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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-
557/634

-第六章七十一節 触れられたくない過去と狂犬主人とハンデの提案-



準決勝第二試合…


シード枠で出て来た凶悪犯バルトグロメイアは、


あの伝説とまで言われて居るシルビィを


前にしても不敵な態度を!…


それはただ自分好みのメスが立って居るとしか


見て居ない様子で笑って居り!…


対してシルビィもそんな下種を相手に


何か仕掛けて来るのではないか?と…


警戒をして見せると、


迂闊に相手の挑発に乗らないよう動向に


気を掛けていた!…


するとバルトグロメイアもそんなシルビィに対して


挑発を口にし始めると、


それはシルビィを馬鹿にするよう嘲笑い!…



「…おやおや~隊長さぁ~ん?…


もしかして自信が無いのかなぁ~?…


こっちはただ棒立ちしてるだけ言ってるのに!…


まさか出来ないなんて言う訳じゃあねぇよなぁ?…


…ここで伝説の神姫なんて呼ばれているけどよぉ?…


実際は八百長でもして手にした栄光って奴なのかぁ~?」



__ブーー!!…ブーー!!…



「……そう言えばあの頃もそうだったなぁ~?…」



「ッ!?…」



周りからブーイングを浴びようが余裕!…


全く怯む事無く話しを続け!…


シルビィ自身もまるで腰抜け!とばかりに煽って行き!…


ここでの名誉もまるで仕組まれて


手に入れた様に言って見せると、


ただただ見下しながら笑い続ける!…


その際ここまではシルビィも大して気にする事無く、


冷静に聞き流す様子を見せて居たのだが!…


次にバルトグロメイアが何かシルビィの過去を


知っている様子で話しをすると、


途端にハッとした様子を…


それは若干慌てる様なそんな反応を露わにする!…


しかしバルトグロメイアも当然そんな反応を見て


ニヤッと更に笑って見せると、


続けて意味深な事を口に!…



「ほぉら、良ぉく覚えているだろぉ~?…


お前だってここに流れ着くまでの間!…


あの暗ぁい!…さむぅ~い地下で寝泊まりして…」



「ッ!!!!…やめろおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」



__ギュオォ!!…フォンフォン!!…



それはまるで思い出させる様に語り掛け!…


シルビィもその話を聞いてふと何かを思い出した様に


ハッと目を見開いて見せると、


次には過敏に反応をする!…


それは明らかなまでの拒絶反応!…


その際シルビィは吠えると真っ先にバルトグロメイアに


向かって突貫して行き!…


そこで大きく槍を振り被り


そのまま襲い掛かって行くのだが、


バルトグロメイアはさもカンタンに回避して見せ!…


この時その槍捌きは感情が表立って居たものの鋭く!…


それを回避した事で観客達も驚いた反応を見せて行くと、


一方でバルトグロメイアは…



「おぉおぉ!!…そんなに怒るなよ!…


そんなに怒った様子を見せられると…


興奮するじゃねえか!!…」



「黙れ下種がぁぁぁぁああああああ!!!!」



まるでそんなシルビィの反応を楽しむ様に笑い続け!…


更に虚仮にする様な事を口に!…


何ならこの程度か?と言った具合に


体を軽く動かし始め!…


さも準備運動にもならない!と言った


反応を取って見せると、


更にシルビィは激昂する!…


それは普段クールに振舞って居る


シルビィからはとても!…


想像出来ない位に怒っており、


それを目にして観客達やマサキ達は更に驚き!…


