52話農機具及び冷蔵冷凍機計画
さて場所を決めしてからじゃ無ければ炉が作れない北は農地、南は港、東は草原、西は森 中央は村 西と北と南は無理だな。
草原は火事になりやすい。農地で火事になれば食糧問題だ。南は、港の為発展余地がいる。東側なら、燃料にする木材と、森の中に川が有るのでその周囲を伐採し炭を作れば燃料も工面できる。鍛冶場を作るなら川近くならば水車動力や防火等工夫次第では色々便利だろう。
そう言えば、水車も無い村だった。いっそついでに、農機具の見直しもするか、畑を耕すための馬犂 脱穀用に、千歯こき、選別用に、唐箕を作り、風車を作り、製粉まで、作る物だらけだ。どうせなら冷蔵庫も作るか、コキュートス式冷蔵冷凍庫、まだ森に、凍てつく雨水(液体窒素)も残って居るだろう。そうと決まれば設計図を書いて行こう。
羊皮紙を、取出し書き始める。今回は、文字も書けるため、説明入り書くのは簡単だが問題は、作る為の資金と、労力をどうするか、が当面の課題だ。やはり小さい物から作って行こう。水車や、風車は、大きく労力もいる。村人の協力無くして実現は不可能だろう。と言う訳で、千歯こき、唐箕、コキュートス式冷蔵冷凍機を、作る事にする。
「メジストは、今後どうするの?」
「今後か、特に予定もないのじゃが」
「そうじゃなくて、この村に居るのか、出て行くのかどうしたいのか聴いているのだけど」
「フム、千年前の予定なぞ忘れたわい、お主が良ければ契約して、暮らすのも悪くはないのじゃが」
「契約する気は、無いよでも、この村で、暮らすなら、魔力は、保証出来るよ。後将来的には、お酒もね。その代わり、鍛冶仕事なんかの仕事を、引き受けて貰うけど」
「仕事をするのは、構わんのじゃが、何をさっきから、書いておるのじゃ」
「これ?設計図だよ主に農機具の」
「ほう、何やら面白そうじゃなちと、見せてはくれんか」
「良いよ」
千歯こき、唐箕、コキュートス式冷蔵冷凍機の設計図を、見せる
「のう、この結界邪魔なんだが、解いてはくれぬか、全部黄色く見えるから、気色悪くてかなわん」
「まあ、害は無いようだし、意志の疎通も問題無いからいいか」
「お母さん、いいよね」
「ええ、でも直ぐに結界を、張れる様に警戒は、しておいてね」
「さあ、ノエル、クリスは、お勉強しましょう」
「「ええー」」
「ノアは、勉強しないのズルい」
「ノアは、もう勉強してるじゃ無い」
「お絵かきしてるだけじゃん」
「クリスは、これだけ精密に、お絵かき出来るのかしら?」
「うっ出来ない」
「じゃあ、お勉強しましょうね」
「お母さん、ワインを、一杯メジストさんに、上げても良い?」
「良いわよ」
「ほう、気が利くのう、千年ぶりの、ジンじゃ有り難くいただく」
「のう、これワシが作ったら、いかんかの」
「ん?作れるの?」
「材料と、道具さえ在れば、作れると、思うんじゃが」
「じゃあ、これを、作ったら、お金を、あげるよそのお金で、ワインや、魔力を、買えば、暮らす事も、出来ると思うよ」
「なる程、お金とは、そうゆう取り引きに使う物じゃったか」
「ん??お金の知識が、無かったのか、だから、お金は、要らんとか言ってたのか」
「じゃあ、メジストさんもお勉強だね」
「ワシが、お勉強だと、、、」
「千年前とは、違うのだよ 千年前とはな」
「っく、なんと言う事じゃ」