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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第ニ章-サマーオーシャン連合国-獣人の国編-
170/606

-第二章七十二節 死んだフリとコカトリスと初めてのシロの苦戦!-



様子を見に来ていた人だかりも、その場の警備をしていた衛兵達も!…とにかく直ぐ目の前で衝撃映像が見られた事で驚き戸惑った表情を見せながら、シロを受け止めたマサツグの事を見詰めており…この事を簡単に予測出来て居たロディとレイヴンの二人もマサツグに呆れた視線を向けて居ると、とにかくその様子に苦笑いする様な反応をして居たのだが…この時既にある事が起き始め!…更に周りの者達を驚かせようとしていた!…


__……グググ…ゴゴゴゴ……


「んッ!…ッ!?…皆そのコカトリスから離れて!!」


「ッ!…え?……ッ!?…」


まだ飛んで来たシロを受け止めたマサツグが青い顔をして居ると、突如としてその場の様子が急変する!…まずその異変に真っ先に気が付いたのはコカトリスを警戒していたロディと衛兵長であり、マサツグの様子に呆れつつも件のコカトリスの方へ目を向け直すと、途端に慌てた様子で声を荒げ!…その声に反応してマサツグ達とその近くに居た衛兵達がコカトリスの方に視線を向けると、そこには死んだと思われていた筈のコカトリスが息を吹き返した様子で徐々に体を起こして居た!…


__ゴゴゴゴゴ!!……バサァ!…バサァ!……


「ッ!?…ちょ!?…何で生きて!?…」


__ドヨドヨ!?…ザワザワ!?…


徐々に体を起こし始めたコカトリスはその普通のニワトリとは違う逞しい足で立ち上って見せると、体の具合を確かめる様に翼を軽くはためかせ!…辺りに自身の血しぶきを飛ばす見せると、徐に辺りを見渡し始める!…まるで自分が何故ここに居るのか分かって居ない様子で…コカトリスは忙しなく視線を動かしており、当然死んでいた物が自力で起き上がって来た事にマサツグ達だけでなく衛兵に人だかりと酷く驚いた様子を見せて居ると、コカトリスは突如として激昂した様に鳴き声を上げ始める!…


__バサァ!!…

ゴォォケケケェェェェェェェエエエエエエエエエ!!!!


「ッ!?…うおあッ!!…うるさ!!!」


「不味い!!…全員コカトリスの目を見ちゃ駄目よ!!

動けなくなちゃうから!!」


「ロ…ロディ殿!!…これは!!」


両翼を広げて威嚇する!…そのけたたましい鳴き声にマサツグ達は怯むように耳に手を当て驚いて居ると、ロディはすかさず辺りに注意をするよう声を掛け出し!…衛兵長も困惑した様子を見せるのだが、コカトリスは一通り鳴き終えた様子でスッと元の正常な状態?…構え?…に戻ると、やはり忙しなく視線を動かし続けていた!…先程までコカトリスの目からは生気を感じる事は無かったのだが、今は生き生きとした目!…光が目に戻っており!…軽く身を震わせコカトリスが動き始めると、ロディは直ぐに動けそうなマサツグ達に慌てて指示を出す!…


「チッ!!…やっぱりね!?…

マサツグちゃん、レイヴンちゃん!!…

踏ん張りどころよ!!…

恐らくその子は今住処を探して居る!!」


「ッ!…え!?…」


「オマケに警戒状態に入ってるから

襲ってくる可能性も高い!…

ここで討伐しちゃって頂戴!!!…

それと!…衛兵達は玄関口を固めて!!…

いつでもバリスタを撃てる様にだけはして置いて!!…

今からここは!!…戦場になる!!!」


「ッ!?…りょ、了解したで有ります!!!…」


ロディは時間が無いと悟ったのか鬼気迫る勢いでマサツグとレイヴンに戦う事を言い出すと、そのロディの言葉に二人は戸惑い!…マサツグは場所が悪いと言った様子で戸惑いの言葉を漏らし、その言葉を聞いても尚ロディは構わず向かって来る事を見越した様子で二人に話すと、ここでコカトリスを始末するようマサツグ達に指示を出す!更に安全を期すため衛兵長に衛兵を集めて玄関口を護るよう言葉を掛けると、万全を期す為に攻城兵器を準備させ!…その指示を聞いて衛兵長も慌てた様子で返事をすると、衛兵達に指示を出し始める!…


