76話収穫と盗賊団と税務管17
「じゃあ、お母さん行ってくるね」
「ノア、気をつけるのよこの村の人じゃないんだから」
「大丈夫だよ、メジストも、お父さんも居るし何より魔法があるから」
「いえ、魔法を、使うのはなるべく避けて頂戴ノアの場合は、どうなるか分からないから」
「そっちの心配なんだね、、、」
「そうよ、お母さんはねノアに、手加減を、覚えて貰ってから、魔法を使って欲しいの」
「分かったよ、なるべくつかわないようにするよ」
「あなた、お願いね」
「あぁ、行ってくる」
ノア達は、25名の盗賊あらため、コリア村の村人達に会うべく家を出て行った。
◇
コリア村村人達は、朝から、ソワソワしていた。何故か、それは、今日から仕事が始まるからだ。どんな仕事が割り振られるのか、気が気じゃないのだ。犯罪奴隷でもおかしく無い立場の為過激な労働を、強いられるのではないか?とか汚い仕事ではとか色々な憶測が飛び交っている。
カーンカーンカーン
「集まってくれ!」
ぞろぞろと集まって来るコリア村の人たち、そこに領主アレクと子供とドワーフがいた。
「全員集まったか?」
「おはよう、コリア村の諸君、今日から仕事をしてもらう訳だが、その前に、紹介しておこう、俺の息子の、ノアと、ドワーフのメジストだ」
「「「、、、、え?」」」
コリア村の、人たちは、ノアを見て、呆気にとられた、炊き出しの時におてつだいしていた子供なのだ、ただの子供だと思い、色々話してしまった。しかも、坊主とか、礼節も無く気軽に、頭を撫でた人も居る。
「アレク・ライヤの次男ノア・ライヤです。これから、皆さんに、仕事の割り振りと、生活面でのサポートをしていきます。何かあれば、言ってください」
「ドワーフのメジストだ。仕事は、主にモノ作りの師事をする」
「ということだ、これからは、この二人が、、、」
「待ってください!このような子供のお遊び相手で良いんですか?私達は、仕事をする筈では?」
「あ、そうだな、ノアの事を、知らない者が多いだろうから、その意見ももっともか、諸君達と。会った時実は、居たのだよバードの後ろに隠れ指示を、出したのはノアだ」
「「「、、、え」」」
「更に言えば、諸君達の、罪を帳消しにしたのもノアだそして、害虫の対策すら考え出している」
「本当に、この子が?」
「みんなが、色々教えてくれたから、害虫対策が出来た結果だよ僕は、それに少しだけ手を加えただけだよ」
「「「ありがとうございます」」」
一斉に、頭を下げるコリア村の人たち、この様子なら、問題も起きないだろうと、アレクは思うのだった。