39話 6妖精とノア
人魚の一件も片付き久しぶりに庭でウリの世話をすると
ウリは大きくなり丸い大きな実を付けていた
「ノア、ウリそろそろ良いんじゃ無い?」
お母さんが、やって来た
「そうだね収穫してみようか?」
「そのウリ冷やすと美味しいわよ」
お母さんは食べたことがあるらしい
しかしウリを冷やすのか?
冬瓜の様な物はだと固くて食べれ無い
胡瓜にしては大きいメロンか?
まあ、良いか、冷やす事にする
「リリさんこのウリ冷やして置いて」
「あゝ!ウリ出来たのですね楽しみです」
やはりメロンだな
「今日の、夜食べるから食後に出してよ」
「はい、わかりました」
嬉しそうだ、まあ、甘いメロンなら女性なら
喜ぶだろうそう思いウリを預けた
さて妖精さん達はどうかな?
(あ!ノア妖精のところに行くの?一緒に行くわ)
ルクスが話しかけてきた
どうせ妖精達に会いに行くのだサクラも連れて行こう
サクラは、部屋の中に、鉢植えで居る
何でも、宿りから遠く離れる事のない妖精には
宿りごと移動する手段が無い
それが出来るのが嬉しいらしい
(サクラ起きてる?)
(ノア様、どこか行かれるのですか?
私も一緒に行きたいです)
こちらが言う前におねだりしてきた可愛い奴め
(他の妖精達の所に行こうと思うが行く?)
(行きたいです!是非連れて行って下さい!)
ん?何故語尾を強める何か有るのか?
妖精達は、庭の一角に鉢植え状態のままでいた
(あ〜ノアだ〜ノアが来た)
(こりゃ花の妖精よ呼び捨てにするでない
儂らの、恩人じゃぞ)
(ホントだ、ノアが来た)
(シダの妖精お前もか!)
(あらあら、騒がしいと思ったらノアさんが
いらしたのですか?)
(おお、木の妖精小奴らに何か言ってやってくれ)
(ツタの妖精さん無理強いは駄目ですよ)
(はは、ツタの妖精もかたなしだな)
(ヌググ、キノコの妖精お前にだけは言われたくないわ!)
(ツタの妖精さんあんまり絡んじゃ駄目よ
ただでさえ、絡んでるのだから)
(それは、どうゆう意味じゃ!苔の妖精)
(ツタだけに)
(もう、いい好きにせい)
(あらあら、性格までこんがらがりましたか)
(こんにちわ妖精さん達)
((((((え?))))))
(あゝ、ノア様いきなり念話して私なら、ともかく
他の妖精じゃあ、ビックリしますよ)
(あっそか、普通話出来ないんだっけ?
最近サクラやルクスと話してるから忘れてた)
(あの〜先程の会話もしかして全部聴いてました?)
(うん、元気そうで何よりだ特に、ツタの妖精さん)
(((((え〜〜〜〜)))))
(驚かせてすまないね聴いての通り
話す事も聴くこともできるよ)
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