見せて居ない事にも動揺し!…


だがそれでもモツの言う事を聞いて視線を


マサツグに!…


するとそこにはスッと棒立ちする様な…


何か俯きまるで深呼吸をして居る様な


マサツグの姿を見つけて行くと、


この時マサツグは呼吸を吐き…


シルビィ同様観客達を困惑させる様な


そんな様子を見せて居た!…



__……はああぁぁぁぁぁぁ……スッ…



「…な、何だアレは!?……


剣に手を掛けているけど鞘から抜いていないぞ!?…」



「ッ!?…と言うより間に合わない!!…


もう目の前だ!!!…」



それは自身の意識をどこか遠くへ持って行く様に、


そして徐に目を閉じて姿勢を低く落とし!…


そのまま刀に手を掛け刀身を抜かずに


構える様子を露わにして行き…


するとその構えを知らない者達は当然戸惑い!…


マサツグの攻撃が間に合わない!と言った


声を上げて行くと、闘技場内は騒然とする!…


それは勿論抜刀術と言うモノを知らない様子で…


中にはもう駄目だ!と言った者が現れ出すと、


マサツグの死を見たくない!とばかり


自身の目を手で覆い!…


何ならバルトグロメイアもそんなマサツグを


目の前にして!…


一体何をやって居る?とばかりに


構わず突貫を敢行すると、


次には腕を振り上げる!…



「ガァッハッハッハッハッハ!!!…


やっぱり所詮人間なんてモンは


この程度ってモンだあぁ!!!…


俺の本気の動きに付いて来れる奴が居る訳が無い!!!…


…そうさ!!…俺こそが!!…俺こそが!!!…」



「…四季刀剣術……」



「ッ!…あ゛ぁ゛ん!?…」



バルトグロメイア自身そんなマサツグを


目の前にそれはもう勝ち誇った様子で!…


何なら一捻りにする!とばかりに笑って見せると、


その手に力を入れては爪をグッと剥き出して行き!…


となるとバルトグロメイアからすると、


それは恐怖で棒立ちをして居るようにしか


見えないらしく!…


やはり自身が最強!と…


人間なんて大した事など無い!と豪語して見せるのだが、


そんな言葉も最後まで言い切る事は決してなく!…


と言うのもここでマサツグがポソッと技名を口に…


するとそれを聞いたバルトグロメイアも


フッと反応して見せ!…


その際マサツグに対してオラ付く様子も露わにすると、


次には自身が愚かであった事を!…


その身を持って痛感する!…



__チャキッ!!…シュボォ!!!…ッ!?…



「雲散の型!!!!」



__シュボボボボボボボボボボボ!!!…



「ッ!?…ブハアアアアアァァァァァァ!!!!!…」



間合い的にバルトグロメイアがマサツグへ向かって、


突貫をして来て居る事で既に十分取れており!…


マサツグも瞬時に覚醒するよう刀を握ると、


そこから抜刀して立て続けに連撃を!…


それはその場から動かずして縦横無尽に!…


まるで一閃だけで円を描く様に!…


その刀身から燃え上がる様にして炎が立ち昇る様子も


露わにすると、何度もその向かって来た


バルトグロメイアの体を焼き刻む!…


惨い有様を辺りに見せる!…


そして斬られる方もまさかこんな事になるとは


思っても見なかった様子で!…


もろに避ける事無く全部受けると、


次には最後の一太刀で思いっきり後方へ


押し飛ばされるよう斬られてしまう!…



__スウゥ…ズバシュン!!…



「ッ~~~!!!…


グッ!!…ガハァ!!…テ、テメェ!!…」



それはまだ倒れはしないものの結構なダメージ!…


そしてバルトグロメイアも真面に喰らった事で


フラ付き始め!…


後ろへ一歩また一歩と下がって行って見せてしまうと、


今度は膝を着きそうになってしまう!…


だがここでプライドが許さないのか


それをギリギリの所で踏ん張って耐えると、


次にはマサツグに対して文句の言葉を漏らして行き!…


するとそこから思いっきり睨みも利かせて行くのだが、


肝心のマサツグは当然全く怯まず!…



「…テメェから突っ込んで来たんだろうがぁ?…


コッチは文句を言われる筋合いはねぇぜ?…」



寧ろ呆れた様子で返事を返し!…


