フレア
育った街で 夜明けの向こう
踏みしめた道が終わり
忘れかけていた 忘れようとしていた
かけらを いつか夢と呼んだ
怖がって 捨てたふりして
「これでよかった」と言い聞かせて
強がって 正しいだけの日々をさがしていた
「行っておいで」って 背中 押され
震える足で 前へ 前へ
迷ったっていいさ わらって?
未知に道を いま刻んでいけ
乾いた風の切る音だけが
踏みしめた道に残り
思い出すほどに 消えそうに泣く声が
すがたが いつも空に咲いた
背を向けて置いてきた日に見た
好きの影を追い求めて
かなわない綺麗事から夢を咲かせていた
泣いていたって 日は昇って
生きてきた日々が終わっていく
枯れないでいる花はない
いまを咲くために咲いている
「またね」って手を振って
夕日が伸ばす影 step by step
もう一回 咲く花がある
俯いた先でも 風に揺れて…
「行っておいで」って 背中 押され
強く踏み出せ 前へ 前へ
いつだって覚えていて
「未知に"キミ"をいま刻んでいけ」
ありがとうございました。