74話収穫と盗賊団と税務管15
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この3日間毎日炊き出しの手伝いを、ノアは行った。その間に、人物鑑定及び、聞き取りをして、善人で有る。と言う結果に至り、グラマスさん一行と、税務管の、キャシー殿を、お父さんの、名前で呼び出しお父さんにも、事情を説明して、協力を頼んだ。
集まったのは、グラマスさん、キャシーさんスカルウッドのリーダーの、ドーリーさんだ。
「そうですか、あの盗賊団いや、村人は、北の村コリアから来たのですか」
「でだ、事情を、考えてみると、同情の余地があると思う又、被害も、無かったから、どうだろうか?罪に問わずに、この村で、しばらく、過ごして貰いたいと思っている」
「私は、反対ですね!」
「キャシー殿、罪に問えということでしょうか?」
「そうです。もしあの時、リグルドさんの連絡や、アレク殿が、動いて無かったら、襲われていたんですよ」
「まあ、そうだろうな俺も、反対だ。護衛としては、危険な奴らを、野放しにするのは、自らも危険になるからな同情はするが」
「私は、被害が、無かったので、どちらでも、良いですが、コリア村が、気になりますね」
「そうか、二人は反対か、ノアどうする?」
「まず、税務管の、キャシーさんこれは、税務管の落ち度でもあるよ」
「な、なんですか、何で、子供が、」
「いやいや、子供どうこうは、この際置いておいてくれないかな?」
「アレク殿、子供の、言う事など、、、」
「キャシー殿、子供と言うが、助けた時の作戦は、この子の作戦ですよ。余り侮らない事です」
「グラマスさんまで」
「続けていいかな?」
「良いでしょう、そこまで言うならば、聞きましょう納得出来なければ、罪に問ますよ」
「まず、税務管は、飢饉に対して、どの様にお考えです?」
「飢饉と言えど、税は、払って頂かねば国が成り立ちません国民の義務ですよ」
「そうですか、残念ですね、国民には、生きる権利がないという事ですか?」
「はい?」
「国民は、飢饉の際食糧が無くて餓死しろと言っているのですよね?」
「いえいえ、その場合は、領主等から備蓄を、出してもらえば」
「それで、足りなければ、餓死ですか?」
「その場合は、国が備蓄を出せば、」
「でも?税は取るのでしょ?」
「税は義務ですから」
「無駄な事しますね?多分ですが、税で備蓄を、持っていき、国の支援も無いまま、出稼ぎに出てますよ?彼らは、国が支援するような制度を知らない」
「はい?」
「村人に、そのような、教育をしましたか?」
「そして、ドーリーさん、そのような事を知っていましたか?」
「いや、そんな事知らねぇな、大体教育なんて、受けてないんだ。知るわけねぇ」
「そんな、領主は、知っている筈です」
「領主が、教えますかねぇ?自分の備蓄を、出した領主が?もしかしたら、町でも、同様な事が起こって居たら、手が回りますかねぇ?」
「そんな!」
「大半を生かす為に、少数を切り捨てる事は有る事ですだが、領地だけで、見た場合と、国単位でみた場合では、対応が異なります、多分来年は、害虫が、南の方へと向うでしょう。そうすると、飢饉は、広がり、王都も、巻き込むと見てますよ僕は」
「なんと!では、食糧は、値上がりすると言う事ですか?」
「グラマスさん、そのとうりです。そうするとこの国は、食糧難に成り、立ち行かなくなるでしょう」
「おいおい、坊主、それじゃあ、俺達は生きていけねぇじゃねえか!」
「ですが、彼らは、ある情報を、持ってきてくれました」