最後に斬り上げた状態からスッと構えを戻して行くと、


次の攻撃に備えて見せる!…


宛らその時のマサツグの様子は


某・片翼の天使と化しており、


辺りには斬った際に散ったであろう


火花が踊る様に舞い散り!…


となるとその圧倒的力量差に目の前に!…


心配をして居たシルビィも目を見開き


驚きを露わにして見せると、


やはりそのマサツグの様子に対して戸惑いの言葉を!…



「…な、何ですかあれ!?……あれは…


アレは本当に旦那!!…」



「…あれが君のご主人様!…


もっと言うと本気になった時の姿だな?…


…まぁ確かに普段が


あんなチャランポランだからあれだけど!…


やるとなったらやる!!…


それがここに来るまでの大陸で


英雄って呼ばれて来た男の姿だ!!…


言うなればあの状態のヤブは負け無し!!…


必勝パターンって奴で!…」



「ッ!?…ひ、必勝!…パターン!!……ッ!…」



今までのマサツグからは


感じられないある種異色の様なモノが感じられ!…


思わず本人なのか!?と疑う言葉が出て来てしまうと、


モツがそれを聞いて苦笑いを!…


だが次にはあれもれっきとしたマサツグと


笑いながらに説明をし出し!…


その際あれが本当の姿!と…


普段からまるで道化を演じて居る様に


シルビィへ話しをして行くと、


シルビィもそれを聞いてハッ!と様子を…


何か思い当たるモノがあった具合に


色々と思い出し始める!…


それはドレッグの工房の中庭で


やって見せたあの剣術の稽古…


あれはリーナの誘いに乗ったお遊びの剣術と


思って居たのだが、


今ここでそれが違う!と言う事が証明され!…



__……ゾワアアアアアァァァァァァ!!!!…



「ッ!?…ッ!?!?…」



「…ッ!…何?…如何したんだ?…」



「ッ!?…え!?…あっ…


い、いえ…な、何でも…御座いま…せん……」



それはまるで自分も騙されて居た様な感覚になり!…


そしてその瞬間自分ももしマサツグと敵対したら?と…


ふと在らぬ事を考えてしまうと、


次には全身が粟立つ事に!…


思わず自身の身を抱える様にして震え始める!…


するとモツもそんな様子に気が付いた具合で反応を…


だが然程心配をしていない様子で声を掛けると、


簡単に一体如何した?と尋ね…


となるとシルビィもそれを聞かれて


ハッ!として見せ!…何か青褪める!…


まだ恐怖して居る感じで何でも無い!と


返事をして見せると、


一方ではバルトグロメイアが更に文句を!…



「はぁ!…はぁ!…


グッ!!…テメェ!!…汚ェぞ!!…」



「……ハァ?…」



この時息を切らしながら苦痛に顔を歪ませ、


そしてまだダメージが尾を引いている様子で


胸を押さえ!…


そこからまるでマサツグの事を卑怯者!と…


するとそう言われたマサツグもスッ恍け!…


一体何が?とばかりに言葉をポソッと漏らして行くと、


更に首を傾げて見せる!…


その際本気で分かって居ない様子で


まるでコイツは馬鹿なのか?と言った…


視線を送って行くと、


更にそのマサツグの態度にバルトグロメイアは怒り!…



「その妙な剣に火薬なんかを仕込みやがって!!!…


それで俺を斬って爆発させる気だろう!!!…


えぇ!?…」



「……卑怯と言われてもなぁ~…


お前こそシルビィと戦っていた時に…


妙な石を使っていたよなぁ~?…」



「ッ!?…ッ~~~!!!」



まだマサツグが扱っている武器の事を


分かって居ない様子で!…


しかし何かしら仕掛けが有る様に感じたのか


その事を指差して指摘すると、


次にはマサツグが更に呆れた反応を…


と言うのもシルビィに欠片刀を使った事を


当然知っており!…


マサツグが逆にその事について馬鹿にするよう


ツッコミを入れると、


バルトグロメイアもそれを言われてビクッ!と…


何とも情けない反応を露わにする!…



因みにこの時マサツグが握っている刀は、


あのシロ達が風邪?をひいた時に手に入れた物で!…


名称[秋雲刀・参式]と言い、


その刀身は夕焼けの様な茜色をして居り!…


