-第三章二十五節 お約束(宮殿編)とシロの寝相とミスティーのお着換え-
色々と夜遊びに出てやらかした後日…いつものルーティーンを熟してゲームにログインするとある事件が起きて居た…
__フィィィィン……
「……ん…んん~~!!……ハァ…
…あれ?…視界が?……え?…あれ?…」
…視界が真っ暗なのである。確かに今まで寝起きの時に色々とあったが視界が真っ暗だと言うのは恐らく初めてで…マサツグも目を覚まして直ぐに視界が真っ暗だと言う事に気が付くと、若干の戸惑いを隠せないでいた。当然これには正真正銘バグなのでは!?…と考えると、運営先に…何ならロディが近くに居る筈!…と考えては連絡をしようとするのだが、体も動かず!…本当にこれは!?…と言った様子で意識だけが見事に起きていると、ハッとある事を思い出す様に考える…
「……そう言えば最後終わった時
シロ何処で寝てたっけ?…
ベッドの上で寝かしたのは間違いないが…
いつもの様に腹の上では無いよな?…
じゃあもしかして?…」
__スッ…ぺふっ…むにっ!…
「ん!…ふぁ!…」
{……原因分かったわ…}
マサツグが思い出した事とは最後にシロを寝かせた場所で、マサツグの記憶が正しければシロは自身の隣に!…いつのもポジションでは無く、自身の顔と同じ位置にシロを寝かせ、並ぶ様にして寝たと言う事であった。勿論並ぶ様にしてと言うのも、顔を突き合わせる様にして寝たと言う意味で有って…決して自身の顔とシロの腹の位置を同じ高さにして寝たと言う意味では無い。そしてそんな事を思い出したマサツグは自身の腕も普通に動くと言う事にも気が付くと、徐に自身の顔に向かい手を伸ばし…そこで何やら柔っこい物を、何ならシロが擽られて反応した様な声を漏らした事を耳にすると、目の前が真っ暗だと言う原因を突き止める。如何やらいつものフェイ〇ハガーらしい…シロはマサツグを抱き枕にする傾向が有るらしく、思い返してみればマサツグの腹の上で寝る際も…
マサツグに張り付くよううつぶせに大の字で寝ており、今回張り付いたのが顔であったと…マサツグも理解した様子で思わず溜息を吐くと、今度は体自体が起きない事に焦点を向ける。
「……はあぁ~…OK?理解した…
で、今度は体が動かない理由だが……」
__スッ…スッ…むにっ!…
「ん!……あぁ!…」
「ッ!?…えぇ!?…」
シロにフェ〇スハガーをされたまま動かない体の原因を探るよう手探りに調べていると、何やら右隣の方で手応えが…それこそシロより柔っこい物がダイレクトに!…それと同時に恐らくミスティーらしきセンシティブな声が聞こえて来ると、マサツグは全てを悟った様子で途端に慌てる!…何故自分の隣にミスティーが寝ているのか!?…そしてまた何故マサツグの体にしがみ付いて居るのか!?…何なら自身の王宮では無く余所様の宮殿で!…この様な事態になったのか!?と更にマサツグが慌てて居ると、慌てた際咄嗟に放した腕は左隣に移動する!…すると…
__フォン!…ペチッ!!…
「あん!……もう♥…乱暴なんだから♥…」
「ッ!?!?…んッんッ~~~~!?…
んッ~~~~~~!?…」
マサツグが動かして居たのは左腕…そして慌てて逃がした左腕は何やら筋肉質な固い何かに当たり…それと同時にロディらしき声が喜んだ様子で声を上げると、マサツグは更に驚く!…状況を説明すると右にはミスティーが寝ており、左にはロディ…顔面はシロにフ〇イスハガーをされては状況が見えず…左腕を動かせる事からロディは如何やらマサツグにしがみ付いてはおらず、恐らく添い寝をする様な形で横になって居るのだろう…だが、そう言う問題ではなく!…マサツグはシロにフェイ〇ハガーをされながらもロディに如何してこうなったか!…について尋ねると、ロディはよく聞き取れないながらも返事をする。
「……シロちゃんのお陰で何を言ってるか
分からないけど…まあ強いて言うなら…
朝起きたら皆マサツグちゃんの所に
集合して居たから便乗しちゃった♪…
って、所かしら?…」
「んッ~~~~~~!!!!…
んッ~、んッ~~~~!!!!!…」
「あら♥…私から見ても早々無いVIP待遇よぉ?♥…
右には絶世のケモミミ美女!…
お顔にはこれまた可愛いケモミミ幼女!…
左にはビューティフルバルクな
ナイスマッチョのオネェ!!……ってぇ?…
ここまでケモミミと来て居るのなら私も付けた方が
良かったかしら?…ケモミミ?…」
「んッ~、んッ~~~~!!!!!