一方でその一部始終を見ているフィロ達にもある反応が…


それはバルトグロメイアの動きについてで、


フィロはさも見た事が有る様子!…


パルシィもあの巨体で達者に動く様子を


目にして驚いて見せると、


解説の様な事を口にする!…



「…ふむ、見る限りシルビィを


虚仮にするだけの事はあるようじゃな?…


…にしても?…あの動き…


何処かで見た覚えが?……うぅ~ん…


恐らく何処かの闘技場であった様に思うが…


はて何処じゃったろうか?…」



「……あの筋肉の量であの動き!…


言わば脱げないへビィアーマーを


着ている様な物だから!…


並大抵の攻撃は恐らくあの体に


弾かれ意味を成さないであろう!…


そしてあの動き!…


あの動きから繰り出される打撃は


私としても想像をしたくない所だな!…


…恐らく今のあの娘にとっては難敵!…いや!…


天敵と言っても良いレベルに思える!…」



「…そうじゃのぅ?…


この戦いはシルビィに


とってかなり厳しいものになるじゃろう…


あの手の筋肉達磨は


ちっとばかしコツがいる相手じゃからなぁ?…


…今のシルビィにその技量が有れば……或いは…」



「ッ!?…そ、そんなぁ!!…」



そのたった一つの動きだけで色々と看破をして行くと、


敵ながらにやる!と言って素直に褒め!…


その際運動能力・防御面・攻撃面と共に高評価を口にし…


その上でシルビィがバルトグロメイアに


勝てるかどうかについても漏らして行くと、


さも難しい!と言って見せる!…


それはシルビィが思って居る通りに!…


何かイレギュラーが起きれば


ワンチャン!倒せると言う様に語って行くと、


それを聞いたくまさんにマサキも更に困惑して見せ!…


その一方で二人の解説など聞いて居ない観客達は


未だシルビィの勝利を信じ!…


苛立ちを覚えながらもエールを!…


攻撃を繰り出し始めたシルビィに声援を送って行くと、


届いて居るのか居ないのか…


シルビィもそれに応をする様に槍を振るう!…



__フォンフォン!!…フォン!!!…



だが幾らシルビィが懸命に槍を振るおうとも


その一撃が当たる事は決してなく、


ヒラリハラリと避けられてしまい!…


そしてその度にバルトグロメイアは笑みを零し!…


まるで獲物が弱って行く姿に興奮を覚える様な!…


そんな表情を見せて行くと、


一方でシルビィも思う様に動けないのか?…


まるで振り回される様に追い駆け続ける!…


するとそれを見てバルトグロメイアも


更に悦を見せる様に言葉を零すと、


無様!と言わんばかりにシルビィを煽り!…



「…へへへ!…随分と熱くなって来てるじゃねぇか?…


…で、如何するんだ?…


俺はこのまま追いかけっこをしてても良いがぁ?…


隊長さんはそう言う訳には行かないだろぉ~?…


何せここに居る


全観客達のスーパースターなんだからよぉ~?…」



「クッ!!…ハアァ!!」



__ブン!!!……ッ!…トトッ!…



「…クッ!!…はぁ!…はぁ!…」



となるとシルビィもそれを受けて更に猛攻!…


だがやはり一撃として掠る事も無くなり!…


ただ悪戯に体力だけを消耗する事になって行くと、


ここでシルビィは一旦動きを!…


息を切らしながらも落ち着き始める!…


するとその一方でバルトグロメイアも


攻撃が止んだ事でスッと落ち着いて行くと、


スタミナも完璧の様子で息を切らす事無く


堂々とシルビィの前に立ち!…


そうすると次には相も変わらず舐めた態度で


上から目線の言葉を口に!…


ニヤニヤと終始下卑た笑みを浮かべて見せ!…


やはりシルビィを玩具として認識して居るよう


漏らして行くと、更にシルビィの心を乱す!…



「…おぉおぉ?…そんなに息を切らしちまってぇ~?…