「みな聞けぇ!!!…先程ロディ殿が言われた通り!…

玄関口を一時的に封鎖!!…守りを固めろ!!!

攻城兵器も準備!!!…合図が有り次第一斉者にて

勇者殿達の援護に着けぇ!!!」


__ハッ…ハハァ!!!…バッ!!!…


「急げぇ!!…大盾を用意しろ!!!…」


「矢を持ってこい!!…演習じゃないんだぞ!!!」


衛兵長の檄で衛兵達が動き出すと、まず玄関口に集結して何処に隠してあったのか大盾を引っ張り出し!…それを一人一人が横一列に並んで地面に置いて支えるように構え出すと、ハーフリングスの玄関口に防衛線を築いて見せる!…それはあのドラゴンが襲って来た際も見たモノで!…マサツグがその防衛陣を見て既視感が有ると言った様子で確認をしてると、玄関口の城壁に設置されて有る攻城兵器(バリスタ)では矢が番われて照準が合わせられて居た!…


__ガッガッガッガ!!!…

キュリキュリキュリキュリ!!…ガチャン!!…


{…よし!…これで町への被害は何とか抑えられる!…

素直な良い子達で良かった!…後は!!…}


「マサツグちゃんレイヴンちゃん!!…

よぉく聞いて!!…

何でコカトリスが冒険者達から嫌われて居るのか!?…

それはさっきも見た通り!…

傷付いて倒れて居ても本当にコカトリスが死んだか

どうかが分からないからなのよ!!…

このコカトリスは眠る時でもまるで死んだ様に

倒れて眠る上に!…

脈も無くなってさっき見た様に目の光も無くなる!!…

もっと言えば「死んだフリ」をするの!!!」


「ッ!?…し、死んだフリ!?…って!!…

テメェはゲリ〇スかっての!!」


そうして防衛の方の準備が終わるとその様子を見ていたロディは頷き!…一応の安全は確保したと言った様子で今度は注目をマサツグ達の方に向き直ると、突如コカトリスの特徴を説明し始める!その際何故コカトリスが冒険者達に嫌われて居るのかを同時に説明し出すと、その理由を死んだフリと語り!…それを聞いたマサツグは某・一狩り行こうぜ!のゲームに出て来るモンスターの様に受け取ると、そのモンスターの名前を口にしてはコカトリスにツッコミを入れ始め!…そうしてマサツグがツッコミを入れて居ると、更にロディからの忠告は続く!…


「その死んだフリは戦ってる最中だろうと

やって見せて来るわ!!…多分油断させる為に!…

とにかく騙されないでね!!…

コイツの息の根を完全に止めるには

あの頭を斬り落とすしかない!!…

それを頭に入れておいて!!…」


「ッ!?…マジかよ!?…

…こりゃ本当に骨が折れそうだ…」


「…因みにこの大きさだから…

もし捌くとなると丸二日は掛かると言われているわ!…

それも嫌われている要因の一つね!……さて!…

ここが最初で最後の防衛ラインよ!!…

しっかり気合入れて!!…ぶちのめして頂戴!!!」


「ッ!?……ははは…泣けるぜ…」


もはや本当にその某・一狩り行こうぜ!のモンスターなのか?…ロディの口から更に驚く言葉も飛び出し!…マサツグが呆気に取られた表情で驚き戸惑って居ると、コカトリスも周りの様子が可笑しい事に気が付いたのか、徐々に興奮し始める!…まるでマサツグ達を敵と見なして居るのか頭を下げて首を伸ばすと、狙いを付ける様に体の重心も低くし!…だがそんなコカトリスの様子など御構い無しにロディは続けて嫌われている理由を話し続け、マサツグ達に改めて気合を入れるよう最後の砦である事を話し出すと、その言葉を受けたマサツグは苦笑いをしながら呟く!…まるで同じ会社から出ている某ゾンビゲームの主人公(元警官のエージェント)の様に!…乗り気でないもののやらなければやられる!…と言った様子で徐に武器を抜き放つと、コカトリスに対して構え始める!…


