69話収穫と盗賊団と税務管9
リグルドは、森の道を、馬に乗り駆けていた。グラマスのキャラバンを、探してもう少しで夕暮れ、日が沈めば、行動できなくなる。その時、焦げる臭いを、僅かに感じた。リグルドは、手綱を、引き速度を、落とし馬を、森の方へと向け、森に入ると、馬を止め、馬を木に繋ぎ止める。そして、道の先を、確認する為ゆっくりと、道の方へと向かった。そこには、幌馬車2台止まっていた。1台は、よく知った幌馬車一台は、真新しい幌馬車だった。そうグラマスのキャラバンである。ここで野営する為に、止まった様だ。リグルドは、森に戻り馬を連れ、キャラバンに、向かうと、後から声を掛けられた。
「止まれ!そこの怪しい奴、何者だ」
「マンドレイク村の、リグルドです」
「なに?マンドレイク村だと!よしゆっくりこっちを向け」
「おぉ、本当に、リグルドじゃあ無いか、久しぶりだね」
「その声は、カールさんかい?スカルウッドの」
「当たり、だけど、こんな森の奥まで、来た何時もは、もっと村の近くで、狩りをしてるはずだけど、、、まさか」
「あゝ、緊急事態だ、この先に、盗賊共がいる」
「それは、一大事だ、取りあえずキャラバンへ行こう」
キャラバンに、着いたリグルドは、マンドレイク村から、男衆が、盗賊退治に出た事、そして、何時もこの時期に、グラマスキャラバンが、来る事が、わかっていた為、連絡として自分が、盗賊を迂回し、こちら側へ来たこと、それを指示したのが、ノアと言う事、ノアの3つの伝言を話した。
「どう思いますグラマスさん?」
「まあ、事実でしょう、後は、引き返すかどうかですな」
「私は、引き返すべきだと想います!」
「それは、どうしてですかな?キャシーさん」
「視察の仕事も大切ですけど、命はもっと大切です」
「俺は、行くべきだと思うが?」
「何でですか?冒険者は、命知らずですか?」
「いやいや、別に、命知らずでは無いが、この時期の盗賊だろ、農民崩れの可能性が有るし、普通の盗賊なら、マンドレイク村が危ない。グラマス旦那は、ノアに、借りを返すいい機会じゃ無いのかい?」
「まあ、そう云われると、弱いですな、サイモンさんには叶いませんな」
「あんなの、作り話でしょ?」
「はぁ、グラマスの旦那話したのかい?」
「えぇ、話の流れで」
「まぁ、良いんだけどな。で、リーダーどうするよ」
「あの坊主が、出てるなら危険は無いと考えるが、なんせボア5匹生捕りにしたんだ偵察出せって事は、森に潜む盗賊が、いる可能性だな。要注意なのは、弓と魔法か、カール、ヨシュア偵察行けるな」
「あゝ、問題ないよ」
「ガイア、カストロ、後について、警戒できるな」
「任しときな」
「サイモンと、俺は前方だ」
「分かった、ドーリー」
「と言うことだが、スカルウッド的には、そのまま、進むのは、問題ない後は、依頼主任せだな」
「グラマスさん、どうするのです?」
「ノア様が、何の作戦も無しに、動いたとは思えませんなそれに、借りを返し、貸しを作るチャンスでも有りますなここは、行くほうが、得でしょう」
「ハハハ、グラマスの旦那あんた、いい商人になれるぜ」
「いえいえ、私は既に、いい商人ですよ」
「「「「「「ちげぇね、ハハハ」」」」」」