12話 旅立ち
朝起きると、何やら周りが騷しい
「おはよう、目が覚めた今日出発ね」
ルクスが、話かけて来た。
出発?そうか家に、行くのか、それで荷造り何かしてるのか、
じゃあ、ルクスありがとうな色々教えてくれて、
「何言ってるのよ私達も行くわよ」
え?お別れじゃあ無いのか、それは助かるコミニュケーション取れる精霊が居てくれるのは精神的にも大きい。
そうこうする内に、お母さんとリリさんが入ってきた。
「あら、起きてるわ 騒がしかったかしら」
そう言いながら上着をたくし上げる。
あれ?今日は、お母さんの授乳らしい。馴れて来たとは云えお母さんは、初めてである。何気に、恥ずかしい。
「はーい、おっぱいですよ」
良いのか戸惑う、確か乳の出が悪いと聞いていたが、
「どうしたの?お腹減ってない?」
取り敢えず吸ってみる、何か違う、んーコクというか、甘みというか
なんか薄い、もう良いやと思い口を離す。
「もういいの?お腹いっぱい?」
「奥様そんなはずは無いと思いますが?」
と言いつつリリさんに抱き抱えられるそして、またもや授乳
「飲んでますね」
うん、この味、コクがあり、甘みも有る
人によって味が違う事に初めて気付いた。瞬間である多分成分が違うのだろう。
そんな事を考えて吸っていたが、お腹いっぱい成ってきた。
口を離すと、背中をポンポンされゲップを出す。
「そんな、この子若い方が良いなんて」
「奥様若い様に見えますが、324歳ですから」
「そうだったわね 貴方ハーフエルフだったわね」
「そんな事より馬車着てますよ授乳もしたし出発しましょう」
そして、初めての外の世界に、連れていかれる。馬車は、2台来ていた。周りの建物は、石造ぽい木も所々に使われているが、建築技術は、そこまで発達してないようだ。
馬車は一台は、人が乗るようなのか横に、扉が付いている。もう、一台は幌馬車多分荷物を、積んでいるんだろう。
そこへ革鎧を着た男6人がやってくる。
「お初に、お目にかかります護衛依頼を受けたパーティースカルウッドです」
「3日間宜しくお願いしますね」
「はい!お任せください奥様」
護衛?3日そんなに遠いのか、馬車2台と言うのは、多いと思っていたが、3日掛かるなら食料やら、雑貨等積んでいるのだろうと考えていると、馬車の中へ、中は椅子が有り急拵えだろうか、小さなベットが付いていた。そのベットに寝かされるそして、馬車はゆっくりと走り出す。
旅に出てしまいました
旅=トラベル=トラブル
コレから何が起こるのでしょう
3日間の旅は始まったばかりです