そしてその刃紋には椛の様な紅葉の影が


チラチラと見え!…


今まで手に入れて来た刀同様!…


何かしら能力がある様子でその刀身を


更にマジマジ見詰めると、


そこには火の粉が舞って居り!…


それはまるで木の葉が舞い踊る様にはらりと散り!…


恐らくバルトグロメイアはそれを指して卑怯!と…


言ったのだがマサツグに馬鹿にされた事で


怒って見せると、マサツグは更に言葉を続ける!…



「…お前こそのこの大会のルールを


忘れてるんじゃねぇのか?…」



「ッ!!…」



「…このトーナメントは基本バーリトゥード!…


何でも有りだった筈だ!!…


しかもテメェもそのチンケな石を使って


シルビィを動けなくした癖に…


いざテメェがピンチになったら卑怯!って!…


テメェは自分が一番のガキンチョかっての!!…


…さっきから最強最強っつってたけどよぉ!!…


その最強の名が聞いて呆れるって話だ!!…」



と言うのもこの大会についてある事を忘れて居る!と…


マサツグがツッコミを入れる様に話して行くと、


バルトグロメイアもピクッと反応!…


となると次にはマサツグの言葉に疑問を持ち出し!…


歯を剥き出しにしながら一体何の事?をばかりに


戸惑って見せると、更にマサツグは説明を続ける!…


それはこの大会のルールについてで


元より何でも有りである事を話し!…


と、そこからバルトグロメイアがシルビィに対して


やった事にも触れて行き!…


更にバルトグロメイアに対して


お前に言われたくない!と…


何なら態々同じ土俵に降りて来た様に説明!…


煽りの言葉を口にすると、更に神経を逆撫でする!…


すると当然そんな事を言われてバルトグロメイアも


逆上するよう更に怒ると、


やはり歯を剥き出しにして見せるのだが!…



「ッ!?…ッ~~~!!!」



「…てかどうせまだ持ってんだろ?…


その欠片刀…だっけか?…


いっそ使ってくれても良いんだぜぇ?…


別に卑怯だ何だって言うつもりはねぇ…


てかこっちは最初っからそのつもりで居るんだ!!…


だから遠慮は要らないんだぜぇ~?…


もう互いに卑怯者な訳なんだしなぁ!?…」



「グッ!!…コ、コノヤロウウゥゥゥゥゥ!!!!…」



それでも尚マサツグの言葉は依然止まらず!…


何なら最初っから疑いの言葉を掛けるよう


欠片刀の有無について話し出すと、


もう使って良い!と…


さも使わないと自分の相手にならない!とばかりに


更に煽る!…


それも不敵に笑いながら自分と


バルトグロメイアは一緒!と…


厭味ったらしく口にすると、


ここから真骨頂とばかりに


更にニンマリ笑って態度でも煽り!…


その際構えを解いて見せると刀で


自身の肩を叩いて見せ!…まるでぬるい!と…


上から目線で覗き込む様なそんな素振りも露わにすると、


これまたバルトグロメイアが怒る一方!…


オリハがその様子にキャッキャッと


楽しむ様子を見せる!…



「おぉ~おぉ~煽る煽る!!…


兄さんが煽ってますねぁ~!…


そのままもっと煽って欲しいものですねぇ~?…


私があげた衣装を台無しにしてくれたその罰として!!…


そして惨めったらしく負けてくれると更にグッド!!…」



マサツグの煽る姿に良いぞ!とばかりに


嬉々として見せ!…


更にはもっと苛烈に煽るよう言葉を口にすると、


そこから私怨を燃やし!…


と言うのもシルビィにあげた服を駄目にされた事に


対して怒っており!…その天誅をマサツグに!と…


何ならちっとやそっとで許さない様子も露わに!…


その際笑顔で楽しみながら背後に鬼を宿して行くと、


次にはアヤから声を!…


戸惑った様子で掛けられる!…



「……オリハ?…」



「ッ!…え?…何ですか?…」



「ッ!…いえ…何でも無いわ…」



「……え?」



それは心配をする様に声を掛ける一方、


肝心のオリハは声を掛けられた瞬間ケロッとして見せ!…


何なら背後に見えて居た鬼も何処へやら?…


さも何事も無かったかの様にオリハが恍ける表情を見せると、


アヤは当然戸惑った反応を…


しかし次には気にしない様に返事をする!…


