70話収穫と盗賊団と税務管11
しばらく、森を進むと、野鳥の鳴き声が、聴こえてくる。
「ピーーフォロフォロ」
「フォロフォロ鳥か、珍しいな、春の渡り鳥のはずだが、迷い鳥かな」
「お父さん、ここで、4名残して、食事の準備させて」
「ん?どうした?昼には少し早いが、お腹空いたのか?」
「この先、居るかも知れないから、偵察して、居なかったら、ここ迄戻り食事を、食べよう」
「しかし、それでは、時間の無駄になるのでは?」
「食事中に、襲われる方が、危険だよ」
「なる程、一理有るか、良いだろう」
「食事は、芋とさっき獲った肉でスープと、焼き肉焼き芋を、多めに、作って、置いて」
4名を残して、先を行く、すると、何やら、人の声が聞こえてきた。
◇
時は戻り、グラマス一行
「本当に、盗賊が居たのか」
「ここから、1時間位の所に、倒木で道を、塞ぎ待ち伏せしてます。ただ、ありゃ農民崩れですぜ、かなり痩せてました。」
「そうかだが、襲って来れば盗賊だ油断はするなよ」
「カールはどうした?」
「カールは、向こうに、行かせました」
「カールを、行かせたのか?あいつ、変な癖がで無ければ良いが、まあ、行ってしまったのは、しょうが無い」
「ヨシュアお前は、森に潜み、危ない様なら、奇襲や遊撃として動け、弓とか飛び道具持ってる者を、優先して叩けよ」
「ただし、最初、交渉出来そうなら、アレク達が来るまで、時間を、稼ぐそれまで手出しはするなよ」
「分かったよ」
「リグルドさん、確認が取れた。ありがとう、あんたのお蔭で、対策が、取りやすい」
「いえいえ何時も、こんな辺境まで、色んな物を、届けてくれるんだ、こっちこそ、感謝してるよ」
「止まれ!」
ぞろぞろと、盗賊が、現れる手には、ロングソード1名と、槍2名、ショートソードを、腰から、下げて居るのが、多数20名位だろうか?
「命が、欲しければ、荷物を、置いていけさもなくば、、、、」
「分かった、ちょっと待ってくれ、依頼主と話しがしたい」
「護衛か、良いだろう早くしろよ」
「グラマスさん、この数では、守る事は無理でしょう。ここは荷を、置いてでも、逃げるべきです。」
「何を、言ってるこうゆう時の為護衛だろ、幾ら払っていると思ってるんだ!」
「いや、しかし、相手の人数がですね」
「こっちは、商売何だ!この荷を、置いていったら、明日から、どう生きて行けば、いいんだ!」
「ですが、ここで死んでは、、、」
「何を、ごちゃごちゃやってる。さっさと、荷を、、、」
「そこの怪しい奴、そこまでだ」