__ガッ!…スラァ…チャキ!!…


「ッ!…ご主人様ぁ?…

このおっきな鳥さんは何ですか?」


「ッ!…そうだなぁ~?…さしずめ…

シロの大好きなフライドチキンの

原材料って言った所かな?…」


「ッ!?!?…フライドチキンですか!?…

…じゅるり!…」


マサツグとレイヴンが武器を構え出した事でシロも異変に気が付いたのか…張り付いて居たマサツグのお腹から離れると、コカトリスを指差しては不思議そうにマサツグへ質問をし始める。その際今までの話を一応聞いて居たのか、コカトリスを見ずにマサツグの顔を見詰めて質問し…そのシロからの質問を受けてマサツグは戸惑った反応を見せるのだが、直ぐに思い付いた様子でコカトリスの事を鶏肉と答えると、それを聞いたシロは目の色を変えて涎を零す!…そしてシロは完全にコカトリスの事を餌として見始めたのか、やる気を見せると涎を拭ってはマサツグ達同様構え出し!…レイヴンがいつもの様に魔法を詠唱し始めると、マサツグはシロに指示を出す!…


__……スッ…ぱあああぁぁぁぁ!!!…


「ッ!…シロは俺と遊撃!!…

相手はこの鳥だけだと思うが一応辺りにも注意!!…

レイヴンにヘイトが行かないよう暴れるぞ!!」


「ッ!…了解です!!」


「さぁて!…おっぱじめますか!!…

まずは!…#鑑定__アプレェィザァル__#!!」


レイヴンが魔法を詠唱し始めたのに気が付くとマサツグはシロへ遊撃に出るよう指示をすると、自身も前線に出ると伝え!…この時目の前のコカトリスだけでなく万が一の乱入に備えて身構えるよう同時に指示をすると、シロは元気に返事をして一直線にコカトリスへ向かって行く!…そして始まったコカトリスとの戦いに予定とは違うとマサツグは思いつつも、安定の初手から入り出すとそれに合わせてロディからの警告も飛び出して来る!…


____ピピピ!…ヴウン!…

 -----------------------------------------------------------------------


 「コカトリス」  


 Lv.35  レアモンスター


HP 35000 ATK 340   DEF 260


      MATK 100  MDEF 110



 SKILL


 拘束の魔眼 Lv.10 毒攻撃 Lv.12 風攻撃 Lv.10

 -----------------------------------------------------------------------


「マサツグちゃん、レイヴンちゃん!!…

そしてシロちゃん!!!…

コカトリスと戦う際は絶対にアイツの目を

見ちゃ駄目!!…

目を見たら今までの話に有った通りに

固まっちゃって一方的に攻撃を受ける事に

なっちゃうわよ!!…一応時間経過で治るけど!!…

最悪死んじゃうから!!…

見ない様にするのよぉ~!!!…

後、コカトリスの足を狙って!!…

見ての通り細い足だから集中攻撃したら

直ぐ転けるわ!!!」


「ッ!…了…解!!…」


__バジュウウゥゥ!!!…ッ!!…バッ!!…


大観衆を背に戦い始めたマサツグ達へコカトリスの特徴と弱点を話すロディ!…それを聞いてマサツグも素直に聞き入れると大剣に電気を纏わせ!…いつもの感じでコカトリスとの間合いを一気に詰め出すと、真正面から雷撃刃を放つ!…マサツグの大剣から稲光が発せられるとレベルが上がったお陰か、いつもより高火力の雷撃刃が放たれ!…コカトリスも被弾を避ける様に横へ跳び退こうとするが、その回避の判断が遅れたせいか横腹に被弾しバランスを崩す!…


