62話収穫と盗賊団と税務管3
クリスと、ノエルが馬の手綱を、引き最初の畝の窪みに、馬を、誘導して畝の端に、犂もどきを、設置した。その両端に、フェイと、フィルが乗る。バランスを、取る為綱を持たせる。
「こっちは、準備出来たよ」
「おう、じゃあ動かすぞしっかり綱持っておけよ」
「「うん!」」
嘶きと共に、馬は動き出す。ゆっくりとだが、土が押し上げられ、芋が、地表へと顔をだす。
「じゃあ、芋拾い始めるよ」
「「「はーい」」」
年少組が芋を拾い年中組が、受け取り箱に詰めて行くもう、こうなると流れ作業だ。畝1本で150個位拾うと次の畝へとどんどん収穫して行った。
「おーい、昼だぞ、麦畑においで」
「飯だってよ。休憩しようぜ」
「そうだね、取り敢えずお母さんに、言って、馬の水も貰ってくるよ」
「おう、しかし楽だな、これ、俺馬引いてるだけだぞ」
「フェイとフィルは、バランス取りながら乗ってるだけだし年少組は、芋拾いだし 年中組が、一番苦労してそうよね」
「そうでも無いぜ、箱を所々に置いて、遠くなったら次の箱を使うんだで、次の畝に行ったところで箱を、次の畝に移動するそれだけで、箱を、持って移動する必要ないからな」
「そうか、その方法があったか」
「それに、ノアって言ったか、アイツ箱いっぱいの芋を、こともなげに運んでるしどうなってるんだアレは?」
「「あ〜アレ使ってるか」のね」
「なんか、有るのか?」
「まあ、アレは気にしないで良いと思うわ」
「なんか、納得行かないな、魔法か?」
「まあ、魔法みたいなものよ」
「ふ〜ん、まあアイツのお陰で、楽できてるから良いけどな」
「しかし、もう半分位行ったな2時間位でこれだけ収穫出来るとは、今までとは、偉い違いだね、3日間の予定だけど、1日で終わりそうね」
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「お母さん馬に、水あげたいから、水出して」
「あらノア、馬なんてどこに、居るのよ」
「芋を、掘るのに借りてきたんだよ」
「ノア!一体何処から借りてきたの!」
「バードさんの所から、ちゃんとバードさんには、話して来たよ」
「そうゆう事じゃ無いでしょ!全くこの子は、何か、する前に、お母さんか、お父さんに、相談しなさいって言ったわよね。」
「え〜、お父さんは知ってるよ」
「本当に?」
「本当だよ、設計図も見せたから」
「おーい、ノアそっちは順調かい?」
「あ、お父さん順調だよ、馬犂も上手いこと言ったしね」
「、、、」
「そ、そうか、それは良かった」
「あなた、知ってたの?」
「あ、あゝ、知ってたさ」
「まあ、良いわ、じゃあこれを、持っていきなさい」
「ありがとう、お母さん」
「あなた、知らなかったでしょ?」
「いや、知ってはいたが、今日、造るとは思わなかった」