それはこれ以上触れるのは藪蛇の様に感じた事と、


同時に察してはいけない何かを感じたからで!…


自ら質問を止めて行くと、


今度はオリハがそんなアヤの反応に戸惑い!…


一方で話は元のマサツグと


バルトグロメイアの視点に戻り!…


バルトグロメイアがまんまとマサツグの挑発に


乗っかって行くと、


自身の腰蓑から幾つ隠していたのか!…


欠片刀をワシッと取り出して見せる!…



__ワッシ!!…ザラッ!!…どよぉ!?…



「…上等じゃネェかぁ!!!…


そんなに言うなら使ってやるよ!!!…


ここに有るモン全部使ってなぁ!!!!」



「ッ!?…な!!…


アレだけの量を使うだと!?…無茶な!!…


幾ら何でもそんなに使えば


急激な体の変化に付いて行けずに細胞が!!!…」



当然欠片刀を片手一杯に出して見せた事で


観客達は驚き!…肝心のバルトグロメイアも!…


ここまで馬鹿にされては引き返せない!と


言った事を口にすると、


ある物全てを使う!と堂々宣言をして見せる!…


その際その片手にある物はザッと数えただけでも


軽く十数は有り!…


それだけの量を一気に使うと言った事で


更に観客達も戸惑い!…


何ならラグナスが不味い!と言った具合に立ち上がり!…


敵ながらにそれはやり過ぎ!と驚きの声を掛けて行くが、


バルトグロメイアは御構い無し!…


次には特殊?な方法で摂取する!…



「ッ!……へ!!…


それはそこら辺の雑魚が使った場合で!!!…


最強の俺の場合は違うんだよぉ!?…


…俺は天に選ばれた最強の体を持ってるんだ!!!…


これ位の石なんざ何てことはねェ!!!!…」



__ググググ!!!…バギン!!!…


あぁ~ん!!…ザラァ!!!…



バルトグロメイアはラグナスの言葉に対して


雑魚と言うと、自分は大丈夫!と続けて語り…


それは異様なまでの自信の持ち様を露わにし!…


欠片刀を使う事に対して一切の躊躇いの色を


見せないで居ると、何やら意味深な事を!…


そしてその手に持った欠片刀をギュッと握る!…


となると欠片刀は以外にも脆いのか…


バルトグロメイアの手の中で潰し合う様にして


粉々になると、もはや粉末状になり!…


するとバルトグロメイアは口を開けて


それを一気に流し込み!…


咽る事無く慣れた様子でそのままゴクン!と


飲み込んでしまうと、


次にはお約束の体が跳ね上がる光景を露わにし出し!…



__ボコッ!!…ボコボコ!!…


ググググ!!…バキッ!!…



「ッ!?!?……うっ!!…」



「ッ!?…ア、アヤ!…」



「…だ、大丈夫……でも気分が良いものではないわね…」



それはまるで沸騰したスライムの様に


体をボコボコと変化させ!…


その光景に観客達及びモツ達が


酷く気分を害した表情を露わにすると、


全員がまるでSAN値チェックを受けた様な


ショックを受け!…


一方で生々しい音を立てては


何かが折れるそんな音も!…


見た目だけでもかなりヤバいモノとなっており!…


例え目を逸らしたとしても音からでも


精神的に疲弊させる!…


何かを感じさせると、また一際ボコン!と…


筋肉を膨張させて行く!…


それは何度も落ち着いてはドクン!と


脈打つ様子を見せると、


その余りの光景にもう見たくない!と言った者達も


当然現れ!…


中でもくまさんは目を逸らして耳を塞ぎ!…


アヤもその様子にもはや直視出来ない様子で


嫌悪感を覚えて行くと、


その場で思わず嘔吐いて(えずいて)しまう!…


するとモツもそんなアヤに心配をした様子で


声を掛けると、


一方でそれを相手にしようとするマサツグは!…



__……チャキッ!!…



一切慌てる様子を見せる事無く身構え始め!…


その表情も先程までの様子が


さも茶番だった!と言わんばかりに…


真剣なモノへと変わって行くと、


刀を正眼に構えて見せ!…


それは最初この闘技エリアに出て来たブチギレ状態の


マサツグの姿に戻っており!…


何なら未だその体からは黒い靄の様なモノが噴き出て!…


寧ろ今がその斬ると言う事に対して最高潮とばかりに!…