__ゴオオォォ!!…バチィイ!?…

ゴゲエェェ!?…ギラッ!!…


「ッ!!…っと、あぶない!!…

ヘイトは早速こっちに向いたか!!…

…で、如何するよ?…

今まで相手を見ながら攻撃とか

躱してたからやり辛いな!…

相手の目を見なければ良いだけなんだが…」


__ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!


「ッ!?…足を上げ…ッ!?…」


バランスを崩したコカトリスはよろけながらも転倒を耐えると、そのヘイト(視線)をマサツグに向け出し!…マサツグもその視線に気が付いた様子でコカトリスから視線を逸らすと、次に打って出る攻撃に悩み出す!…相手にはこちらの行動を制限する魔眼が有る為、思う様に相手の動きを見る事が出来ず…相手の動きを見ながら戦うマサツグに取ってコカトリスとは最悪の相手なのである!…当然頭では分かって居るものの、如何しても気になると言った様子でコカトリスに視線を向けそうになると、魔眼の餌食になってしまいそうになり!…コカトリスもマサツグの攻撃で怒った様子でけたたましく鳴いて翼を広げて見せると、一直線にマサツグの方へ向かい出し!…そのニワトリにしては逞しい足を振り上げ出すと、マサツグも気付いた様子で踏みつけようとする!…


__ズオォ!!…バッ!!…ズダアァァン!!!…


「ッ!?…以外に強い!?…

てかさすがニワトリって言った所か!?…」


__ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!…

ダァン!!ダァン!!ダァン!!…


「その巨体に似合わず速いな!?…」


コカトリスは勢い良くマサツグを踏みつけ様とし!…マサツグもそれを見てドッジロールで難無く回避すると、コカトリスは気付いて居ないのかその上げた足を思いっきり踏み下ろす!…この時近くに居たマサツグはその衝撃に驚くと同時に、その元居た場所に目をやり!…目の前でコカトリスの脚が地面に食い込んでいる光景を目にすると、慌てて起きては距離を取る!…それに合わせてコカトリスもマサツグを逃がした事に気が付くと、追い掛ける様に地団太を踏み出す!…その際ただでさえコカトリスは地団太を踏みながら移動して居ると言うのに、マサツグの動きに順応するよう付いて来て!…さすがのニワトリか!と言った様子でマサツグが更に驚いて居ると、遂に追い付かれ始める!…


__ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!…

ッ!?…ガキイィィン!!!…


「ッ!?…お、重ぉ!?…

体重を乗せた良い蹴り放ちやがって!!…

てかコカトリスがレアモンスターって!!…

相手はただの巨大な性質の悪いニワトリだぞ!?」


「ッ!?…ご主人様!?…ッ!!…」


コカトリスはマサツグに追い付くとまたもや足を上げて踏みつけようとし、マサツグもこれは回避出来ないと悟ると瞬時に大剣を構えてガードの体勢に入る!…この時真面にガードするのは不味いと感じてパリィをする様にコカトリスの踏みつけを受け流して見せるのだが!…それでもその一撃は重いのか、マサツグのガード越しにそのコカトリスの一撃が入ると、ガードする腕に痺れを覚える!…そしてその重い一撃にマサツグが驚いて居ると、改めて鑑定の結果を見る様にレアモンスターと言う言葉に疑問を持ち出し!…文句を言ってはコカトリスに武器を構え直し、シロもマサツグの様子を心配するよう声を掛けると、自身にヘイトが向いて居ない事を確認しては、後ろから仕掛け出す!…


