58話妖精の恩返し
妖精達は恩を、返す為に、色々意見を、挙げていった。ノアに助けられ命を繋いだ。返しきれない程の恩を、感じて居たのだ。ノアの為に、豊作を、実りを多くし、飢える事の無いように、陰ながら農場に行っては、加護をしていた。
(ツタの妖精芋は、問題無いのかしら、宿からの力も、そんなに、多くは、貰ってなかったのでしょ)
(宿の力は、そこまで、貰えなかったが、芋のツタからの力を、分けて貰うことが出来てのう、思ったよりも上手く行ったわいそれより、キノコの妖精はどうじゃ?)
(あたしのトコは、土を肥えさせ、養分を、最適にできたと思うよ。木の妖精は、折れてたけど、大丈夫だったの?)
(接ぎ木が、上手くやってくれたから、問題なかったわ、果樹の方は、そもそも数が、少なかったから、加護の力も、そこまで使わなっかったわ、花の妖精の、手伝いも有って、実を、多く付けられたし)
(私は、少し手助けを、しただけですわ、受粉ぐらいしか出来ませんもの)
(あたいの、トコは、春に成るまで、成果出ないんだよねぇシダ植物って新芽じゃ無いと、癖が強くてまあ、準備だけはしといたけどさ)
(それで、皆この村に、残る意思に、変わりは無いか?)
(あんな、危険なトコよりあたいは、この村の方が良い)
(((わたしも)))
(では、ノア殿が来たら、お礼と、この村に、移植をする旨を、皆で、伝えるとする)
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さて、そろそろ、妖精さん達の所に行って、どうするのか、聴いてみようか、そう言えば、冬は、どうするのだろうか?特に、一年草の、サクラは、草枯れるよな?花の妖精も、生きて行けるのだろうか?書庫の、文献には、それ等の資料は無かったし、気になる
(おーいサクラ、妖精達の所に行くよ?)
(ノア様!いま行きます。)
アレ?元気無い様な気がする
(サクラどうしたんだい元気無い見たいだけど?)
(すいません、一年草ですから、そろそろ、休眠の準備してるです)
(休眠?妖精ってさ宿が、枯れると、どうなるの?)
(言ってませんでしたね、一年草の場合は、種か、根に宿休眠して暖かくなるのを待つのです。)
(じゃあ、冬は、休眠して、外には、出ないってこと?)
(そうです。大体の妖精は、冬は、休眠しています。)
(大体ってことは、例外も居るのかい?)
(キノコの妖精だけは、落ち葉の中で、元気に活動してるです)
(へ〜、そうなんだじゃあ、春まで、お別れだね)
(はい、残念ですが、お別れなのです)
(ノア殿)
(おはよう、ツタの妖精さん、どう?身の振り方決まった?)
(うむ、皆で話して決まったのじゃが、この村で、生きて行きたいと思っておる。わし以外は)
((((えっ))))
(どうゆう事よ!ツタの妖精!みんなで、この村で、暮らすんじゃ無いの?)
(花の妖精よ、わしは、無理じゃ、冬を越す事が出来んのじゃ実を付けれず、球根すらない様な、状態じゃとても冬を越せん)
(そ、そんな、みんなで、頑張ってきたのに、あんまりだわ)