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#1.雷鳴轟に来るピンチ!?そして助っ人参上

和泉満が長崎へと試合見学に向かう前日の等々力監督宅…(時間軸はマーキー・F・ジョーイの『拾ったあの娘と甲子園!?』の10・11話目の間です。)


プルルルル…


等々力「うん?…もしもし」


???「明日の午後1時より我がチームとの練習試合を受けて頂きたいのだが…尚、場所はこちらで明日(みょうにち)指定させてもらう。」


等々力「構いませんよ。」


???「では…」


ツー…ツー…ツー…


等々力「何なんだ…ってそうこうしている場合じゃないな…」


プルルルル…


コーチ「監督…どうしました?」


等々力「明日早朝、俺がいないからお前が皆を集めて今から話す内容を伝えてくれ…」


数分後…


コーチ「…分かりました。場所は明日相手から連絡があるのですね。」


等々力「うむ。宜しく頼むぞ…何かあっても儂は出んからな。」


コーチ「はい…;;;」


…翌日…雷鳴轟学園野球部グラウンド…


コーチ「どうしたものか…」


コーチは一人で悩んでいた。

と、言うのも…



数分前…


コーチ「何!?和泉が出発した!?」


泉野「はい…数分前に。あいつ…どうしても見たい試合があるからって長崎へ…」


コーチ「長崎…そうか。」


泉野「後…犬塚が肩の怪我の定期検診で病院にいるはずです…」


コーチ「そ…そっか。」



その直後


コーチ「え…田渕と斎藤が!?」


轟「はい…田渕はお兄さんの結婚式…斎藤はお祖父さんの告別式だそうで;;」


何それ;; 何でそういった偶然が同時にあるんだよ;;;


コーチ「そ…そうか…;;;」



現在に至る…


コーチ「むぅ…一度アイツ(・・・)に電話をかけてみるか…」


そう言うとコーチは何処かへと電話をかけた。


プルルルルル…


???「…はい。なんですか?コーチ…」


コーチ「和泉…今何処だ?」


電話をかけた相手は和泉だった…


和泉「長崎駅ですが…どうしました?」


コーチ「実はな…」


コーチは今までの事を和泉に相談した…


和泉「…;;; となると今8人しか居ないんですか?」


コーチ「ああ;;;」


和泉「…控えピッチャーは流石にダメですもんね…」


コーチ「それでお前に相談しているんだが…」


和泉「う~ん…知り合いに助っ人を頼みましょうか?別に公式試合ではないんですよね?」


コーチ「ああ…」


和泉「では心当たりのあるメンバーが数人いるので電話してみます。」


コーチ「すまないな;;;」


和泉「いえいえ。後で監督に文句を言うので大丈夫ですよ。」


コーチ「;;; それじゃあ…良い返事をもらい次第連絡頼む。」


和泉「分かりました。」


ピッ


コーチ「…助かったぁ;;;」


…長崎の和泉…


和泉「はぁ…;;; 絶対監督に文句言ってやるんだから…!」


和泉はそう言い切ると電話を取り出していくつかの所に電話をかけた。


和泉「おう!和泉だけど。」


???1「和泉か…どうした?」


和泉「実は…


説明中…


…と言うことがあってな。」


???1「そうか;;; 分かった。それじゃあ今から準備していくよ。」


和泉「ありがとな。」



和泉「ああ、俺だ。和泉だよ。」


???2「満!どうしたっすか?」


和泉「実は…


説明中…


…といった訳で応援に向かって欲しいんだ。」


???2「了解っす! 今日は用事も無かったし…今から準備していくっすよ。」


和泉「サンキュー!」



和泉「よぉ…俺d」


???3「和泉さん!?何ですか!?僕にできる事があれば仰ってください!!」


和泉「分かった分かった;; 実は…


説明中…


…と言うことd」


???3「分かりました!速急に向かいます!!」


和泉「;;; おう、頼りにしてるぜ。」


???3「はいっ!!」



和泉「…良し、電話しよう。」


コーチ「和泉か。どうだった?」


和泉「3人に声をかけた所、全員了承してくれました。」


コーチ「そうか…ありがとう。」


和泉「いえ…。ではそろそろ此方も移動しないといけないんで…」


コーチ「助かったよ。ありがとう!」


…再び雷鳴轟学園野球部グラウンド…


コーチ「えっと…取り合えず3人とも野球経験はあるっぽいが…大丈夫かな;;」


すると遠くから漫画のような砂煙をあげて一人の少年が走ってきた;

