転生憑依とはなんぞや?
初めましての方は初めまして。
私をご存知の方はありがとうございます。
藤原都斗と申します。
さて、早速表題の件なのですが、まずはそう考えるに至った経緯を語らせて頂きたいと思います。
なろう界隈でもアルファポリス界隈でも、転生もの流行ってますよね。
私も好きです。
剣に転生してたり、温泉になってたり、悪役令嬢になってたり、スライムになってたり。
そんななろうで私は現在、二本連載を抱えております。
その内、メインとして力を入れている、『ヴェルシュタイン公爵の再誕~オジサマとか聞いてない~。』
此方の作品を書いていて、何人かの方に有難くも感想コメントを頂けるという僥倖を賜る事が出来たのですが、ふと疑問に思ってしまったのです。
このお話は、神様の手違いで死んでしまった女性が、気付いたら素敵なオジサマになっていた。
という所から物語が始まります。
有難い事に何故かご好評頂けている作品なのですが、察しの良い方はこの時点でお気づきでしょう。
そうです。
この時、その有難い感想コメントの中に、この転生素敵!と仰る方がいらっしゃったのです。
とても有難く嬉しい感想コメントでしたが、私はこの作品を憑依ものだと思って書いていたので、どうしても気になって仕方がない。
独自に調べたものの、結果私は転生という単語がゲシュタルト崩壊しまして、思わず、しらす( 。∀ ゜)とか言って考えなかった事にしました。
ほとぼりが冷めた頃に、ひとつの言葉を発見したのです。
転生憑依。
転生と憑依がごっちゃになった、新たな造語でした。
調べた所、意味は統一されていません。
悪役令嬢転生とかとごっちゃになってました。
転生という定義も分かっていないのに、更に憑依までプラスされてもう何が起きたのかサッパリ分かりませんね。
では、例としてもちょうどいいので、私の作品がどういうものか、簡単に説明しようと思います。
まず前提として、この物語の主人公の女性は神様の手違いで死亡しています。
それから、異世界へと魂だけで転移させられた彼女は、神様の勝手で大貴族のオジサマの肉体を受肉させられます。
この時、オジサマの肉体は死亡しており、元々入っていたオジサマの魂は成仏してあの世にいっちゃっています。
つまり、死体に魂だけINして蘇生されてしまった状態なのです。
さて、では話を戻して、これって、転生憑依なんでしょうか?
なんだかますます分からなくなって参りました。
仕方がないので、ここでちょっとウィキペディアさんに御協力して頂こうと思います。
転生(てんせい, てんしょう)とは、生あるものが死後に生まれ変わること、再び肉体を得ること。
...結局どういう事なんだってばよ?
短か過ぎて細かい所が分からないので輪廻転生についてもウィキペディアさんに御協力頂きました。
輪廻転生
転生輪廻とも言い、死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくることを言う。
これは仏教の考え方ですね。
人は誰しも、誰かの生まれ変わりであり、何度も人生を経験した魂は徳を積んでいつか仏様と同じ領域になれる、という教え、だったような気がします(曖昧)
それでは次に憑依はなんなのかと言いますと、ウィキペディアさんではこういうものを指すようです。
憑依とは、霊などが乗り移ること。憑くこと。憑霊、神降ろし、神懸り、神宿り、憑き物ともいう。とりつく霊の種類によっては、悪魔憑き、狐憑きなどと呼ぶ場合もある。
つまり、心霊現象ですね。
......転生と憑依って一緒になるものじゃなくない??
ますます訳が分からなくなって参りました。
それでも無理矢理に情報を纏めてみましょう。
まず、転生とは、簡単に言うと生まれ変わる事である、という結論になるかと思われます。
生まれ変わる、という事は生まれなきゃいけないという訳で、つまり、体は別として魂はリサイクルされてる、という事なのかもしれません。
そう考えると、私の作品の主人公も魂をリサイクルされているという点では転生と呼べるのかもしれません。
ですが、彼女は生まれ変わってないので転生とはまた違う可能性も否定出来ません。
次いで、他人の身体に入ってしまっているので、憑依だとも言えます。
ですが、転生憑依かと問われると、首を傾げざるを得ません。
意味が分からないので仕方ないですね。
ちなみに、広義では1回死んだら転生になるようです。
1回死んだら転生とか言われると確かに私の作品のオジサマは転生なのかもしれません。
でもそうなると、書籍化作品ですが、龍に殺されたらアンデッドモンスターとして蘇っちゃった冒険者の彼も、タイプは違いますが転生になってしまうんじゃないでしょうか。
もう訳が分かりませんね。
さて、以上の事から転生憑依とはなんなのか、纏めてみましょう。
では、行きます。
転生憑依とは、
死んで生まれ変わった魂が肉体に憑依している状態である。
.........ごめん無理だった。
出来ると思ったんだけど無理だった。
だってどっちも意味が違い過ぎてもう、訳が分からないよ!!