マサツグがその動けるのかどうかも


分からない肉塊の様子を睨んで行くと、


そんなマサツグの様子に観客達も困惑!…


アレとやり合うのか!?とばかりに動揺する!…



「ッ!?…あ、あの人間!!…まさかやり合う気か!?…」



「ッ!?…む、無茶だ!!…


た、確かにゲートを破壊して来たが!!…


もうただの化け物を相手にするなんて!!…」



「逃げろ!!!…


そいつはもう人狼でも何でもない!!…


ただの化物なんだぁ!!!!」



もはや化け物に成り果てようとしている


バルトグロメイアから逃げる様に声を!…


しかしマサツグは一切聞く耳を貸さず、


ただその場で落ち着く様に構え続け!…


と、一方でバルトグロメイアの様子にも変化が見られ!…


と言うのもただの肉塊は形を成し!…


徐々にちゃんと人の形に戻る様子を見せると、


そこには更に巨体になった!…


バルトグロメイアの姿が露わになる!…


それは最初の姿から更に1~2m位大きくなると、


体長約4~5mと化し!…


その腕はもはや丸太を超えて御神木!…


樹齢何百年クラスにまで太いモノへとなってしまうと、


その異形ぶりを発揮する!…


そして筋肉が張り切れんばかりに


膨張してマサツグが斬ったであろう!…


傷の跡も露わになると、


そこから肉が裂けそうな気もするのだが!…


決してそんな事も無い様で!…


変身を終えたバルトグロメイアが


ゆっくりと動きを見せ始めると、


次には覚醒とばかりに雄叫びを!…



__シュウウゥゥゥ~……


…グググッ!…スウウゥゥゥ~~~…



「…アヴヴヴ~~ヴヴヴヴヴ~~~~~!!!!…」



__ゴウウゥゥ!!!…


キャアアアアアァァァァァァァ!!!!!……



「ッ!?…うああぁ!!!…


ッ~~~!!!……え!?…嘘だろ!?…」



「いっ!!!…な、何!!…


これぇ!!…ッ~~~!!!…」



それは若干身を丸めるようにして前屈みになると、


次には息を大きく吸い出し!…


と、その息を吸うのに連動して徐々に胸を張り出し!…


そして限界まで息を吸ったのか!…


そこから一気に吐き出す様にして


突如遠吠えを上げて見せると、


それは爆音の衝撃波となり!…


モツ達や観客達を襲って行く!…


となると闘技場内は当然パニックになってしまうと、


モツ達も耳を閉じて必死に耐え抜こうとするのだが…


この遠吠えはもはや攻撃技なのか耳を塞ぐだけで


ガードの判定になってしまい!…


自身のTPが削られて行く事に


モツがハッと気が付いた反応を取って見せると、


当然驚きを露わにする!…


そうしてアヤやオリハも耳を塞ぎ


必死に耐え抜こうと頑張っている中…


この時刀を構えるマサツグだけは


まるで効いていない様子で淡々と!…



「……[鑑定(アプレェィザァル)]!!」



__ピピピ!…ヴウン!…


 -----------------------------------------------------------------------


「中毒のバルトグロメイア・フルバスター」  


 Lv.65 ユニークモンスター 二つ名「中毒」


HP 965000 ATK 950  DEF 750


       MATK 0  MDEF 245



 SKILL


 狂戦士 Lv.??? 薬物耐性 Lv.??? 鋭利な爪 Lv.18 残虐性衝動


 天性の肉体


 -----------------------------------------------------------------------



まずは安定の初手とばかりに[鑑定(アプレェィザァル)]!…


そしてその目の前に居る化け物に対して


全然何とも思っていない!…


まるで慣れた様子でジッと相手の姿を見詰めて行くと、


まずは相手の動向を探り!…


と、一方でやっと満足する位に吠え終えたのか!…


ゆっくりと体を戻してマサツグを見下ろし!…


そこでマサツグが小さい!…


まるで豆粒程度にしか見えない事に


ニヤッと笑みを浮かべて見せると、


上機嫌に話しを口にする!…


 