そして漫画のように止まると…


???3「ここですか!雷鳴轟学園野球部グラウンドは!!」


…どうやら和泉が最後に電話をかけた相手らしい;

しかし…背は中学生程しかないようだが…


コーチ「えっと…君は」


???3「あ、ご挨拶が遅れましたね。初めまして。僕は赤城(せきじょう)中3年の奥山疾風(おくやまはやて)と言います!よろしくお願いします!!」


奥山疾風と名乗る少年は綺麗なお辞儀をした…


コーチ「そ…そうか;; ポジションとかは…」


???3→奥山「ポジションはピッチャー以外ならどこでもいけます!!」


コーチ「ほぅ…それじゃあ君の強味は?」


奥山「走塁とミート力です!上手くいけばランニングホームランを狙う事も可能です!!」


コーチ「ほぅ…」


奥山「宜しくお願いします!!」


それから数分後…

今度は眼鏡をかけ、本を片手に持ち歩く男が見えた。


コーチ「君は…和泉の知り合いかい?」


???1「ええ…」


すると、奥山がこの男の顔を見ると…


奥山「あ!田所先輩!先輩も呼ばれたのですか!?」


どうやらこの男は田所と言うらしい…


???1→田所「…ん?疾風か。久しぶりだな。いつぶりだ?」


奥山「ジュニア時代以来ですから5年になります。」


田所「そうか…5年か。早いものだな。」


コーチ「ん?知り合いだったのか?」


コーチが尋ねると奥山が顔を力強く縦に振ると田所を紹介した。


奥山「はい!こちらは田所守(たどころまもる)さんです!ジュニアの時に僕、田所さん、和泉さん、友岡さん、泉野さんの5人で内野を守ってたんですよ!!」


コーチ「へぇ…」


田所「改めて…自分は雷鳴轟学園2年将棋部副部長を務めている田所守です。一応ポジションはセカンドとセンターを守れます。」


コーチ「ほぅ…では、君の強味はなんだい?」


田所「守備範囲の広さですかね。こう見えても中学生時代は走り高跳び大会で全国へ行った事もあるんです。ですから跳躍力は一般の方よりは結構あると思いますよ。後は…自分で言うのもなんですが…選球眼はかなりの物ですよ。」


と、田所が言っている間にまた一人姿を現した。


???2「ここっすね!初めましてっす!俺は雷鳴轟学園2年で剣道部副将を務めている相生隼人(あいおいはやと)っす。一応サードやショート、内野は全般大丈夫っす。宜しくっす!」


コーチ「君も和泉に応援を頼まれたのかい?」


???2→相生「はいっす!」


田所「相生隼人…確かそのパワフルな攻撃で剣道部を全国に導いたと言われ、実質の大将とまで言われた別名『鬼神の相生』がうちに居るってのは噂で聞いたことはあったが…君の事かい?」


相生「あ~…俺の事をそんな風に言う人もいるっすね。…で、貴方がたは?」


田所「田所守…将棋部副部長だ。宜しく。」


奥山「奥山疾風です!一応中3です。」


相生「田所守…ってあぁ!確か奨励会に新進気鋭の新人初段棋士がいるって聞いた事があるっす…もしかして?」


田所「うん、そうだよ。」


コーチ「…この学校はスゴい生徒が居るんだなぁ;;;」


雇われですもんね;;;

知らないのも当然か;;;


コーチ「と…取り合えず、簡単なウォームアップから行くぞ。」


田所「了解。」


相生「了解っす!」


奥山「分かりました!」

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