84話 収穫後4
「あ、居た!おーい、ドーリーさん」
「お!、坊主元気だったかい?」
「おかげ様で、カールさんも、あの時は、ありがとうね」
「いえいえ、あの時気づいてくれて助かったのは、こちらの方です、もし気づいてくれなかったら、リーダーに、大目玉食らうとこでした」
「ハハハ、それは、怖そうだね」
「そりゃあもう」
「お!、後ろに居るのは、さっきの子じゃないか?わざわざ連れてきてくれたのかい?」
「あの、すいませんでした。」
「ん?」
「兄じゃないと、嘘を言いました」
「あぁ、そんなことか、まあ俺達冒険者なんて、ここの村人じゃないだ、怪しまれても仕方ないさ気にするなと言うより、よく出来た子だと思うぞ、素直に、答えて、人攫いだった場合危険だからな」
「ありがとうございます」
「紹介するよ、クリスお兄ちゃん、僕の、お兄ちゃんで、こっちが、スカルウッドの、リーダー ドーリーさん、斥候の、カールさんと、同じく斥候の、ヨシュアさん、剣士の、サイモンさん、斧戦士の、ガイアさんに、ポーターの、カストロさん」
「よく、覚えてるな?」
(鑑定で、カンニングしてますから)
「いえいえ、お世話になった人の事は、覚えるの当たり前でしょう」
「それにしてもジョブまで、覚えてるとは、昔から思っていたが、凄い記憶力だな」
「まあ、赤ん坊の、記憶もありますからね」
「「「「「「ちげーねぇ」」」」」」
「それで、僕に用事があったんじゃないの?」
「おおっと、そうだった、手紙を預かっててな、コレなんだが」
ジッと手紙を、見て受け取るノア、裏表見て、しばらく表を、見ながら固まる。
「ん?どうした何か、おかしな事でもあったか?」
「え、ううん、問題無いよそれより、受け取りのサイン必要だよね」
「あぁ、だが書くもの持ってないだろ?」
「大丈夫だよ、受け取り書出して」
「ほら」
(,,,,,,,,,,,)
「はい、コレでお願いが有るんだけどさ、依頼者に、直接持って行って欲しいんだ」
「はぁ、依頼者と、同じことを言われるとは、なんかあるのか?」
「これは、僕からの依頼だよで、報酬は、これね」
「依頼料まで一緒かよどうなってるんだか?」
「まあ、良いじゃないついでだし」
「カールお気楽だな、お前は」
「難しく考え過ぎだよリーダーは」
「まあ、良いんだけどな」
「じゃあ、僕らは、ノエル姉を迎えに行って、収穫祭に行くから、この辺で」
「あぁ、気をつけてな」
「はーい」