「……プフッ!!…


ブァ~ッハッハッハッハッハッハッハ!!!…


アァ!!…サイコーノ気分ダゼエェ!!!!」



「ッ!…面倒な二つ名に化けやがった!!!…」



まるで生まれ変わったとばかりに大笑い!…


何なら自らサイコーの気分と語り!…


と、一方でマサツグの[鑑定(アプレェィザァル)]は


パーティに共有されて行き!…


そのステータスを見てオリハが戸惑い!…


モツやアヤが心配そうにマサツグの事を見詰めて居ると、


マサツグは相も変わらずバルトグロメイアを凝視!…


さも気にしていない様子で構え続ける!…


しかしその一方で更にバルトグロメイアが


ますます饒舌になって行くと、


今度は自身の体について語り始め!…



「ドウダ!?…


コノ更ニ膨レ上ガッタ俺ノ体ハァ!!!…オォ!?…


俺ノ体ハチィットバカシ特殊デナァ?…


幾ラ欠片ヲ打チ込ンダ所デ激痛ハ走ラネェシ!!…


自我モ飛ンデイカネェ!!…


欠片刀ヲ打チ込ンダ分ダケ更ニ強クナッテ!!…


最強ニ近付イテ行クンダ!!!…


…オ前ガ言ッタ通リニ持ッテイル


欠片刀ヲ全部使ッテヤッタ!!!!…


コレデモウオ前ノソノ妙ナ剣ニ


俺ノ体ガ負ケル事ハ!!……」



__ズオオォ!!…ググググ!!!…


…ッ!!…ババッ!!…



既にステータスを見てマサツグは


バルトグロメイアの体の秘密を知って居るのだが、


ご丁寧にバルトグロメイアは説明!…


何でもその肉体を手に入れたのも


欠片刀のお陰!とばかりに話して行き!…


次にはその右腕を振り上げ!…


マサツグに狙いを定めた様子で


グッと肘を曲げて見せると、


そのまま力を溜める素振りを露わにする!…


するとマサツグもそれを見て


さすがに危ない!と感じたのか、


今度はバックステップで


一旦距離を取ろうとするのだが!…


その前にバルトグロメイアが拳を突き出し!…


自身の話しのオチも同時に着けて行くと、


特大級の地響きが!…



「無イ!!!!!」



__ドゴオオォォォンン!!!!…


キャアアアアアァァァァァァァァァ!!!!…



「……ブフ!!…ククククク!!!…


ブァ~~ッハッハッハッハッハッハ!!!…


イェアァ~ッハッハッハッハッハッハ!!!!!…」



それは闘技場のみならず外の山の表面にまで


到達して行き!…


何処かでその衝撃でか雪崩が起きた様な


音も遠くから聞こえて来ると、


観客達の悲鳴も響き!…


この時その様子を見て居た者達からすると、


マサツグの回避が間に合った様にはとても見えず!…


バルトグロメイア自身も手応えが有ったのか


次には大笑い!…


まるでこの一撃で仕留めた!とばかりに!…


左手で自身の頭を押さえながらに


ただただ勝ち誇った様子を見せると、


肝心の右腕は土埃に包まれ!…


