35話 人魚との取引
「いいだろう、私が行こう」
「ジーン隊長良いのですか?」
「こんな、子供が出て来たのだしかも1名で
武器も持たずに、その勇気そして
その恩には、報いねばなるまい」
「そうですかなら、こちらを、持っていってください
友好の証に、お母様から、預かった物です
成約の暁には、ノアさんに渡してください」
「お預かりします、マリン様」
「では、私も行きましょうジーン1名では、
取引の内容等の打ち合わせをするのは
荷が勝ちすぎますので」
「ジョゼフ任せますよ」
「では行きましょうかノア殿舟は私供が、運びます
安心して乗って居てください」
「助かりますジョゼフさん、ジーンさん」
こうして、浅橋まで、戻ってきた駆寄ろうとしたお父さんを、止めるのに、結界で、拘束したのは内緒だだって、凄い顔してるから、怖がられると厄介と思った
「先ずは、マリンさんが、気に入った虫類の幼虫等から
サンプルとして、2匹づつ全ての種類を渡すよ」
「これは、イソメですかな?こっちのは、やけに太いが
これは、緑色に赤いイソメしかしイソメにしては
足が無いですな」
「観察しても判らん取り敢えず食ってみよう」
ジョゼフさんは観察しジーンさんは食べる
「こっちの太いのは、エビぽい味がするが
イソメのようでも有る変わっているが
イケるな赤いのはイソメぽいがちょっとクセがあるが
そこがまた良い緑色のはほぼエビだなどれも問題無いだろう」
「次に行っても良いですか?」
「あゝ、どんどん行こう」
次は、コレの親だそうイナゴ、カブト虫、等の成虫
「厶、これはなんだ?見た事無い物をばかりだな
この黒く光沢ある物そして緑色の後ろ足が長いエビ
よく分からないが、食えるのか?」
「あ〜だこ〜だ行っても始まらん俺は食うぞ」
ジーンさんは、結構ワイルドだ
「先ずは緑の奴だまんまエビだな黒い光沢のある奴は
殻が硬いしこれは不味いな」
甲虫はお気に召さなかった様だな
次に野菜、果物と出していく
葉物野菜は普通に食べる、果物は酸味が無い物を
好む様だ麦は練った物やパンも問題無い
芋がやはり問題だった調理が出来ないのだ
蒸かし芋は食べれるが生芋は無理
目の前で火を使い調理して食べてもらったが
火が使えないらしく更に猫舌だった
大体のこちらが用意した物は一通り食べてもらったが
芋類はこちらが調理して食して貰うことになった
「コチラからの食に関しては、終わりです」
「少々食べ過ぎたしかし黒い光沢あるヤツ以外は
十分食べられる芋とか言うのも手を、かければ
美味かった」
「魚は、どんな魚が良いのだ?」
それは、漁師に任せよう
「それに関しては別の者に任せます
また、対価としての、取引量ですが、
芋が1.2対魚1これは、重さにて換算とします」
「最初の方の物ですが、余り量は、無いのですが
3:魚1としますこれも重さ換算ですまあ手間も掛かる
食材ですので割高になってしまいます」
「野菜は、1.5:魚1で果物は1.3で魚1
麦は時価とします麦は取れ高が多ければ0.8:魚1
とか割合安くできる事も有りますので
また、芋は、3ヶ月後かなり安く成ります
これは、市場価格が、安くなるので
その時価格見直しを、して公正な取引をする為です
多分麦より安くなる予定です」
「ふむ、大体わかった」
「麦や芋は安くなると言ったがなぜだ?」
「この取引が始まるので、農地を改善して
作れるようにしました余りにも急な事で
色々苦労しましたが3ヶ月後には収穫出来ます」
「ほう、人間は自ら食べ物を作ると言うのか
なかなか面白い我らも作る事が出来れば
苦労しないのだがその技術が無い不甲斐ない事よ」
「出来るかも知れませんよ」
総3万Pv300Pv/時3000Pv/日
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