6話お母さんの問題
お母さんはどんな問題を
持ってきてくれるのでしょうか?
朝の散歩を終えお母さんとの約束を果たしに
リビングへと足を運んだ
「ノア、始めるわよ」
あれ?羊革紙も黒板も筆記用具も無い
どうゆう事だろう?
質疑応答でやるのだろうか?
「お母さん筆記用具とか無いの?」
「今回は、使わないわだって字が、
読めないし書けないでしょう」
まあ、文章問題は、読めないので無理だった
数字位は分かるが
「じゃあ1問目ここに石を置くわこれがいくつか
なるべく早く答えなさい並べる所は見ないで並べてから
なら見てもいいわじゃあ後ろ向いて」
「いいわこっちを見て頂戴」
石は5列10個づつ並んでいた
「50個」
「あら、早いわね全部数えたの?」
「数えて無いよ」
「なら何で分かったのかしら」
「5列で10個並んでるから
5x10で50個だよ」
「やっぱり法則を解っているのね」
「じゃあこれを動かさずに3等分にしなさい」
「16個が3組と余り2個」
「凄いわ正解よ」
「これは数字は完璧そうねノア」
「そんなに難しく無いよ?」
「いいわ家での数字の勉強は免除します」
「え?なんで?」
「私が教えられないからよ」
「……」
「でも教えれる事もあるわ文字よ」
うん流石に読めないからそこは確かだ
でも足し引き掛け割りで、家での数字の勉強
終わりって良いのかな?
まあ方程式分かるからやっても意味ないけどね
あんまり生活で使わないし
「でも、ノアには少し早いわね
そうね来年から始めるわよ」
「うん 分かったテストはそれだけ?」
「そうよでも質問があるわ
ノア、将来何をしたいのかしら」
「まだ、考えて無いよ」
「そ、そうよねまだ早いわよね
ゴメンね忘れて頂戴」
将来か、よく分からないがまあ、何とか成るだろう
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テストを終え外に出て花壇予定地に行く
そう土の入れ替え作業だ
昨日掘って置いたので土を持ってきて入れるだけだが
重労働で有るそこで考えた魔力を使って
楽出来ないかと結界魔法のマネごとはできる
それをスコップの形にして掘る掘った物は
魔力結界コンベアに載せ花壇の場所まで運ぶ
よしイメージは固まったやって見るか
っとその前にルクスに手伝って貰おう
リリさんを捜すと洗濯物を干していた
「リリさん」
「あら、ノアさんどうしたの?」
「ルクスを呼んで」
「あらあらルクスが最近お気に入りね
良いわよ」
『ナニよ折角お昼寝してたのにってノア
また、何か始めるつもり』
ちょっと手伝って欲しいんだけど
今朝の妖精の事で
『ナニよ勿体ぶらずさっさと言いなさい』
あの辺りの土を花壇に使おうと思うんだけど
他に妖精が居ないか確認しようと思って
『そうゆう事分かったわ聞いてあげる』
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「こんにちは妖精さん居ますか?」
「はーい あらルクスさんどうしたの?」
「実は……」
「そうゆう事なの」
「あの辺りには他に妖精は居ないわ
日当たりも悪いからそんなに人気無かったの
でも、この子が良かったから宿ったの」
「そうじゃあ安心してこっちに土を
持ってきても良いわね」
「良いわよこっちの方が日当たり良いし
ここが花壇になるならずっと住みたいぐらいよ」
「じゃあノアにそう言っておくね」
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『……だそうよ』
よしこれで、安心して作業が出来る
ありがとうルクス
『どういたしまして約束覚えてるわよね』
リリさんと話をしたいでしょ
覚えてるよ今晩辺りどう?
『じゃ今晩ね』
さてと始めるか
その後夕方には作業が終わり
早く帰って来たお父さんは出番が有りませんでした
お母さんもう少し頑張りましょう(笑)
お父さん出番無くてゴメンね