そのマサツグの安否が分からない状態となってしまう!…


その際そのマサツグの状態を


思わず想像してしまった者は、


ミンチより酷い姿を想像したのか!…


思わず視線を逸らす様な反応を!…


何ならその一撃はマグダラスをも喜ばせる程で!…


これでマサツグを仕留めた!と…


思わずガッツポーズを見せる様な


そんな反応を露わにすると、


途端に闘技場内は沈黙!…


ただバルトグロメイアの高笑いだけが木霊する!…



「ブァ~ッハッハッハッハッハッハ!!!…


ドウダ!!…ドウダァ!?!?…


コレガ俺ノ(ちから)ダ!!!!…


コレガ神ニ選バレタ者ノ特権!!!…


蹂躙スル(ちから)ダ!!!!…


アァ~ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!!」



「…チッ!!…何が自分の力よ!!!…


ただドーピングしただけで、


自分の力でも何でも無いくせに!!…」



ただ下品な笑い声だけが木霊し、


そして自身の力に酔う者の戯言も聞こえ!…


何ならそれを認める様に観客達も沈黙!…


ただマサツグの死を悼む様に目を閉じ、


誰もが遂に希望を失った様に!…


その現場の様子を直視出来ない素振りを見せて居ると、


ここでアヤが珍しく舌打ちを!…


更に文句の言葉を吐いて捨てる!…


それは自身で得たモノではなく


欠片刀のお陰である事を口にすると、


オリハは当然まだ生きて居る!とばかりに


その土埃が立って居る所を見詰め!…



「…兄さんがそう簡単にやられる訳無いでしょ!?…


直ぐに分かりますよ!!……頼むよ兄さん!!…」



「…ッ!…あ、当たり前だろ!?…


魔王の大技を真正面から


受け止めに行く様な奴なんだぞ!?…


早々簡単にくたばる訳が!?…」



「そ、そうでありんすオリハ!!…


このわっちの力を奪った男でありなんし!!…


わっち達に勝ててあのデカ物に負ける筈が!?…


…ッ!?…」



信じては居るもののやはり不安も覚えるモノで!…


思わずオリハが祈る様にして言葉を


ポロッと漏らしてしまうと、


それを聞いたモツも思わず不安がうつった様に


言葉を口に!…


だがそのまま飲まれるのではなく払拭する様に!…


マサツグがまだ生きて居る事を促す様に話しをすると、


次にはフィロも言葉を揃える!…


それは自身がテイムされた時の事を口にすると、


それでも珍しく弱気になって居るのか


両手をブンブンと振って見せ!…


それはまだ幼女の時の癖が抜けて居ない様子で有り!…


とにかく大丈夫!とばかりに


フィロがムキになって居ると、更にある変化が!…


それは闘技場全体が一体になる様な


出来事が起きるのであった!…



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