「ご主人様から!!…」


__バッ!!…クルッ!!…


「離れろおぉ~~~!!!」


__バシュン!!…バシュン!!!…


シロは後ろからコカトリスに飛び掛かるよう大きく踏み込んで奇襲を仕掛けると、お得意のルーティンで宙を舞い!…竜巻〇風脚からの首に狙いを定めるようカマイタチを繰り出して見せると、マサツグの援護に回る!…先程まではシロもマサツグ同様相手の動きを見ながら戦うタイプなので相性が悪く!…如何戦ったものか?…と戸惑った様子を見せて居たのだが、相手が自分に注目して居ない事で狙いが付け易く!…チャンス!と言った具合にシロはカマイタチをコカトリスに見舞って見せると、そのカマイタチはコカトリスの首に命中する!…しかし!…


__ザシュン!!…ドシュン!!…

ゴゲエェ!?……ギロォ!!…


「ッ!?…効いていないです!?…」


シロが放ったカマイタチはコカトリスの頸椎部に命中すると、その部分の羽根を毟るだけに止まってしまい!…喰らった当のコカトリスはと言うと驚いた様子で鳴き声を挙げてはそのシロの居る方へ振り向き出す!…この時シロもコカトリスが振り返った事で慌ててコカトリスから視線を逸らすのだが、それと同時に余り効いていない様子を見せるコカトリスに戸惑いを感じ!…コカトリスもシロが攻撃して来た事でヘイトをシロに向けると、けたたましく鳴き出しては反撃に出るよう動き始める!…


__……ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!…


「ッ!!…きゃあああぁぁぁ!!!」


「ッ!?…シロ!!!」


シロは宙に浮いて居る為避けたくとも避けられない!…そして逃げたくとも逃げられないシロの方へ向かって行くコカトリスに!…その様子を見ていたギャラリー達も危ない!…と言った様子で危惧の表情を見せていると、それを察知したのかシロも悲鳴を上げ出す!…そんな悲鳴を上げるシロにマサツグも危ない!と言った様子で守るよう動こうとするのだが、今だコカトリスの攻撃が響いて居るのか今度は足に力が入らず!…そうして今にもコカトリスがシロへ襲い掛かろうとしていると、レイヴンは魔法を詠唱し終えた様子でコカトリスに狙いを定め出しては、その魔法を炸裂させる!…


「させるかよ!!!…ガイアスマッシュ!!!」


__ゴオォ!!!…ッ!…ドゴオオオォォォ!!!…

……シュタッ!…ッ!?…


レイヴンは魔法で作り出した巨岩をコカトリスに向けて放つと、コカトリスもその巨岩に今気が付いた様子で視線を動かし!…目の前に迫って来る巨岩に対してコカトリスは何も抵抗する事叶わず…その巨躯の横っ腹に堂々巨岩を受けてそのまま跳ね飛ばされると、羽をばら撒きながら木々を薙ぎ倒して押し潰される!…その際コカトリスの悲鳴等は一切なく!…ただ物が薙ぎ倒される音が響いて見る者を驚かせ!…シロも何とか攻撃を喰らわず地面に着地するとコカトリスが跳ね飛ばされた方を見て戸惑いを露にする!…


「……すっごいのです!…」


「レイヴン!!!…スマン!!!」


「ボサッとしてる場合じゃないだろ!!…

しっかりしろ!!………にしても

シロちゃんのカマイタチも弾くとか!…

硬いってもんじゃなさそうだな!!…」


改めて見る骸骨さんの魔法にシロは驚き戸惑い!…マサツグは助かった事を感謝する様にレイヴンへ声を掛けると、レイヴンはマサツグに檄を飛ばす!…勿論この時レイヴン自身もマサツグの異変に気が付いており、本心で罵倒して居る訳では無いのだが…改めて気合を入れ直すよう敢えてその言葉を口にすると、マサツグも元の調子に戻ったのか大剣を構え直し!…それを確認した上でレイヴンはシロのカマイタチが通らなかった事に驚きを覚えて居ると、コカトリスのタフさに面倒臭さを覚える!…そうしてレイヴンが巨石で跳ね飛ばしてから数分後!…やはり倒せていない様子でコカトリスが巨石を跳ね退けて姿を現すと、戦闘を再開する様にマサツグ達の元へ走って来る!…


__……ガゴン!!…ドゴォ!…

…ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!


