89話 収穫祭９
人魚達との話合いが終わって、ノア達は、教会に行く事に成った。これから教会で、豊作の感謝と、来年の祈願を行う為集まりお祈りをする。そして、広場で、キャンプファイヤーさながらの、焚き火を囲いどんちゃん騒ぎするのだが、これに、子供は、参加しない。お酒の場なので、参加しないのだ、それでは、子供達はどうするかと言うと、親しい人の家に集まりお泊り会をするそして、大人達は、夜中まで帰って来ないので、食事の準備等は、作り置きか自分たちで作る事になる。
「収穫祭も、もうすぐ終わりだね」
「なんか、今年の収穫祭は、疲れたわ」
「私も」「俺も」
ノエル姉に同調する様に、クリス兄とナタリーちゃんが声を上げる
「まあ、今日だけで、色々合ったからね」
「ほとんど、ノア関連ね」
「「確かに」」
「ランキングから始まり、農機具、スカルウッド、人魚取引税」
「でも、楽しかったでしょ」
「「「そうね」」だな」
「私は、人魚のお姫様見れたのは、嬉しかったな」
「まあ、女王やお姫様なんか、中々見れないものね」
「しかし、ノアは、親しいげだったな」
「まあね、取引なんかの、調整もしてるから」
「「イヤイヤ」」
「ん?どうしたの?」
「王族だよ?何でそんなに気軽に喋れるのよ」
「姫さん釣ったから?」
「はぁ、、、」
「ノア君て、ほんとに、わかんない」
「でもね、真珠出された時、何で駄目って言ったの?黙って、通貨にしちゃえば、儲かるじゃない?」
「あーそれね、真珠ってさ、天然物だから、色や形が不揃いなんだよ、そうすると、一個一個価値が、変わるから通貨としては、使えないんだ」
「あ〜、なる程商人の娘として、その考えは、なかったよ、勉強になるな〜」
「それにね、不公平な取引は、良くないんだもし、あの時真珠を手に入れるため通貨として、受け入れた場合、その価値に、人魚が気づき、損害賠償求められたら、国としても不味い事になる」
「国としての信用問題って事?」
「うん、で他の国でそうゆう事を、言われると、あそこは、信用出来ないから、貨幣にも価値が無いって事になるんだ」
「なる程、お金にも価値が在るのね」
「何処まで、考えてるのよノアは、お姉ちゃんもうチンプンカンプンよ」
「まあ、お姉ちゃんは、分からなくても仕方が無いよ」
「すまんノア俺も、分からん」
「お兄ちゃんは、これから、勉強してね」
天然物は、不揃いだからでした。
養殖物でも不揃いになるし、国の信用問題にまで眼を向ける流石賢者ですね
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