スキルリッチ・ワールド・オンラインとは
投稿中の拙作の資料集です。
【基本設定】
SROの世界――スキルの豊富な世界――には多種多様なスキルが存在し、プレイヤーはそれらのスキルの中から好きなものを選んで育てていく事になる。SROは所謂スキルLv制のゲームで、選んだスキルの成長によってステータスが変化すると同時に、次に取れるスキルの種類がある程度決まってくる。解り易く喩えるなら、純粋なアタッカーとしての成長を選んだ者が、一転して料理人のスキルを取ることはできない。その代わりに、他の職業ではそもそも選択肢に出てこないような専門スキルを取る事ができる。
保有しているスキルによっては、新たに得られるスキルや転職時に就ける職業に何らかの制限が発生する事もある。言い換えると、取得しているスキルを捨てるか、場合によっては控えに回す事で、新たに取得するスキルや就ける職業の選択肢が広がる可能性がある。逆に、複数のスキルを習得していないと解放されないスキルもある。例えば、体術における「体当たり」には「突き」・「蹴り」・「捌き」のうち二つ以上のスキルが必要になる。
スキルおよびアーツ(後述)は育てる事でより上位のものへ進化し、ステータスの上昇にも影響する(例えば突進系のスキルを育てた場合、AGIやSTRのステータスに補正がかかって上昇しやすくなる)。
プレイヤーが保有するスキル枠と控えスキル枠は初期状態でそれぞれ十と五に設定されている。ただし、プレイヤーのレベルが一つ上がるごとに、スキル枠と控えスキル枠が一つずつ増えていく。不要なスキルは捨てる事が可能だが、一旦捨てたスキルは再取得できない。
なお、アイテムや素材などの採取は、特にスキルを持たなくてもある程度は可能である。しかし勿論、専用のスキルを持つ方が効率的に、また品質の高いものが採取できる。また、本ゲームではパーソナルスキルの効果が高いため、ゲーム内で準備してあるスキルを用いずともある程度の動きは可能である。すなわち、現実で空手や柔道を体得している場合、特にスキルを得ずとも同じような動きが可能になる。
なお、ゲーム内で習得した動きが現実の身体の動きに影響するかどうかは――リハビリやトレーニングなどの面から――現在研究中である。
【ゲーム展開の予定】
王国の東部にあるトンの町と南部にあるナンの町は最初から開放されており、プレイヤーが自由に往き来できる状況になっている。しかし、シア以降の町へ行くためには、まずトンの町とナンの町で一定数のNPCを覚醒・活動させ、その動きが次の町に伝わる必要がある。この前提条件が満たされない限り、プレイヤーがいくら力んで街道沿いのボスモンスターを討伐したところで、次の町への道は開かれない。ただしこれらの情報は、プレイヤーには伏せられている。必要な数のNPCの覚醒には、二つの町で充分な数のプレイヤーが活動する必要があると考えられていた。