88話 収穫祭8
「女王って、人魚姫だけじゃ無く、女王まで、居るのですか?」
「うん、居るよどうせ国同士の話になるなら、トップと話して詰めるべきでしょう特に税金の事なんかは、取り決めとして正式に、文書にしなきゃだし」
「あの、私新人何ですけど」
「だから、何?」
「荷が、勝ちすぎると言いますか」
「あぁ、大丈夫だよ、女王や姫さんの話を、王様に、確認してもらうだけだからそんなに、緊張しなくても」
「はぁ」
(この子、どんだけ賢いのよ、そして姫や女王を呼び出すなんてどんだけ信頼されてるのよ)
「ノア君、久しぶり!」
「ノア殿、久しぶりですな」
「久しぶりだね、マリンさんに、ジョゼフさん」
「全く、マリン、久しぶりだからといって急ぐでない、おや、久しぶりじゃの、ノアよ」
「マリーさん久しぶり」
「新しい取引に付いて、何やら、話があるそうじゃが」
「その前に、紹介するね、こちら税務管のキャシーさんで、こちらが、女王のマリーさん、姫のマリンさん、参謀のジョゼフさん」
「で、後ろに、居るのが、商人の娘の、ナタリーちゃんと、兄のクリスと、姉のノエル」
紹介すると、それぞれ、会釈をするナタリーちゃんは、少しだけ、笑顔が引きつってた。
「それで、新しい取引何だけど、税金の対象になるから、通貨を、作らないといけないんだけど、偽造とか持ち運びとか、色々問題が、有るんだけど、先ずは、人魚にとって毒になる物、水質を、悪くする物は避けないとイケナイそして、泳ぐ時に邪魔では、困るだろうし、ある程度の価値も必要になってくるので、共通通貨を、使って取引は出来ない」
「ほう、相変わらず、頭が良いですな、確かに、我々にとって、金貨や銀貨は、重い、鉄貨や銅貨は、錆が出て毒になる物ですな」
「錆ない、重く無い、毒にならないそうゆうもので、偽造し難い物を作らないと、貨幣にはなり得ないと」
「それなら、これは、どうじゃろう?」
真珠を取出す女王
「それは、真珠ですか?それなら、、、」
「駄目だよ、それでは、貝をいっぱい取れば、無限の財源になるし、そうすると、真珠の価値が下がる」
「フム、難しいの」
「そうゆうのは、外貨獲得に使ってくださいね」
「じゃあ、こうゆうのは、どうでしょう、金貨銀貨だけで、取引すれば?」
「はぁ、金貨銀貨だけだと、価値があり過ぎるのよ」
「?どうゆうことでしょうか?」
「芋一個調理済み銀貨で何個買えるか分かりますか?」
「5個位でしょうか?」
「40個は、買えます」
「そんなに食べれません」
「そうでしょう、そうすると、銅貨や鉄貨でお釣りだけど」
「毒になるわけですな」
「そう、ならば、銀貨の、大きさを、小さい物にすれば」
「まあ、妥当でしょうか?」
「後は、王様にお伺いをして、通貨を、作って貰って、流通してもらう後は、価値をどの様にするかだねその辺りは、キャシーさんに任せるよ」
「え?私ですか?」
「税金取るんでしょしっかり働いてね」
「はい、、、、、」
小さくして価値を落とす同じ銀でも大きさが違えば、価値も変わりますから。
さて、真珠を貨幣にしないのは、別の理由がありますその理由とは?次回お楽しみに
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