44話 帰り道
「全く心配させないでよ、なんであんなことをしたの?」
「石が、切れれば、草原の邪魔な岩を、無くして畑を大きくすることができるんだ、そうすればもっと色んな野菜とか作れるし水田も作ることができる。それに岩を加工して、家や防壁を作る事も出来るから」
「あなたって子は、全部自分だけでやろうとしなくても良いの、そうゆうことは、お父さんの仕事よ。所で水田ってなに?」
「水田は、畑に水を張ってそこで稲を育てるんだ。稲からお米が取れれば麦よりも、保存ができて、飢饉対策には、良い食糧で、主食にできるし、更に、面積当たりの収穫量も多いんだよ」
「それは、いいわねでも、無理はダメよ。もしやりたいことがあるなら、お母さんか、お父さんに相談してね出来る限りは、協力するから」
「うん、帰ったらお父さんに聞いてみるよ」
ガサガサ...
「まって何か居るわ」
「「ブヒブヒ」」
オークが茂みから飛び出してきた
ガキン
ノアは咄嗟に結界を張り攻撃を防ぐオークの手には湾曲した剣シミターが握られていた
「キャ、オ、オーク ノア逃げなさい 親愛なる水の精霊よ水の防壁をウォーターウォール」
ノア達の前に水壁ができるが、オークはそんなもの関係ないとばかりに、突っ込んできた。
「ノア走りなさい、急いで」
「大丈夫だよお母さん、ちょっとビックリしたけど、この位なら結界を壊せないから」
そうゆうとオークを結界で囲む全力で向かってきたオークは結界にぶつかり、後ろによろめくさらに後ろからオークが、突っ込んでくる
「サンドカッター」
オークは首を、刎ねられ、数歩進んだところで倒れた。
「え?え?オークを、あっさり倒した?」
ガキン ガキン
「あーうるさいな!アイアンカッター」
結界に捕まっていたオークも首を刎ねられる
「お母さんこれどうすればいい?」
「どうって、いつの間に、風魔法と土魔法覚えたのよ!それも複合魔法まったくノアは、知らない内に、成長するわね、、、」
「オークは肉を食べられるけど、持って帰るのは、解体とかして小さくしないと無理ね、血抜きして氷漬けにすれば、村の人を、呼んで運べるけど、氷魔法使え無いし燃やすしかないのかしら」
「血抜きと、氷漬けだねじゃあやってみるよ」
そう言うと、サンドカッターでオークのアキレス腱を切る更に、太もも辺りを、土魔法で固定そして足を上にした状態で、ストーンウォールで磔状態にする
「ノア、器用な事をするわね普通ここまで魔力制御出来ないわよ」
「お母さん、血抜きってどの位でいいの?」
「その状況なら20分位かしら普通は、川に持って行って血が固まらない様にしながらするのだけど」
「じゃあ、足と首に水魔法を掛けて置けばもっと早く抜けるかな」
「そうね、でも氷魔法は使えないでしょう?」
イメージで、魔法が発動したからなんとかなりそうだなやってみるかな、まず周りに被害が出ないように結界で囲って、冷たい物をイメージするのだけど、液体窒素で良いかな量は結界を満たすぐらいで、後は自分が触れると指が凍傷になるから出す位置を変えて囲いの上からオークに直接掛かるように
「お母さんちょっと離れて」
結界の上から液体窒素の雨を降らせる周りが霧に包まれ気温が下がる。ヤバい視界が無い慌てて距離を取るそしてイメージをやめる風魔法で風を起こし霧を飛ばす。結界の半分位液体窒素が溜まっていた。そしてボコボコと沸騰した水の様に気泡を立てていた
「コキュートス!ノア、氷魔法の最上位魔法よこれ!」