んッ~、んッ~~~~~!!!!!」
本人には見えないながらも若干困った様子で首を傾げ、自身が添い寝をしている理由についてはその場のノリとロディは答える。当然それを聞いてマサツグはフェ〇スハガーをされながらもロディにツッコミを入れると、この状況から脱する為に救助を求め!…だがロディはそのマサツグの助けを直ぐには聞き入れず!…勿体ないと言った様子で現状の状態について話すと、マサツグの事を弄り始める!…その際ミスティーにシロと…ケモミミを付けて居る事から自分も付けた方がいいかしら?と尋ねる始末で、それを聞いてマサツグが更に激しいツッコミ様を入れると、シロはその言葉の振動がお腹に響いて擽ったいとばかりにモジモジとする…
「ッ!…う、うぅ~ん…」
__…ムギュッ!!…すぅ~…すぅ~…
「ッ!…あらあらシロちゃんったら♥…
本当にご主人様の事が好きなのねぇ~?…
…因みに今の現状ミスティーちゃん位しか
私には如何する事しか出来ないけど?…」
「んんッ~~~~!!…
んん~~~~~~!!!!…」
シロは擽ったいとばかりにお腹をマサツグの顔に摺り寄せ…黙らせる様に擽ったいのを落ち着かせると、また健やかな寝息を立てる…そんなシロのグッスリ具合にロディも微笑ましいと言った様子で見守って居ると、突如としてマサツグへ自分に出来る範囲での事を話し…マサツグもそれを聞いては何とか言葉を口にしつつ!…問題が起きる前に!…と言った様子でロディへお願いをすると、シロにフェイスハガーをされながらも何度も頷いて見せる!…
__ブンブンブンブン!!!…
「はいはい!…じゃあ、ちょっとだけ待っててねぇ?…
……よっと!……にしても凄いわね?…
あれだけ首を振ったにも関わらずビクともしない!…
よっぽどシロちゃんはマサツグちゃんの事が
好きなのねぇ~?」
マサツグの必死の頷きようを見てロディは漸く重い腰を上げ、マサツグに返事をして身軽に跳び起き!…ミスティーの寝ている反対側に移動すると、お姫様抱っこでマサツグの拘束を解く!…この時シロの拘束力に驚いた様子で寝ているシロに視線を向けると、ロディは全くブレる様子を見せなかったシロに対して敬意を表し!…その際続けてシロはマサツグの事が好きなのだと改めて感じた様子で言葉を口にすると、シロはそれに反応するよう寝言を口にする。
「……はいですぅ~…」
「ッ!…え?…」
まるで今質問されたからとばかりにグッドタイミングで!…シロは眠った状態のままロディに返事をし始め、ロディもその返事を聞いて驚いた様子で反応すると、ミスティーを抱えたままシロの方へ振り返る!…この時ロディは今まさに隣のベッドにミスティーを移動させ寝かせようとしていた最中なのだが、突如返事をされた事に起きた?…と言った様子で振り返ると、その当の本人は今だ眠っており…何なら相変わらず幸せそうな寝顔をロディに見せて居て、ロディもそのシロの反応にまさか!…と言った表情を浮かべていると、シロは更に寝言を続ける。
「シロはぁ……シロはごひゅじんしゃまのことが…
だいすきなのれすぅ~……すやぁ~…」
「ッ!……あらあら♪………ふぅ!…
寝ながらでも答えれる位に愛されて居るのね?」
「………。」
シロは寝ながらモソモソと喋り…笑みを浮かべながらマサツグの事が大好きである事を口にすると、そのまままた寝息を立てる。そんな微笑ましいを通り越してもはやエスパー染みたシロの寝言に…ロディも更に驚くと笑いながらミスティーを隣のベッドに移し、シーツを掛けて一段落と言った様子で一息吐くと、マサツグにチャチャを入れるよう言葉を掛ける。だがその肝心のマサツグはと言うと、微動だにする事無くベッドに寝ており…解放されたにも関わらず起きる気配も見せないまま…顔にシロの乗せたままただ石化した様に固まっていると、ロディはマサツグの耳を確認するなり更にチャチャを入れる。
「…因みにマサツグちゃんが
照れて居るのもバレバレよぉ~?…
