96話 家紋
タイトル変えてみた
グラマスは、ライヤ男爵家の紋を使う為アレクを訪ねた。
「こんにちは、グラマスさん今日はどうされたので?」
「アレクさん、スノーブランカの薬のことでお話が」
グラマスは事の経緯を話した。
「そうですか、ウチの紋を使いたいのですねただ、問題が有りますよ」
「と言いますと?」
「うちには、紋が無いのですよ」
「、、、」
「、、、」
「またまた、ご冗談を」
「いえいえ、本当に無いのですよ」
「はあ、理由を聴いても?」
「ウチの村は、開拓村でした。親父が、村長で、ある程度生活基盤が整った時に、魔物に襲われまして、その時、親父と、私とで魔物を退治出来たのは、良かったんですが、親父は怪我をし亡くなりました。その当時村を管理していた官職が、逃げだし行方不明に成りましたが、親父と、私と、妻の一家で村を、再建した事で、男爵の爵位を頂いただけなのです。後から、聞いた話では、どうも管理したい官職も貴族も居なかったらしい」
「では、謁見とかされて無いので?」
「王都にも、行ったことないですよ私は、そもそも礼儀だとか、面倒じゃあ有りませんか」
「なるほど、そのような事が有ったのですね」
「まあ、ノアが、暇になったら、王都に来る様にと、王様に呼び出されてるので、行かないと行けないのですがね」
「そうですか、ではどうでしょう?その時に、紋を造られては?」
「まあ、作らないといけないんでしょうが、規則とか私にはさっぱりで、どうしたものでしょうか?」
「では、私の方でお調べして、紋を幾つかデザインさせましょうその中から選ぶと言うのはどうでしょうか?」
「まあそれならお願いしても宜しいでしょうか?」
「任せてください」
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