「ッ!…ゲェ!…さすが嫌われるモンスター三位…

元気に走って戻ってきやがった…

…ありゃ元気有り余ってるなぁあれ?…」


「ッ!……でもさっきの一撃は効いてるみたいだぞ?…

何か右の翼を庇ってる様に見えるし?…

一応ダメージは入ってる!…」


「…こっちとしては入ってないと困るんだが?……

てか、本当に如何するかね?…これ?…」


__ゴケェェェェェエエエエエエ!!!!


ご立腹の様子で今まで以上にけたたましく鳴くコカトリスは翼を広げて走って来るのだが、その様子を見たレイヴンは途端にゲンナリし…改めて嫌われ者の意味を理解させられると、その元気に走って来るコカトリスに呆れを覚える…そしてこの時マサツグはマサツグでその走って来るコカトリスを見詰めては、先程の巨岩で負傷している様子が見て取れると言い出し…レイヴンにも分かるようコカトリスの右翼を指差して庇っている様子を教えると、そのマサツグの言葉にレイヴンは苦笑いをする!…そうして改めて向かって来るコカトリスに対して!…レイヴンが如何攻めるかと悩み出して居ると、コカトリスは再び鳴き出し!…バタバタと両翼を羽ばたかせ自身の羽をばら撒いて見せると、それを見たロディは慌ててマサツグ達を呼び始める!…


__ゴオオォォ!!…バッサァ!!…バッサァ!!…

…バラバラバラバラ…


「ッ!?…あれは!?…

マサツグちゃんレイヴンちゃんシロちゃん!!…」


「ッ!…え?…」


「その羽根に気を付けて!!…その羽根は!!…」


慌ててロディに呼ばれた事でマサツグ達が驚き戸惑うと、そのロディの呼び掛けに対してマサツグは気の抜けた返事をし…一体何が有ったのか?と言った具合に困惑の表情をロディの居る方へ向けて居ると、そんなマサツグ達の事など御構い無しにロディはそのばら撒かれた羽根に指を差し始める!…そしてそのばら撒かれた羽根を対して異様なまでの慌て様を見せては注意喚起をし始めるのだが、ロディの説明が終わる前にコカトリスが仕掛け出し!…マサツグ達の目の前で急ブレーキを掛けて止まって見せると、自身の翼を広げて見せては徐に羽ばたかせ始める!…


__ダダダダ!!!…ガガアアァ!!…

ブワッサアァ!!!…


「ッ!?……な、何だ!?…」


__ブワッサァ!!!…ブワッサァ!!!……ふわぁ…


「ッ~~~!!!…か、風を煽って来てる!?…

でもこれだけじゃ何も問題は!?…」


急ブレーキを掛けた際の羽ばたきで土埃を巻き上げる様にマサツグ達へ風を扇ぎ出すと、その突然の風圧に怯むようマサツグ達は身構え!…その間にもコカトリスは風を扇ぎ続け!…その突然の行動にマサツグ達が困惑した様子で風圧に耐えて居ると、それは突如として起きる!…何故コカトリスは自身の羽根をばら撒いていたのか?…何故かでを扇ぎ出したのか!…その答えはまさにロディが言おうとして居た羽根に有った!…


__ブワッサァ!!!…ブワッサァ!!!…


「クッ!!…いつまで扇ぎ!!…」


__ヒュン!!…スパァ!!……


コカトリスは傷めた右翼を庇いながらもマサツグ達に風を扇ぎ続け!…そんなコカトリスの意図が読めないマサツグ達は一方的に砂埃に塗れる!…当然そんな砂埃を掛けられ続けて居る事にマサツグはカチンと来た様子でコカトリスに打って出ようとするのだが、その際コカトリスの羽がマサツグの頬を掠めるとそこから出血し!…マサツグも痛みを感じた様子で顔を歪め、一体何が有ったのかと自身の頬を確かめると、何やら鋭い刃物で切られた様に傷がある事に気が付く!…