だぁからハンデを提案してやったってのによぉ~?…


素直に言う事を聞いていればぁ?…


そんなに苦しい思いをしなくて良かったのになぁ~?…」



「ッ!!…クッ!!!…」



まだまだ遊び足りない!と言った具合に


シルビィを見下ろし!…


そして精神をも削る様に言葉を口に!…


その際バルトグロメイアは余裕の腕組みで


やはり下卑た笑みを浮かべて見せ!…


それは一度としてその笑顔が崩れた事は今の所無く!…


シルビィもそれに気が付いて居る様子で!…


歯を食い縛り怒りに震える反応を露わにすると、


苦虫を噛んだ様な表情を浮かべる!…


そしてやはり悔しいのか言葉もポロッと漏らして行くと、


次にはバルトグロメイアが再度あの提案を口にし出し!…



「……はあぁ~…にしても?…


…確かにこんな美人さんに


追い掛けられるのは楽しいがぁ…


単調過ぎてちっとばかし飽きて来ちまったなぁ~?…


…で?…如何すんだ?…やっぱハンデは要るかい?…」



「ッ!?……クッ!!…」



それはもう飽きたと言った様子で溜息一つ…


そして進展も無い事を口にするよう零し始めると、


その際途中まではさも楽しかった様子で語り続け!…


しかしその後はシルビィがチョロすぎる!と


ダメ出しもし始め!…


自身に振り回されて居る事を堂々と話し!…


このままでは何も起きない事についても触れて行くと、


そこで再度ハンデを!…


シルビィに笑いながらに提案をする!…


それはまるで刺激が足りない!と言った様子で


やはり笑みを浮かべて見せると、


シルビィも再度その提案をされた事で


またもや歯を食い縛り!…


勿論感情的になってはいけない!と自制して行き!…


そしてバルトグロメイアを睨むだけに


留めて見せて居ると、更に向こうは調子に乗り!…



「俺は心が広いからまだハンデをくれって


言うんならくれてやるぜ?…


まぁ…その調子だとハンデをやっても


俺を降伏させる事なんて出来ないと思うが?…


相手はかの伝説の近衛隊長さんなんだ!…


少しは立ててやらないとなぁ?…」



「………。」



それは今からでも間に合う!とばかりに言葉を続け!…


何ならハンデ無しで絶対に負ける事も無い!とばかりに


豪語すると、さもシルビィのプライドを煽り!…


となるとその提案を受けてシルビィも


フッと黙ってしまい!…


次には何かその場で若干俯く…


そんな反応を観客達やバルトグロメイアに露わにすると、


静かにその場に立ち尽くす!…


それはまるでもう戦う事を諦めた様に


周りからそう見えてしまうと、


観客達もバルトグロメイアの発言に不満を爆発!…



「ッ!!!!…ふざけるなぁ!!!!」



「この薄汚い人殺しが!!!!」



「アンタなんか!!…アンタなんか!!!…


今に戦姫が蹴散らしちゃうんだからね!!!!」



「ッチ!!!…雑魚共が本当にウルセェな!?…


……すぅ~…」



それは更に苛烈な言葉となって振り掛かり!…


誰一人として一切バルトグロメイアの事を


認めない!と言った様子を露わにすると、


今大会最大のバッシング具合が見られる事に!…


そしてそれはまるで怨嗟の声となる様に


闘技場内に響いて行くと、


そのバッシングに対してバルトグロメイアも!…


ただずっと黙って来ている訳でもない様子で!…


と言うのも次には不満有り気に舌打ちをして見せ…


鬱陶しそうな感じで辺りを見回しポソッと


不満の言葉を口にすると、今度は軽く息を吸い出す!…


となるとただでさえ分厚い胸板が更に厚くなって行くと、


そんな様子に観客達も何事?と言った具合に


警戒をするのだが!…



「…ッ!!!…


喧しいんだよこのクソ雑魚共がああぁぁぁ!!!!!!」



