53話木工所
午後になり、勉強の、時間が終わる。
「お母さん、木工所に行ってきて良い」
「良いけど、お母さんも付いていくわ、クリスとノエルも一緒にね」
「メジストさんも、付いてきて、千歯こき、唐箕を作って貰うから」
「そこに行けば、材料と道具が、有るのじゃな」
「そうゆう事とりあえず、簡単に、作れる物を、作ってしまおうもうすぐ、麦の収穫もあるし役に立つと思うよ」
「あ、それと、精霊って所は内緒にしてね、騒ぎに成るから」
「精霊は、珍しいのか?」
「珍しいと言えば、珍しいかなまあ、ドワーフって言っておけば問題無いよ」
「そうかじゃが、行く宛もないのじゃこの村にしばらく厄介に、なろうかのう」
「こんにちは」
「お、アレク所の、一家じゃ無いかどうしたんだい?」
「テーブルと、椅子が、壊れたので、作ってもらおうと思って」
「なんだ、夫婦喧嘩でもしたのか?」
「いえいえ、そうゆう訳では、無いんですが」
「まあ、夫婦だから色々あらーな、前と同じ物でも大丈夫か?」
「ええ、それでお願いしますそれと、ノア」
「材料と、道具を貸してほしい勿論代金は、払うから」
「お!虫取りの坊主じゃ無いか、頭良いんだってな、んで何を作るんだい」
「これなんだけど」
「うお、これは、設計図か?こんな緻密なのは見たことが、、、いやあるな。あれは、アレクが持ってきたものだったが、確か、写した物が、ここに、」
「あ!5年前書いたやつだね」
「いやいや、坊主、お前さん何歳だ。」
「5歳だけど、」
「赤ん坊が、書ける訳無かろうが」
「まあ、良いやで、このドワーフのメジストさんに、作って貰うんだけど道具が無くて借りに来たんだよ」
「まあ、壊さなければ貸しても良いが、ドワーフって事は、鍛冶が出来るのかい?」
「うむ、鍛冶は、得意じゃが」
「じゃあ、このノミ直せるかい?」
「そんな物、砥石が有れば直ぐに直せるぞ」
「それは、有り難い工具が最近ガタが来て駄目になってきてるんだそれを直してくれるなら好きに使ってもらって構わないし材料も、提供しよう」
「ノア殿、構わないか?」
「うん、工具直してあげて」
「では、奥を借りるぞ」
「んじゃ、テーブルと、椅子を、作るか」
「あの、見学させて貰っても良いですか?」
「ああ、良いよ疲れたら、その辺の、椅子にでも座ってて下さい。なに、テーブルと椅子なんて、直ぐに出来ます」