51話鍛冶計画1
「、、、ということじゃ」
「なる程、要は火山地帯で、鍛冶をしていた所邪霊に攻め込まれ、地下水路の中に逃げるしか無く。自ら強力な封印をし地下水路へと飛び込んだと言う事か」
千年前の記録なんて、一男爵の、書庫にある訳じゃなく立証は難しいだが、鍛冶が出来るならば、作って貰う事は出来るのでは無いか、後は、父さんと、リリさんが村から帰って来てから、ルクスにも聴いてみよう、精霊の歴史が聴けるかも知れない。
「じゃあ鍛冶が出来る精霊って事だね言葉も話せるし鍛冶屋さんを、やって貰うのも良いかも知れない」
「鍛冶を、やるのは構わんのじゃが、道具や炉が無いと出来んぞそれに、対価も必要じゃ」
「対価?お金かな?」
「ワシら、精霊に、お金は価値がないのう、ジンか、魔力じゃ」
「ジン??魔力は、分かるけど、ジンって何だろうか?」
「ジンも、分からぬのか!火のつく液体で、飲むと気持ち良くなるのじゃ」
「お母さん、ワイン持って来て」
「駄目よ貴方はまだ子供何だからお酒呑んでは」
「多分、ジンはお酒だと思うんだ」
「あら、でもワインは火がつかないわよ」
「じゃあフライパンもお願い」
「??まあ、良いわ飲むわけでも無さそうだから」
フライパンの下に、火魔法で火を付ける。ワインを、フライパンに入れて、温める。
「ノア、ホットワインを、作るの?」
「ちょっと違うかな?」
蒸気に、火を付ける。
「ほう、確かに、ジンが含まれておるようじゃのしかし、濃度が、かなり薄いようじゃ」
「やっぱり、ジンって、アルコールの事だね」
「アルコールと言うのか、時代が変わると言い方も変わるのじゃな」
「ドワーフ族から、火酒を、仕入れられれば度数の高い物も有るのだけれど、高価だわ」
「お母さん仕入れなくても、作り出すことは出来るよしかも、芋を使って」
「火酒は、ドワーフ族の秘伝よなんでノアが、知ってるのよ」
「ヒントは、さっきのワインだよ。温めるとアルコールが蒸発するその気体を、冷やすと、高アルコールの、液体が出来ると言う訳だから、火酒は、ワインよりも高いんだよ」
「だけど、芋から造れればワインよりも安価に出来るよぶどうよりも、大量生産出来るから」
「そうなのね、エールでも、出来るのかしら」
「出来るよだけど、エール100に対して、火酒は7位しかできないけどね」
「そんなに、少しなの?」
「アルコールだけを、取り出すとそうなるよ因みにワインでも、20位だね」
「まあ、お酒になる前熟成期間に、アルコールを、取り出せば分量は増やせるけどね」
「色々有るのね」
「まあ、対価の正体が掴めたのは良かったよ」
後は、道具か、金床 ハンマー ヤットコ 炉 燃料(炭)鉄鉱石等後は、場所かな、鍛冶場は火事になり安いので村外れの方が良いだろうな