だって耳は隠れてないもの?」
「ッ!…………。」
この時何故ロディはマサツグの耳を見てチャチャを入れたのかと言うと、マサツグの耳はシロの寝言が効いたせいか真っ赤に染まっており!…耳が赤く染まっていると言う事は何かに照れていると言う事であり!…それを見てロディは意地悪そうにニマァ!…っと笑みを浮かべると、ここぞとばかりに止めを刺しに掛かったのである!…そしてそれを指摘されたマサツグはと言うと、ビクッ!と反応した後静かに両手で耳を隠し…やはり微動だにしなくなり…シロを起こす事無くフェイスハガーをされ続けると、ロディはニマニマとその様子を笑い続けるのであった。
さてそのロディに弄られてから約30分後の事、マサツグを迎えに来たレイヴンとオーディックが宮殿へとやって来て…衛兵の案内の元そのマサツグ達の居る客室へと連れて来られると、意気揚々と中に入って来てはマサツグの様子に困惑する。
__ガチャッ!…ぎいぃぃぃ~…
「オッス、マサツグさぁ~ん!…
起きて…なさそう?…」
他のオーク達はあの宿屋に待機させて来たのか、やって来たのはレイヴンとオーディックだけ…二人は部屋の中に居る者にも挨拶をするよう部屋の中へ入って来るのだが、部屋に入るなりそこに居たのはシロを顔に乗せたまま微動だにしないマサツグの姿で…当然そんな様子にレイヴンは困惑し、オーディックもそのマサツグの状態に如何反応したものか?と言った様子で悩んでいると、ロディが二人に挨拶をする。
「ッ!…あら、おはよう!…いいえ起きてるわよ?…
ただある事がきっかけで起きれないの…」
「え?…ある事がきっかけって……バグ?…な訳…」
「…うぅん…バグよりもっと強力な奴!♥…」
「……え?…」
ロディは二人に挨拶をすると、同時にマサツグは起きていると返事をし…その際ただ起きる事が出来ないとマサツグの代わりに説明をし始め、それを聞いてレイヴンも悩んだ様子で返事をすると、バグが起きたのか?と問い掛ける。しかしもし本当にバグだとするのなら、ロディがこんなに落ち着いて居る訳が無いと考えては更に悩み!…ロディもレイヴンの問い掛けを受けて更に答えるよう!…意味有り気に直接的には答えず微妙にはぐらかしながら答えると、その答えを聞いては更にレイヴンは戸惑う!…そうしてマサツグと合流してこの石化の謎に直面をしていると、案内をしてくれた衛兵とは別の衛兵が部屋を訪ね!…何やら急いだ様子でロディやレイヴン達に声を掛けると、謁見の間に来るよう言い出す。
__ダッダッダッダッダッダッ!…バアァン!!…
「はぁ!…はぁ!…
お、おやすみ中の所失礼します!!…」
「ッ!?…吃驚したぁ!…
もう急に如何したって言うの!?…」
「も、申し訳ありません!…
大至急謁見の間にお集まり頂きたく!…
昨日如何やらこの宮殿内に
賊が忍び込んだようでして!…」
「ッ!?…マジで(ほんとだでか)!?…」
駆け込むようその衛兵が入って来ると、息を切らした様子で声を掛け!…その突然の登場に部屋の何かに居る全員が驚いた様子を見せると、ロディが文句を言う様に声を掛ける。その際シロとミスティーは今だ眠っており…ロディの問い掛けに対して衛兵も今だ慌てた様子で謝り出すと、謁見の間に来るよう言伝を話す!…この時同時に昨日の夜、賊が侵入した事をロディ達に告げると、何も知らないレイヴンとオーディックは驚き!…だがそれに関係しているマサツグとロディは内心ビクッとしており…思わずロディが本音を漏らしていると、マサツグも漸く落ち着いたのか体を起こす!…
「ッ!…ヤッバ!…忘れてた…」
__…ムック…
「……ッ!…マサツグ!…
体は大丈夫なのか?…」
__……グッ!…
「……いや…本当に大丈夫なのか?…」