__キィ~~~~~~~ン!!!!………



次の瞬間息を吸い切った所でバルトグロメイアが


観客席に向けて大咆哮!…


それはトンデモな爆音となって観客達を襲って行き!…


まるでハウリングが起きたかの様に!…


その声を聞いた者達の耳をキィ~ンとさせてしまうと、


あっと言う間に黙らせて見せる!…


その際その衝撃に耐えれなかった者達は


白目を剥いて気絶すると、


もはやお約束とばかりにピクピクと痙攣してしまい!…


だがその一方でまだバルトグロメイアの


文句は止まらず!…続けて口だけの観客達に!…


喧嘩を吹っ掛ける様にその言葉を続けて見せると、


更に威圧も放って行く!…



「さっきから黙って聞いてやっていたが


もう限界だぁ!!!…


大して力の無ぇ奴が


ピーチクパーチク騒ぎやがってぇ!!!!…


そんなに気に喰わねぇんなら


俺を倒してみやがれえぇ!!!!!…


口だけ達者な奴には用は無ぇんだよぉ!!!!!…


…何だったら今から


全員ブチ殺しに回ってやろうかぁ!?…あぁ!?…」



__ッ!!!!…シィ~~~~~ン……



「……何だよ?…さっきの威勢は如何したんだ!?…


やっぱり怖くて何も出来ませんってか!?…


…ケッ!……やっぱりクソ雑魚共じゃねえか!!…」



それはまるで某・一狩り行こうぜのゲームの


モンスターが使う!…


バインドボイスの様に響いて行くと、


その威圧とやる!と言う言葉で観客達を委縮させ!…


と、そんな観客達の様子を見て嘲笑い!…


誰も恐怖で動けなくなった事を口にすると、


またもや不敵な笑みを浮かべる!…


それは自身に対して絶対的な強さを


確信している様子でもあり、


ただただ俺TUEEE!!と言う具合に


その場の独壇場を勝ち取り!…


するとその一方でその様子を同じく観覧デッキでも!…


マグダラスがやり過ぎ!とばかりに焦っており!…


自身の考えに見誤りが有った!?と恐々とすると、


何もする事が出来ないでいた!…



{……チッ!!…バルトグロメイアの奴め!!…


ただ邪魔者を排除すれば良いと言ったのに!…


何をしておるのだ!!…


…やはりあ奴を使うのは早計!!…


諸刃の剣であったか!!…}



__……スッ…



それはマグダラス自身もバルトグロメイアを


止めれない!と言った具合に、


ただただ上からその蛮行に対して


黙って居る事しか出来ず!…


そして最悪な事にマグダラスの中でも


そのバルトグロメイアを止めれる!…


そう言った者はシルビィと…


女王位しか分かる範囲で居ない事を考えて行くと、


更に心の中で焦りを覚える!…


その際女王もその様子を見て


何か若干の不快感を覚えた表情を露わにすると、


ジッとバルトグロメイアの事を見詰め続け!…


と、ここで唯一倒せるかもしれない者が動きを見せ!…


俯いて居た顔をスッと上げてバルトグロメイアに


視線を向けると、次には声を掛け!…



「……バルトグロメイア…」



「ッ!……あぁ~ん?」



この時バルトグロメイアに


声を掛けたのは言うまでもなくシルビィ!…


シルビィはこの時何か覚悟を決めた様な


表情をして見せ!…


その際いつも以上に更に冷徹な視線を露わにすると、


まるで凍て付かせる様にバルトグロメイアを


見詰め続ける!…


するとそれに対してバルトグロメイアも


ピクッとばかりに反応をすると、


相も変わらず見下した様子で返事を口に!…


それはまた暇な鬼ごっこが始まるのか?と言った具合に


聞いて居り!…


そっぽを向きながら耳の穴を掻いて見せると、


シルビィは徐に確認の言葉を!…


ハンデの話を口にする!…



「貴方は確か私に()()()()()()


