第十話
「コノ【トウオウ】サマヲコケニシタツミハ、ソノミデアガナッテモラウゾッ!!」
そういうとトウオウはダイに攻撃を仕掛ける、
千切れた手はすでに再生している、
殴り、蹴り、体当たりと、自分の思ったように気分よくダイに攻撃が当たる、
そのすべてが会心の一撃ともいえるほどに威力の乗ったものだった、
「フハハハハハッ、ワレハイマショウガイデモイチバンノッテイルッ!!」
「ふふふ、そうだな、お前は今調子に乗っているな。」
トウオウの攻撃を散々受けたにもかかわらずダイは笑って答えた。
その言葉に脅威を感じたトウオウは後ろへと跳躍する。
刹那、トウオウの居た場所に業火が現れる、
ほんの一瞬タイミングが悪ければトウオウは業火に包まれていただろう、
このままでは勝てないと感じた、
トウオウは覚悟を決めた、
「ジュミョウガドウコウナドイッテハイラレヌッ!!」
「むぅ。」
ダイはトウオウの魔力の高ぶりを感じ取る、
トウオウの体はみるみる変化をしていく、
そして二足歩行のドラゴンへと変化した、
GuuGooooooo!!Gyaaaaaooooooo!!
頭に響くような【念話】で語るトウオウ、
「上等っ!!」
ダイは言葉とともに駆け出し先ほど手にした刀で横薙ぎに斬りつける、
Gyaaaaaaooooooo!!
その一振りはたやすくトウオウの足を切り飛ばした。
Goooo!!Goooo!!Goooooooooo!!
「ふんっ、許さんからどうしたというのだ? 貴様はこの刀の真の力も引き出せずに居たくせに。」
大は二刀を掲げながらトウオウに見せつける。
GuuuuRuuuuu……
「貴様の身でもってこの二刀の真の力思い知るがよい。」
ダイは持った二刀を体の前で交差させそのまま後ろへ限界まで引き絞ると腰を落とす、
直後ダイはトウオウの首元まで跳躍する、
それはあまりの早業でトウオウは対処できなかった。
「二刀一対っ!!【魔魅入】」
GaaaGaaaaaa…Guu… u…oo……o
トウオウは首をはねられた。
「俺相手に8回も逃げるとは……久々に攻撃をもらってしまった、気をつけねばならんな。」
そう言いながらダイはトウオウの死体をアイテムボックスに放り込む。
「さて、この塔を調べるか。」
ダイは塔の家探しを始めるのだった。




