72話収穫と盗賊団と税務管13
翌朝、村に帰ってから、急ぎ建築が行われた、25名の為の、住居を、仮設で作った。ノアが、設計図を書き、労力は、25名と木工師の、おじさんこと、トーマスとその妻と息子、マリアと、ジョイで建てる、25名となると、木材等が不足だと言うので、長い家を立て板で、区切りトイレや、かまど等を共用にして、材料の節約した作りにした。部屋は狭く、4畳程、寝るための部屋しか無い、そこに、木箱を置き中に、藁を入れ布を被せる。正に簡易ベッドだ。毛布は、自前で持っていた物を使う。各部屋の間には、開閉式暖炉が有る。この暖炉は、隣の部屋と中で繋がって居るが、人が、通れる程の、隙間は無く、火が見える程度だ、煙突は、外に繋がるが、風が入らない様にH型煙突暖炉は、下にレンガを引きレンガの上で、火を起す方式レンガの下には空間が有る空気を取り入れ口だ。開閉式にしたのには、冬の寒い時に少しだけ開けておけば、隣から暖気を、取り入れる事ができるので、少しでも燃料を、節約できる仕組みなのだ。因みにこの部屋ベッド以外土間で有る。余分な家具等置くスペースは無い。一部屋だけ専用暖炉が有るが、奇数なので、仕方ない。暖炉は、小さい物なので、お湯位しか沸かせない。
これで、簡易住居が出来るまで2日掛かった。食糧は、村が負担し、家は、領主である。アレクの負担である。
そして、住居が出来た事により、25名は、感謝していた。そして、尋問?にも、素直に、答えていった。害虫により、農産物が、駄目になった事食うに困り、村を出て、王都と西の町に行き、冒険者になり、ゴブリン退治に失敗して、仲間を失った事、そして、奪うしか生きられ無いと思い南に向かい、あの場所で待ち伏せして、襲うつもりだった事等。苦労の連続の話に、言葉を、詰まらせながら、話していた。
「そうか、大変だったんだなだが、ここでは、心配しなくて良い働くなら生活位面倒見てやる」
「働くと言っても、何をすれば良いのですか?俺達、たいした技術も、知識も有りませんよ?」
「そうだな、技術は、学べば良いただ仕事だが、色々あってな、どれを、やってもらうか、困ってるのだよ」
「はい?」
「ウチの、末っ子の、ノアがな、25名も居ると、仕事を探すのは大変だから、斡旋して、仕事を与えようついでに、教育して、春には、元の、村に、帰りたい人は、帰って貰うつもりらしい」
「え?」
「まあ、当面は、麦の脱穀と、選別作業らしいがなそれも直ぐに終わるとの事だ、何か新しい道具を、開発したらしいのでな」
「はぁ」
「まあ、明日から、頑張って仕事してくれ領主としては、以上だ」
「あの〜俺達、何の罪にも問われないので?」
「ん?あゝ、その事があったな、罪というか、怪しい奴を、尋問した結果、この村に、有益な情報を、伝えに来てくれた事に感謝する又、害虫被害に、あった村には、こちらから、多少では、有るが、支援物資を、贈る事が決定した又、国にも、税務管殿より働き掛けを行う予定だ」
「はい?」
「まあ、事前に、言っておくが、盗賊なぞ居なかった事になっている。アレは、助けを、求めた結果だと、まあ、その辺は、ノアに聞くと良い。受け入れやその他諸々グラマスさんと、スカルウッドと、税務管の、キャシー殿に、この3日間対応と、交渉をして無かった事になったからな」
「ノア様って、いったい??」