93話 元宮廷魔術師ジェファーソン
ジェファーソンさんヘの手紙です。
今日、スカルウッドが、依頼を終えたと、我が家にきた。冒険者ギルドに、受け取り書を出せば、良いものを何故か、私に、渡して来たが、驚いた事に、ノア・ライヤからのメッセージ付きだった。まさか、読み取るだけでなく、返事を、同じ手法で返してくるとは、思い付かなかった。そして、アレク殿からの手紙も一緒に渡された。
ノア・ライヤからのメッセージは、こうだった。
初めまして、突然の、魔術的メッセージを、ご容赦ください。手紙のメッセージに、気づきました。手紙は、お父さんしか触らないように、致します。僕の、魔法適正は、イメージ魔法となっています。属性では無くイメージによる魔法の為、無詠唱での発動が出来ます。又、魔法を、模写する事も可能な様です。僕の一番の問題は、どれだけの魔力で、どの位規模になるか分からない事です。特に初めて、使う魔法は、調整が難しく、困って居ます。例えばファイヤーボールが、巨大になるか、もしくは、白熱級の物になるのか?分かりません。その為おいそれとは使えないのです。土魔法や、水魔法、風魔法は多少なら使えますが、火魔法だけは、怖いのです。一回使ってしまえば、調整も出来るのですが、その一回で、被害を出すことの無いよう師事して頂きたいのです。因みに氷魔法は、いきなり、コキュートスを、使ってしまいました。その後、最小コキュートスを使えるまでになりました。長い文書になりましたが、よろしくお願いします。
〜ノア・ライヤより〜
ふむ、我々と別系統の魔法と言えるのかもしれん?教える事できるじゃろうか?イメージ魔法のうイメージしたものを、魔法として、起こすとすると、詠唱は不要じゃし、魔術のような下準備も不要じゃ、後は、魔力量や変換率の問題かのう?人と違うと言う事は、気づいておるようじゃがから、下手な事はせんじゃろう。しかし、ノア・ライヤ程になると、時空魔法も使えるのでは無いだろうか?興味深い、実に、興味深い人物じゃな。おっと、そうじゃったアレク殿の手紙が、有ったのじゃ、目を通すまでも無いがみてみるかの
拝啓
お手紙を頂き有難うございます。
(中略)
よろしくお願いします。
〜アレク・ライヤより〜
ふむ、簡潔じゃったの、まあ、内容は悪く無かった。但し、貴族的にはどうかと思うがのう?アレク殿の方が教育した方が、良いのでは無いだろうか?社交会なんぞ行ったら、食い物にされそうじゃまあ儂の知る。必要は無いかの、まあ、良いわい、少しづつでも、教育するのも、面白かろうて、しかし、王都にいつ来るんじゃろう?書いて無かったが、、、まあ、気長に待つかのう。
アレクは、社交会デビューしていません。普通は冬の間に、王様に謁見等して、ゴマすり的な事をするのですが、そんなこと教育されていませんので、領地で過ごしていますw
元々、村長の息子ですからね
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