97話 東の開拓と王様からの手紙
東の開拓ですね
ノアはグラマスとの、話し合いが終わり、東の開拓地へと向かう。
「お疲れ様」
「ノアさん、お疲れ様です」
「どう調子は?」
「石が多くて中々、思う様に、行ってません」
「やっはり、難しいですか?」
「そうですね、平にして上から土をかぶせた方が良いように思います」
「それに、大きい岩も邪魔になってます」
「そうですか、では草刈り優先で、穴を堀リそこに、草を入れてください。後、食べ残しや魚の骨とか腐る物も入れちゃってください」
「腐葉土ですね?」
「そうですが、更に、ワームを入れます後は、放置ですねしばらく放置すれば、いい土が出来ますから、その後開拓していきます」
「なるほど、土造りから、始める訳ですか」
「土が、駄目なら作るのが一番ですよ岩は、鍛冶が落ち着いてから考えます」
まあ、その頃には、コリア村の人達は、村に帰ってしまうでしょうが、土さえ出来ていれば、撒くだけだから此処に腐葉土を作る所が出来るのは有難い。それに、この石のおかげか、高い樹木は無い切り株を、除去するのは、結構大変な作業になる。それが無いだけでも、この土地は、開発しやすいのだった。
視察を終え、家に帰ると、お父さんに呼ばれた。
「ノア話が、有るのだが、ちょっと良いか?」
「なに?お父さん?」
「王都から、使者が来て、王様から、支援金貰っただろ?」
「うん」
「それでな、王様から、暇になったら、お城に来るよう手紙が来てるんだよ」
「ふ〜ん、いってらしゃい」
「いってきます、、、」
「じゃなくて、ノアが、お城にお呼ばれしてるんだよ」
「ヘ〜、そうなんだ」
「ヘ〜って」
「何で、呼ばれたの?」
「えっとだな、コリア村の人の救済と、害虫の事で話を、聴きたいそうだ」
「そんなの、手紙で、良いんじゃない?」
「いやいや、呼ばれたのだから、行かない訳にはいかないだろう」
「面倒くさいな、大した事して無いのに?王様って暇なのかな?」
「いやいや、暇じゃ無いだろう」
「でも、コリア村の人が、帰るまでしばらく暇は無いかな」
「そうだよな〜」
「取りあえず、手紙でも書いて、送って置くよ」
「ところで、王様の名前なんだっけ?」
「アレックス・ヴァン・バルーン陛下だな」
東の開拓は難航しそうです。
王様は、無碍に扱うw
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ブクマ、レビュー、評価、感想、誤字報告お待ちしております