自分でも何書いてんのかサッパリ分からない!!!
既に生まれ変わってる筈なのにどこに憑依するの!?もう一個誰かの身体が必要になるよ!?どういう事!?ドーイウコトナノ!?
すみません、取り乱しました。
では結論を延べさせていただきます。
結論:わからん。
ごめんなさい、色々と考えたけど分からん。
とか言ってたら早速ご意見が頂けたので、ここからまた少し、考察しようと思います。
まず、Twitterにて転生とはなんぞ?とアンケートを取りました際に判明した事なのですが、転生、輪廻転生、転生憑依、憑依、全てがそれぞれに違う意味を持っているのではないか、という可能性に気付きました。
(ちなみに、死んだ後に肉体を得たら転生、というアンケート結果になりました。)
輪廻転生と、憑依については前述の通りの意味なのだと思います。
では転生と、転生憑依がどういったものなのか。
それは、死んだ後新しい次の生がある事自体が転生であり、
転生憑依となると、死んだ後の次の生を、自分とは一切関係のない存在の肉体に入っている事を、物凄く広い意味でそう呼ぶのではないか、と思いました。
この定義で考えると、大体の転生が転生憑依になるじゃん、と思った方。
そうです、私もそう思いました。
物凄く広い意味で考えると、そうなってしまうんです。
つまり、転生憑依とは転生の事なんです。
早い話、その位には曖昧な定義になってしまっているんです。
さて、これを読んでいて、結局の所転生とは何なのか、気になりませんか?
その結論に行く前に気になる事があります。
生まれ変わったその人は、次の人生を歩んでいるその人は、前世の記憶があってもその前世の人本人だと言えるのかどうか、です。
もしかして、この認識が肝になってくるのではないでしょうか。
憑依となると、心霊現象である、というのは前述にもあったと思います。
一度あの世を経由しているのか、はどの物語にも出てこないので、関係が無いと考察します。
前世の記憶がある人は、一体どういう状況だと思いますか?
前世の延長?それとも、新しい人生?
果たしてそれは、一体誰が決めているのか。
前世を持った本人が、自分の死を納得しているか、していないかという主観?
いいえ、それだけでは違和感があります。
赤ん坊の魂と、死んだ人間のその魂が同一の存在であるかどうか、ではないでしょうか。
さて、では本題に戻りましょう。
憑依転生とは何なのか。
ふと思ったんですけどこれ、もしかして、転生したと思ったら憑依しただけだった、状態なんじゃね?
もしかして、転生、してないんじゃね?ただの憑依なんじゃね?
もしくは、単なる転生なんじゃね?
つまり憑依、してないんじゃね?
......あ、異論は認めます。
色んな考えの方々がいらっしゃるように千差万別だと思いますので。
色々と書きましたが、結局なんかアレだったので、この疑問を解決してくれる方を随時募集しております。
お手隙の方、御協力をお願い致します。
現在のご意見
・本人が転生と思ったら転生
・転生憑依って人生乗っ取りの事
・現象を確認した立場によって見方が変わる場合もあるのでは?
・肉体同じで、魂が違う場合が該当する?
・元の魂が存在していたなら憑依(転生憑依)
・元々は、転生憑依って一つの言葉じゃなくて二つをまとめて扱った物なのでは?
・お母さんから新しい身体で産まれたら転生
・お母さんから新しく産まれて、記憶なしのまま育つも何らかの要因でその人格が消える(もしくは後ろに引っ込む)ことで、前世の記憶が人格として現れた状態が転生憑依
・神様が新しく創った身体に、記憶ありでin、魂が離れて空っぽの身体に別人の魂がin、魂が離れてないのにその身体に重ねて別人の魂がin、は、ただの憑依
加筆修正しましたなう(2018/12/10 01:27:20)