と申していましたよね?…」



「ッ!……へ!…だったら如何なんだ?…」



「…ッ…貴方の言う通り…


今から()()()()()()()かと思いまして…」



それはまるでまだ話が有効であるかを


確認するよう問い掛けると、


その話が出て来た事でバルトグロメイアも


話を聞く態度を変え!…


と言うのもその言葉を聞いて途端にハッとして見せ!…


目を見開き嬉々としてまだ有効である!とばかりに


鼻で笑いながら返事をすると、


シルビィは表情を変える事無く!…


次にはバルトグロメイアの提案に


乗るよう言葉を続ける!…


するとその返事を聞けた事でバルトグロメイアは


更にピクッと反応をすると、


これまたニンマリと笑って見せ!…



「ッ!!…ほほぅ?…」



__ザワッ!!…どよどよ!!…どよどよ!!…



それは勿論その話を待って居た!と言った様子で有り!…


その会話に観客達も途端にハッと我に返る


そんな反応を露わにすると、


次にはドヨドヨとどよめき始める!…


勿論自分達が信じて来た無敵の神姫が!…


敵にハンデを貰おうとして居る事にショックを受けると、


同時にそうまでしないと勝てないのか!?と言う事を


悟り!…


と、その一方でモツ達も漸く観客席にへと戻って来て!…


今の状況について謝りながら訪ねて行くと、


事は更に波乱を迎えようとして見せ!…



「…はあぁ!…すまん今戻った!!…で、状況は?…」



「っ!?…あの様子は!……ッ!!…もしや!!…」



「いやしかしそうだとすると


かなり不味い事になるぞ!?」



「ッ!?…え!?…な、何!?…


もうクライマックスなのか!?…」



モツが若干疲れた様子で腰掛けると、


フィロとパルシィに状況の説明を求め!…


が、その言葉は二人に届いて居ないのか?…


二人は何か異変を悟った様子でシルビィを見詰め!…


双方共にこれはトンデモナイ事になる!と言った


意味深な発言だけをして行くと、


モツもそれだけを聞いて戸惑って見せる!…


と言うのもその二人の内容からだと


まるでもう決着が着く様に聞こえる訳で、


モツも慌てて闘技エリアの方に視線を!…


するとそこにはいつも以上に


何か覚悟を決めた様子のシルビィの姿が!…


と、同時にその目の前には


サイクロプス級の人狼が立って居り!…


その体格差にまず驚き!…


本当にこれ勝てるのか!?と言った


不安を覚えて見せて居ると、


更にそこへオリハとラグナスが合流!…


コッチは呑気な様子を見せて来る!…



「えぇ~っと?……あっ!…居た居た!…


くまさ~ん!!親父~!!」



「ッ!…ん?…おぉ!…戻って来たか!」



__……ッ!?…ッ!?!?…



「いやぁ!…めんど…じゃなくてしんどかったぁ~!!…


兄さんとやり合うのは当分御免って感じ…」



まるで目印代わりにくまさんの姿を見つけて行くと、


二人に声を掛けながらオリハは手を振り…


と、聞き覚えのある声で呼ばれた事に二人も反応!…


その呼ばれた方を振り返り!…


そこで無事帰って来た事に


ホッと胸を撫で下ろす様子を見せると、


更にオリハは言葉を漏らす!…その際酷く面倒!…


もとい疲れた事を誤魔化しながらに話して行くと、


マサキと隣に腰掛けるよう腰を下ろし!…


するとそれに続くようラグナスも更に隣に座り!…


ラグナスが観客席に来た事で近くの観客達は


若干パニック!…憧れの人が居る!…


試合に集中出来ない!と言った反応が見られると、


一方ではオリハの話を切る様にある事が!…



「ほぅ~?…


…それはそうと二人して何を喧嘩してたんや?…


あんな激しい喧嘩する事なんか家でも無いやろ?…」



__ヒョコ!…ウンウン!…



と言うのもそのオリハの話を切ったのはマサキで、


やはり先程のあの大荒れの喧嘩の原因が


気になった様子で言葉を口に!…


何なら喧嘩自体が珍しい!と言った具合に話して行き!…


くまさんもその話に参加をするようマサキの陰から


スッと顔を覗かせて見せると、


さも同意をする様に頷いて行く!…


するとそんな話の切り変わり様に


オリハも面食らったが如く!…


ビクッと反応をして見せると、


次には答え難そうにそっぽを向き!…



「うぇ!?…あぁ…えぇ~っと…それは…」



{……一回は助け舟を出そうかと思ったけど…


予想以上にオリハの戸惑う姿が


面白いから放置しておこう…}



それは見るからに焦りの色を見せて居り、


何なら誤魔化す気も露わに!…


しかしオリハの中で良い言い訳が


