59話妖精の恩返し2
(わしは、どうしようも、無いが、他の妖精達は、来春も生きていける。わしからの、お願いじゃ、この妖精達を、よろしく頼む)
(やだ、そんなお願いは聞けないな)
(ダメかの、、、)
(ツタの妖精さんが、この妖精さん達のリーダーでしょそれを、冬を越せないと言って見捨てるの?)
(しかし、冬を越す事が出来んのじゃどうしろと言うのじゃ)
(冬を越せば、良いじゃない)
(は?種も、球根も無いのじゃそれは出来ん)
(出来るとしたら?)
(それは、出来るならば、一緒に居たいじゃが、冬の寒さには、耐えられん)
(寒く無ければ、良んだよね)
(え?)
(寒く無ければ、冬を越す事が出来るよね?)
(いやいや、冬は、寒いのじゃ)
(だから、寒く無ければ、問題無いと、思わない?)
(まあ、寒く無ければ、越せるやもしれんが)
(よし、話は、決まったねじゃあ、ツタの妖精の、宿を、温めよう)
((((((はい?))))))
(温めるってどうするのじゃ)
(まあ、見て、)
土ごと結界の、中に入れてしまう。結界には、冷気遮断することと、熱を通す様に、結界を張る。更に薄青に着色した。
(これで良しっと)
(え?どうゆう事じゃ?結界なぞ張って)
(その結界は、冷気遮断し、熱を通すから、冬でも、温かいよ因みに、今は適温だから実感無いだろうけど)
(なんと言うことを、季節を、捻じ曲げるとは)
(いやいや、結界の、中だけだからね、外に出たら、寒いよ)
(生きていけるのじゃな、わし本当に、冬を越す事が出来るのじゃな)
(大丈夫だと思うよ。温度の問題は、解決したしただし、他の妖精が、居ないから、冬の間暇かもね。)
(生きて行けるなら、暇ぐらい、何ともないのじゃ)
(それなら、良いけど)
((あの〜お願いが有るのだけれど))
(どうしたの、シダの妖精さんと、木の妖精さん)
(木の妖精からどうぞ)
(わたしの宿を、盆栽にしてください。)
(良いよだけど、冬の間にするね。時期じゃあ無いから木に負担が掛からないように)
(で、シダの妖精さんは?)
(わたしも、結界張って、欲しいツタの妖精だけじゃ心配)
(良かったね、ツタさん、お仲間が出来たよ)
(ふん、余計な気を使ってからに)
(まあまあ、それじゃあ、村の妖精になるって事で、名前を、考えて置くよ来春には、それぞれに、名前をつけるからねツタの妖精だけは決まってるけど)
(本当か、それは嬉しいのう)
(ツタの妖精さんは、ツタさんでしょ)
(まんまじゃ、、、)