マサツグはシロを顔に張り付けたまま起きると、辺りを見渡す様に首を動かし…そのマサツグが起きた事にレイヴンも気が付くと、マサツグの事を労わる様に声を掛ける。その際動けるかどうかについて質問をすると、マサツグは見えないと言った様子でレイヴンの声が聞こえた方を向いては、若干の間を開けてから無言でサムズアップをし!…レイヴンもその様子を見て本当に大丈夫なのか?と疑問を感じていると、オーディックが全員に急ぐよう声を掛ける!…
「そんな事を言ってる場合では無いだでよ!?…
女王様も心配だで!…
それにその侵入者はオラ達の集落を
襲った奴かもしんね!!…
早く女王様の所に行くだで!?」
「ッ!…あ、あぁ…とにかくほら!…行くぞ?…」
__コクリッ…ガタッ…スッ…
…コッ…コッ…コッ…コッ…
オーディックは慌てた様子で女王様の身を案じると、同時にその賊についての事が気になるのかマサツグ達を急かし!…その急かし様にレイヴンも慌てた様子で返事をすると、マサツグに声を掛けてはやはりその身を案じる。そのレイヴンの言葉にマサツグもやはり喋れないと言った様子で頷き返事をすると、シロを顔にくっ付けたままベッドから起き上がり!…もはや張り付かれる事に慣れた様子で歩き出し、ゆっくりと着実に前へ向かい進むのだが!…やはりシロが視界を奪って居る為、思う様に進む事が出来ない!…
「ッ!……おぉ!?…
ア、アンタ!?…ぶつかるだでよ!?…」
__ッ!…クルッ!…クル!…コッ…
「いや目の前にオラが居るだでよ!…
幾ら起こすのが可哀そうでもさすがにそれは…」
__ッ!…フルフル…
「……と、言うよりもこんな状況下でも
手を放そうとしないシロちゃんの方が凄いと思うが?…」
結果として目の前に居るオーディックへ向かい歩いて行ってはぶつかってしまうのだが、オーディックもただぶつかられるだけではなく!…マサツグを止めては危ない!と声を掛け!…一旦落ち着く様に声を掛けるのだが、マサツグは一度止まっては辺りを見渡し再び歩き出そうとする…その際何処に何があるのか勿論全く分かってはおらず、再び目の前のオーディックにぶつかりそうになり…当然これにはオーディックもツッコミを入れ!…シロを起こす様に言葉を掛けるのだが、マサツグは頑なに起こそうとはしない!…この時周りはそのマサツグの妙な意地に対して疑問を持ち出すのだが、それよりもシロの方が気になった様子で…寝ているのにマサツグの顔をガッチリホールドと!…本当に寝て居るの?…と思わず問い掛けたくなっていると、ロディはミスティーに緊急事態と声を掛けては起こしに掛かる。
「…ミスティーちゃん?…
ほら起きて!…緊急事態よ!!」
「…んん~……ッ!…
あれ?…ロディ様?…」
「おはよ!…朝早くから公務よ!…
昨日宮殿内に賊が現れたって!…」
ロディが寝ているミスティーに手を添えるよう体を揺すりながら声を掛けると、それに反応するよう徐々にミスティーは目を覚まし…眠い目を擦っては若干困惑した様子で目の前のロディを確認し、一体何が有ったのかを確認するよう声を漏らすと、ロディは先程から話している緊急招集の話を簡単に説明する。するとその話を聞いた途端、ミスティーも異変と気が付いた様子で目をハッと覚ますのだが!…それでもやはり困惑した様子で声を漏らし…まだ状況が飲み込めて居ない様子を見せると、その自身の体をゆっくりと起こし始める!…
「ッ!!…え!?…」
「今から皆でその詳しい話を聞きに行くから!…
今すぐ付いて来て頂戴!…」
「は、はい…分かりました…
では今から着替えを……」
__シュル…パサッ…ッ!?!?!?…
ただ緊急事態と言う言葉に反応するよう目を覚ました様子で、ミスティーは若干寝惚けており…だがロディは構わず話を聞きに行くよう声を掛け!…ミスティーに急かすよう声を掛けると、ミスティーはその言葉に慌てた様子で返事をしては着替え始める!…その際まだ部屋にはマサツグやレイヴン!…オーディックも残って居るのだが、そんな三人は視界に入って居ない様子で!…突如着替え出した事にレイヴン達やロディも慌て!…野郎共に早く部屋を出るようロディが声を掛けると、衛兵達にも助けを求める!…