思い付かないのか言葉に悩み!…


モツもそんな様子にふと気が付いた具合に反応をすると、


次には助け舟を出そうとも考えるのだが…


しかしその時見たオリハの反応と言うのは!…


モツからするととても面白い様に見えたらしく、


振り回された事も含めて結果放置される事に!…


となるとその間オリハは


まるで調子の悪いコピー機の様に唸り続け!…



「あ~…え~…あぁぁぁぁ……」



「…ん?…如何したんや?…言われへんのか?…」



更には奇妙な汗も掻き出す事に!…


それは勿論焦って居るからであって!…


原因が原因なのでそのまま伝えれば間違い無く!…


くまさんによるお説教コースが


待って居る事を考えて行くと、


慎重に答えを選ばざるを得ない事に!…


更に勝手に追い込まれてドツボに嵌ってしまう!…


するとそんなオリハの様子に


勿論マサキとくまさんも不信感を積もらせると、


表情も徐々に問い詰めるモノに変わって行くのだが…



「……ま、まぁとにかく!…今はバルトグロメイア!…


言え隊長の事の方が気掛かりです!!…


何やら先程から不穏な様子!!…


これは一体如何言う事なのでしょうか?…」



__ッ!!!…バッ!!…キラキラ!キラキラ!…



「ッ!…あ、あぁ…それはやなぁ?…


何やアイツシルビィちゃんの事をナメとるみたいで!…


ハンデをやるとか言うて!…


それでシルビィちゃんもハンデを貰う事になって…」



ここで機転を利かす様にラグナスが話しに介入を!…


その際気にすべきは今目の前にある出来事!と…


シルビィの心配を口に出すと、


周りの様子が可笑しい事にも触れて行く!…


するとマサキとくまさんもまんまと


その話に乗せられたよう反応をすると、


次にはラグナスに状況を説明!…


と、その一方ではラグナスに助けられた事で


オリハが感激!…


この時さも惚れた様に目をキラキラとさせながら


ラグナスの事を見詰めて行くと、


一旦は追及を免れるのであった!…


尚その際ラグナスがオリハの隣に座って居る事で


ファンからは何か嫉妬の視線を!…


それは羨ましい!と言ったモノが向けられており!…


オリハもふと何か奇妙な視線を感じる?とばかりに


反応をすると、ただただ戸惑って見せてしまう!…



さてそうして話は戻り闘技エリア中央に、


依然としてシルビィがバルトグロメイアを睨んでおり!…


バルトグロメイアはシルビィの事を見下しており!…


何なら提案のハンデを求められた事で


ニヤニヤが止まらず!…


それが余程可笑しいかったのか遂には!…


自身の顔に手を当てながら大笑いをし始めると、


その笑い声は闘技場内に木霊する!…



「…ククク!!…


あ~っはっはっはっはっはっは!!!!…


あ~~っはっはっはっはっはっはっは!!!!」



「………。」



それはシルビィの事を馬鹿にするよう大笑い!…


一方でシルビィは何も語らず睨み続け!…


それはまるで怒りを溜めて居る様にも見えて行き!…


ラグナスがその様子に気が付いたかの様に凝視すると、


目を真ん丸にして若干震える!…


その際久しぶりに見ると言った具合に


シルビィに畏怖の念を持って居ると、


一方でバルトグロメイアは饒舌に!…



「あぁ~っはっはっは!!!…


ッ~~!!…おいおいテメェら!!!…


今さっきの言葉聞いたか?…聞いたよなぁ!?…


…罪人の俺に対してあの伝説の近衛隊長様が


ハンデを要求してきたぞ!?…


ッ~~!!!…


お前達がヒーローって崇め奉っていた


あの近衛隊長様がだぞ!?…


あ~っはっはっはっはっはっは!!!!…


あ~~っはっはっはっはっはっはっは!!!!」



__………。



それは周りの者達にも問い掛けるよう声を掛け出し!…


さも情けない!と言った事を口にするが!…


それでもシルビィは全く動じない!…


その様子に何か恐怖を感じさせる!…


と言ってもその恐怖を感じて居るのは観客達であって、


肝心のバルトグロメイアは何とも思って居らず!…


するとそんなバルトグロメイアに対して


シルビィが言葉を…


それはいつもの冷静な様子で話しをすると、


ハンデについて改めて尋ねる!…



「……で?…如何なのですか?…


ハンデは頂けるのでしょうか?…」



「ッ!…クククッ!!…あぁ~!!…


あぁ、いいぜぇ~?…


俺は心が広いからよぉ~?…


その近衛隊長さんの頼みを聞いてやるよ!!…


…但し!!…最初に言った通り制限時間を設ける!!!…


時間は…そうだなぁ~……()()


