94話 水車建築
収穫祭から、15日後だいぶ西の森が開けて来た川も見えて来て村の広場より大きく成った。そこで、資材、薪も十分貯まり水車小屋及び鍛冶場を作る運びとなった。労働を担うのは、メジストをリーダーに、木工班と、伐採班だ水車は2機鍛冶場用(ふいごと叩き)と、食料加工用で2機作る事に成った。
又、農業班は、藁を縄にする作業に乗り出している。教育班は、まだ、スノーブランカの研究だ。
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水車を作るに先ずはしなければ成らない事が有る、土台となる石工の仕事と、レンガ造りレンガは藁を入れない耐火性重視で作る。
そして、土台には石積みし高くし、川の流れを変えるため堤防や堰(開閉式)を作り流れの強さを調整する。
そうする事で、水車に最適流れを作り出すと、高積んだ土台に、レンガを、積み上げるそのレンガを、半円状に削る、そこに、藁を敷き木材をはめて水車の軸にすると、軸に水車を嵌る軸上部に藁で覆い、レンガを、積み上げる。ここ迄で、水車の壁1面と軸、水車は完成した。
2連水車の為隣にも同じ物を、作る。そして、後3方向の壁も同じくレンガを使う。上部は木で作る為レンガと木を組み合わせると屋根を作っていく屋根は川側が低くなる様に設計され1機目には、煙突が付いている、こちらが、鍛冶場だ鍛冶場には、ふいごが、水車動力で動き更にプレスする為木の槌が取り付けられている。取りあえず木で出来ているが、鉄の加工が出来るように成れば、先端を鉄に加工する。因みに、各装置には、ロープが2本付き、それぞれ、オンオフが可能になっている。
鍛冶場は、これで、ほぼ完成だ、加工装置の方は簡単で、木槌と、石臼の2つの加工装置だ。
装置自体は、単純である、クランク式で良いのだから鍛冶の様に、フイゴを、上下運動させて交互にタイミング良く動かす必要は無い。
この建築には、2ヶ月掛かった。が満足出来る。仕上がりとなった。
水車完成です。メジストの魔法込みで2ヶ月結構な時間が掛かって居ますこれで加工が楽に、なりますね
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