「ッ!?…ちょ!!…ちょっと!!…
ここにはまだマサツグちゃん達が!!…
ッ!!…ほら貴方達も一旦外に出なさい!!…
あぁ、その衛兵二人!!…
貴方達女性よね!?…手伝って頂戴!!」
「ッ!?…は、はい!…」
__バタバタバタバタ!!…バタンッ!!…
「……オ、オラ!…びっくらこいたでよぉ~!…」
ロディの指示に衛兵達も慌てて返事をすると、槍を捨てては慌ててミスティーに駆け寄り!…慌しいままにレイヴン達も追い出されるよう部屋を後にすると、その部屋の前で唖然としては棒立ちする!…その際マサツグは依然としてシロを顔に張り付けて居るのだが、何が起きたのか分かっておらず!…オーディックはオーディックで吃驚したと漏らしては頬を染め!…目の前の光景が忘れられないと言った様子をモジモジとし出すと、ここで漸くシロが起きる…
「……ん?…ふあぁ~……あぁ…
…あれ?…ご主人様?…」
「……んんんん…んん…」
「ッ!…きゃん!…ご、ご主人しゃまぁ!…
くすぐったいですぅ~♪…」
{……腹を押し付けて来たのはそっちなんだがな?…}
今まで何故起きなかったのか不思議な位なのだが、シロは目を覚ますと大きく欠伸をし…そして今自分がマサツグの顔へ張り付いている事に気付くと、この事に疑問を持ったのか…まるで何が起きたのか分かって居ない様子で問い掛ける様にマサツグの事を呼んで見せると、マサツグはシロに若干呆れつつ挨拶をする。すると如何だろう…マサツグはシロに顔を抑えられているせいか、喋ると直接シロの腹を擽るよう振動させる事となり…シロはそれに反応すると擽ったいと言ってはキャッキャと喜び!…マサツグもこれには自業自得と更に呆れたよう心の中でツッコミを入れると、ただ離れてくれるのを待って居た…さてその後シロが離れてくれたかどうかと言う話なのだが、当然シロが離れる訳がなく!…顔に張り付くのが肩車に…百八十度回転しただけに終わると、ただ溜息を吐くのであった…
「……はあぁ~…」
「……ッ?…ご主人様?…」
「ッ!…あぁ…何でも無い…」
{…好いてくれるのは嬉しいけど…
…これって傍から見れば
如何映って居るのだろうか?…}
思わず溜息を吐いて居ると、シロがそれに反応するよう声を掛け…マサツグもそれに対して何でも無いと若干疲れた様子で返事をすると、改めてシロとの関係について考え出す…自分からすれば他愛のないじゃれ合いでしか無いのだが、もしかすると過剰に見えているのかもしれないと考え…ここに来てからのエルフ達の視線も重なり…色々と如何なんだろう?…と改めて考えていると、ミスティーの方も準備が出来たのか扉が開く。
__ガチャッ!…ギイィィィ…ッ!…
「お、お待たせしました…」
「ッ!…あぁ…大丈夫!…ッ!?…」
「ッ!?…あんで!?…フゴッ!…」
マサツグが考え事をしていると後ろの扉が開き…それに反応してマサツグ達も退く様に後ろを振り返ると、そこからロディや衛兵達と共にミスティーが姿を現す。この時ミスティーはマサツグ達に待たせて申し訳ないと言った様子で声を掛けると、マサツグはそんなミスティーに対して大丈夫と返事をしようとするのだが…その振り返った先に居たミスティーは如何にも攻めた格好をしており!…それに面食らった様子でマサツグが目を見開いて居ると、オーディックも驚いた様子で豚鼻をする!…この時そのミスティーの格好と言うのは、胸元がざっくりと開いては北半球がそこそこオープン状態で、スカートもミニ!…まるで某・アイドル育成ゲームに出て来そうな露出有りのヒラヒラの恰好をしており、普段のミスティーからは考えられない!…そんな格好で出て来た事にマサツグ達は驚いて居た!…
「ミ、ミスティーさん?…
一体如何言う御心境の変わりようで?…」
「ッ!?…あ、あんまり見ないで下さい!!…
恥ずかしい!…です!…
…お、お姉様にたまには攻めた物も着ろ!