()()()位で良いかぁ~?…


その間に俺を一度でも参ったと言わせれば


近衛隊長さんの勝ち!!…


5分後に俺が動き出して


近衛隊長さんをぶちのめす!!…


…それで良いか?…」



「……えぇ…それで結構です…」



シルビィが承諾するのかしないのか?について


尋ねて行くと、バルトグロメイアは


漸く笑いを堪える様に返事を!…


この時もやはり舐め腐っている感じで返事をして見せ!…


最初の約束通りに時間制限を設ける事を口にすると、


適当に時間を決めて行く!…


そして改めてルールを説明するよう


下卑た笑みを浮かべながらに話しをすると、


既に勝ち誇った様な具合に声が上ずり!…


しかしシルビィは動じず同意!…


こうしてバルトグロメイアからハンデを貰い!…


バルトグロメイアもその返事を聞いて


両手を左右に広げて見せると、


次には手を叩いてパンと鳴らす!…



「へッ!!…O~K!!…じゃあ、始めようぜ?…


5分ってのは以外にも短いモンなんだぁ……」



__ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…ヒタッ…



「………。」



「……よし…この位置で良いだろう…じゃあ始め……」



さも商談成立とばかりに手を鳴らして見せると、


上機嫌に余裕とばかりに言葉を漏らし!…


その際バルトグロメイアはシルビィから


距離を取る様に離れて行き!…


さも不正が無い事をアピール!…


どの方向からどの様に見ても絶対に見られる


エリア中央へと立って見せると、


次にはシルビィに反撃の意思が無い事をアピール!…


後ろ手に手を組んで見せる!…


そして堂々とその場で仁王立ちをして行くと、


今度は準備完了!とばかりにシルビィに声を…


と、それまでの間シルビィはスッと俯き!…


時間に約1~2分程度で一気に殺気を放って見せると、


次の瞬間シルビィは電光石火の如く動きを!…


一気に肉薄してその最初の一撃を見舞って行く!…



__シュン!!…ッ!?…どよぉ!?…



「ッ!!!…ハアァ!!!……」



__バキイイィィィ!!!…ッ~~~~!!!…



それは突如視界から消えた様に見せると、


周りの者達はその光景に勿論驚き戸惑い!…


と、それはバルトグロメイアも例外では無く!…


突如動きが変わってハッ!と面食らった様に!…


思わず一回瞬きをしてしまうと、


そこにはもうシルビィの姿が目の前に!…


そこから流れる様に顎を右側へと流されてしまう!…


それは激しい衝撃音を立てて行くと、


バルトグロメイアを悶絶させ!…


が、その場から動かす事は叶わず!…


バルトグロメイア自身耐えた様子で踏ん張って見せると、


すかさずシルビィが二撃目を!…



__ヒュン!!!…バキイィィィ!!!!…



「ッ!!…グオッ!?…ッ~~~!!…


…さっきまでとは全く違う!!…


まさか!!…隠してたってのか!?……ッ!?…」



「…ッチ!!…しぶといですね?…」



今度は顎を打ち上げる槍捌き!…


これまた見事に芯を捉えて行くと、


間違い無く気絶コースとなる筈なのだが!…


バルトグロメイアは歯を食い縛って耐えて見せ!…


そこからやはり動く事のない!…


異様なまでの頑丈さを露わにすると、


観客達を絶句させる!…


だがやはり予想外なのか喰らった本人自身も


驚いた様子で言葉を零すと、


まさか!?と言って若干慌てた反応を!…


その際チラッとだがシルビィの姿を確認して行き!…


そこでシルビィが人狼の姿に戻って居る!…


仕留め損ねた!と言わんばかりの表情を


浮かべて居るのを見つけて行くと、


更に焦りを見せてしまう!…


と言うのもそのシルビィの目からは


もう一切の情も無い様子が伺え!…


ただ純粋な殺意だけが向けられており!…


と、そんな突然の会心振りに観客達も更に絶句!…


しかし希望は見出せ!…


そのままシルビィの会心撃振りに期待をすると、


一方で何か不安げな表情を


浮かべる二人の姿が有るのであった!…



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