「ッ!!……え?…」


{…き…切り傷?…いつこんな物が?……

別に大した事は無いけど…一体何処で?…}


「ッ~~!!!…如何したマサツグ!?…」


自身の頬に切り傷が出来て居る事に驚くと同時に!…そんな刃物など飛んで来て居ない事を確認すると、風圧に耐えながらもマサツグは戸惑う!…一体いつ被弾したのか?…踏み付けられた際の事等を改めて思い返しても一切分からず…そんな戸惑う様子を見せるマサツグにレイヴンとシロも気付いた反応を見せると、風圧に耐えながら困惑した様子で何が有ったのかを尋ね出すのだが…その問い掛けに対して訳を説明しようとマサツグが口を開き出した瞬間!…マサツグはハッと気が付いた様子で慌てて大剣を盾にするよう構え出すと、突如自身を盾にするようレイヴンとシロに指示を出す!…


「え?…い、いや…何か被弾……ッ!?…

まさか!!…レイヴン、シロ!!!…

俺の後ろに隠れろ!!!」


「ッ!?…えぇ!?…」


「いいから早く!!…急げ!!!」


「ッ!?…わ、分かった(分かりました)!…」


突如自身を犠牲にする様な指示をして来た事にレイヴンとシロは戸惑うのだが、マサツグはただ慌てた様子で二人を急かし!…当然そのコカトリスの風圧は戦闘を見守っているギャラリーにロディ達と!…同じ様に風に煽られている様子を見せて居るのだが、ロディだけは効いていない様子で仁王立ちしており!…この時マサツグの考えに気が付いた様子で頷いて見せると!…安心した表情を浮かべてはただ風に負ける事無くマサツグ達を見守って居た!…そしてそんなマサツグの慌てる言葉に依然としてレイヴンとシロは戸惑った反応を見せ続けるのだが、マサツグの意図を汲んだ様子で返事をし…マサツグの後ろへと隠れ始めると、その隠れた瞬間マサツグの言っていた言葉の意味を理解する!…


__……キンッ!!…ギィン!!…カキィン!!…


「ッ!…な、何だこれ!?…石でも飛んで…いや違う!…

まさか!?……ッ!?…何だよコレ!?…

…てかこれもう羽根がぶつかって来る音じゃねぇ!!

もはや刃物じゃねぇか!?…」


「これが本当の風切り羽根ってか!?…

冗談じゃねぇ!!…

今とんでもない化け物を相手にして居る

って事だけはよぉく分かった!!…」


「………。」


この時レイヴンは心底驚いて居た!…まさかあの地面にばら撒かれて居た羽根が刃物になって襲い掛かって来るとは!…マサツグが構えている大剣に何やら刃物がぶつかって来ている様な!…軽い金属音が聞こえて来る事に疑問を持ち!…最初は風に飛ばされた小石がぶつかって来ているのか?と考えるのだが、その考えも後ろを振り返るとあっと言う間に違う!と認識させられる!…その際レイヴンが見た物と言うのは…玄関口の城壁に刺さっているコカトリスの羽の光景で、一番酷い物になると羽根の半分位が突き刺さっている物が見つかる始末!…そして慌てて前に振り返ると改めてその羽根のぶつかる音にツッコミを入れ出し!…マサツグもそれに便乗するようコカトリスへの文句を口にして居ると、更にそのコカトリスの羽の猛攻は続く!……そしてこの時…マサツグとレイヴンはそのコカトリスの羽の猛攻に戸惑った反応を見せて居るのだが、シロだけは別のモノを見てはボォ~ッとしており、自身でも分からない!…何か違う事に気付きそうになって居ると、状況とは裏腹にワクワクして居るのであった。



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