と言われて無理やり!…
ね、寝惚けて居たとはいえまさかこんな!…
まさかよりにもよってマサツグ様に
見られる事になるなんて!!…」
ミスティー自身も初めて着ると言った様子で顔を赤くしては、肌を隠したくてモジモジ!…マサツグもそのミスティーの変わり様に動揺しては思わず心境を尋ね!…マサツグ達の視線が刺さるとばかりに更なる赤面具合を見せると、必死に見ないよう訴える!…その際同時に何故その服を持って居るかについて話し出すと、フィアナに押し付けられたと語り!…寝惚けて居たせいかその服を選ばれ、こうして着せられたと言った様子で顔を真っ赤にしながら言い訳をしていると、ロディが少し残念そうにしながら会話に入る。
「あら?…私的にはかなりイケてると思うわよ?…
大胆に肌を出す事によって色気を全面に!!…
そして何よりこのおみ足!!…
綺麗な足を持ってるんだから見せないと!…
かなり勿体ないわよ?」
ロディは選んだ服が気に入られなくて残念がるのではなく、そのナイスバディを生かさない事に残念がり!…ロディは大丈夫とばかりにイケてると話し!…そのアピールポイントについて続けてマサツグ達に言い聞かせるよう話すと、特に足が勿体ないと説明する!…実際ミスティーの足はスラリと流線型の長くて細い美脚をしており、脚フェチからすれば堪らない物であるのだが!…その本人はそれ所では無いらしく!…赤面してはただひたすらにモジモジとして見せると、露出を気にする!…
「ッ!?…
み、見せるにしても露出が激し過ぎますぅ!!!…
今までこんな服一度も!!…」
「えぇ~?…
でもマサツグちゃんには高評価みたいよ?…ほら?…」
「ッ!…え?…」
「ッ!?…うぇえ!?…」
短いスカートの裾を掴んで必死に腕を伸ばすと、スカートを下へ引っ張って脚を隠そうとし!…その際フィアナに押し付けられた事を後悔するよう言葉を口にするのだが、ロディはすかさずマサツグの反応を口にし!…それを聞いてミスティーも戸惑った様子でパッと顔を上げると、マサツグの居る方へ振り向く!…するとそこにはミスティーの美脚に見惚れて頬を染めて居るマサツグの姿が有り、マサツグもロディに言われた事で戸惑った反応を見せ!…そんな反応を目にして更にミスティーは顔を赤くし!…マサツグも困惑した様子で思わず固まってしまうと、それを良しとしない者に視界を奪われる!…
__ッ~~~~!!!!…ギュムッ!!…
「ッ!?…突然視界が生暖かい!…
じゃなくてシロさん!?…」
「ご主人様は見ちゃ駄目なのです!!…
メ!!…なのです!!」
「ッ!?…ちょ!?…ちょっと!?…
本当に前見えないから勘弁して!?…」
「駄目ですぅ~!!!…
絶対!!!…ぜぇ~~~~ったい!!!…
だぁ~めぇ~なぁ~のぉ~でぇ~すぅ~!!!!」
視界を奪った者!…それは当然シロ様であり、不服そうに頬を膨らませては両手でマサツグの視界を奪い!…マサツグも突如視界が温かくなった!…もとい見えなくなった事に戸惑い出すと、ワタワタとする!…そして当然こんな事をするのはシロしか居ない!とマサツグが判断すると、シロに何が如何なった!?と言った様子で呼び掛けるのだが!…シロはいつもの様に膨れっ面状態になると、見てはいけないの一点張りでマサツグの視界を奪い続け!…マサツグもただ困惑した様子で勘弁してくれと言うのだが、シロは一切聞き入れようとしない!…そんな光景にミスティーも困惑すると、徐々に恥ずかしさを忘れて来たのか落ち着きを取り戻し!…いつしか全員がマサツグとシロのやり取りに視線を奪われて居ると、一緒に着替えを手伝っていた衛兵達は心の中でこう思う…
__ワチャワチャ!…ワチャワチャ!…
{………いえ、早く謁見の間に
移動してください!…}×2
突如じゃれ合い出したマサツグとシロにレイヴンとオーディックは戸惑い!…止めるか止めないかでオロオロと!…ミスティーが困惑して居ると、その隣ではロディが腕を組み笑い出す!…まるで完全に他人事と言った様子で傍観しており、一向に収拾の着かない様子に衛兵達も困惑すると、心の中で本音を漏らす!…
そうしてマサツグ達が落ち着きを見せたのは一時間後の事で、シロはやはり納得して居ない様子でブン膨れており!…そんな事もあってかミスティーも完全に恥ずかしさを忘れた様子で…全員が慌てた具合に謁見の間へ向かって行くと、そこには待ちかねた表情で秘書官や副隊長…澄ました感じに騎士団長や女王様が鎮座して居るのであった。




