vs新寺学園(特別練習試合)
お久しぶりです。
色々あって更新が遅れました;;
今回からはマフジーの所の本家とのコラボ(と言うか新寺学園との対決)です!
では、どうぞ!
翌日早朝~
等々力監督「そんじゃ、準備は良いか?」
部員『はい!!』
等々力監督「そんじゃ、行くぞぉ!雷鳴轟ぃ~……ファイトォ!!」
部員『オーーッ!』
~新寺学園~
等々力「今日は宜しくお願いしますね。」
新寺学園監督「こちらこそ宜しゅうな。あと、昨日お伝えした通り……昨日地区予選準決勝だったんで7回までの特別処置を取らせて頂きますがエエですよね?」
等々力「ええ、うちもピッチャーが友岡しか居ないもんでちょうどエエんですよ。」
新寺学園監督「さいですか……では今日は宜しゅう。」
(守備練習等は割愛させて頂きます)
~試合開始~
六車「宜しく。」
泉野「此方こそ。」
友岡「(さてと…どうするかな?)」
泉野「(まずは……これ。)」
友岡「(オーケィ。)」
友岡がふりかぶり……第1投を投げる!
ズバーーン!と友岡のストレートが鋭い音を響かせる……
主審「ストライク!」
スピードガンを持った三吉は驚きを隠せなかった……
三吉「…157km!?」
六車「(速っ…バッターボックスで見るとやっぱり速いな……)」
三二「(前よりも速いな……)」
泉野「(これ……)」
友岡「(了解…)……ホッ!」
泉野「(っ!ちょっと甘い!)」
六車「(狙い球!)」
友岡の若干甘く入った球を六車が見逃さず三遊間に鋭く突き刺さるが……
芝丘「ほっ!」
二塁審「アウト!」
六車「げ……」
ここは芝丘が守備範囲の広さを生かしてファインセーブで1アウト……
次のバッターは……
七浜「うぅ……(ちょっと怖いけどここで打たなきゃ!)」
七浜だ…少々力んでる様にも見えるが……
友岡「…(ここはストレートかな……)」
泉野「……(……ストレート…思いっきり来い!)」
友岡「……!(おう!)そりゃ!」
友岡の放った球は外角の絶妙な場所に綺麗にミットに吸い込まれていく……
七浜「(速いし微妙だけど振るしかない!!)うおりゃ!」
カキィィン!
友岡「げ!?」
七浜の打った球は綺麗にライトの手前で落ちる……
七浜「やったぁ!」
七浜は一塁でガッツポーズをしている……
哀「やったぁ……友岡さんからヒットを奪った…!」
哀も(表情にはあまり出てないが)喜んでいた…
監督「よっしゃ!三二!このまま続けぇや!」
三二「はい!!」
和泉「!(三二…か……!)」
次のバッターは新寺のエースヒッターの三二だ…思わず雷鳴轟メンバー全員に緊張が走る……
友岡「……(この前は渾身のストレートをヒットにされた…でも今回は勝つ!)」
友岡は前回打たれたのを相当悔やんでいる様だ……
泉野「ここでまた戦えるなんてね……思ってなかったよ。」
三二「俺だって……でも、今度は俺達が勝たせて貰うぜ?」
泉野「そうは行かないよ…俺達が勝つさ。(さてと……オーダーは……手始めにこうかな。)」
友岡「……(それか…分かった。)」
三二「……?(不服…なのか?)」
友岡は若干不服な感じを見せつつも投げた!
スパン!
投げたカーブは外角の微妙な場所でミットに吸い込まれた……
主審「ボール!」
泉野「……(一個分ずれたか……仕方ない…ストレートでやるか?)」
友岡「!(それを待ってたよ!)」
三二「っ!(ストレートが……来る!)」
友岡「俺は…負けないっ!!」
ビシュッ!
友岡の第2投……友岡は渾身のストレートを思いっきり投げた!
三二「俺も……負けねぇ!!」
カキィィィン!
友岡「っ!?」
三二の強打は弧を描き……
片岡「うわっ!?」
レフトの頭上を越えてフェンス前に落ちる……
泉野「セカンッ!!」
泉野の怒号に片岡が即座に捕球して2塁へと送球するも……
2塁審「セーフッ!セーフ!」
既に七浜は3塁、三二は2塁に進んでいた……
友岡「くっ……(またしても…打たれた……)」
友岡は、投球した際に落ちた帽子を被り直して2塁にいる芝丘からボールを受けとる……
和泉「……(こりゃ次に三二に打順が回ると危ういかな?)」
そして次のバッターは……
五竹「よし……」
五竹だ…グリップの握り具合から見てもかなり力んでる事が分かる。
泉野「(大分力んでるなぁ……一度落とす球で空振りを取っておくか…)」
泉野はサインを出す……が友岡は首を横に振る…
和泉「(うっわ…こりゃそれ以前の問題だな……)」
和泉は右手で頭を抱えていた……
カーーン!
そうこうしているうちに友岡の投球を五竹は打ったがかなり高めに上がり……それをゆっくり追い掛ける片岡…
五竹「あ……(こりゃ犠牲フライになるかな?)」
七浜「(うげぇ!?よりにもよって……一番ヤバい方に飛んでった!?)」
七浜は冷や汗をかきながらも走塁の準備をする……そして
パスッ……
新寺学園監督「今やっ!走れぇぇぇぇ!!」
七浜「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
片岡「ちょ!?待てよっ!!」
新寺学園監督の怒号に七浜が一気に飛ばす!そして片岡がワンテンポ遅れるも自慢の強肩でボールを飛ばす…そして……
ザッ!ダッ……
ホームベースに残ったのは七浜の手……そして、その上にボールの入ってる泉野のグローブ…つまり……
主審「セーフ!セーフッ!」
七浜「やりいぃぃぃぃ!!」
五竹「ナイスダッシュ!!」
七浜はベンチにいるメンバーに祝福されつつ戻った……
友岡「嘘……」
泉野「……タイム!(多分もうあのスピードは押さえられてる…ここは変化球勝負しか無さそうだな……)」
これで1vs0となり、新寺学園が先制した…
そしてマウンドには内野陣が集まってた
泉野「大丈夫か?」
友岡「……」
どうやら、自分の直球を2連続で捉えられた事に相当ショックだったらしい…項垂れている……
和泉「おい!しっかりしろよ!」
優しく語りかける和泉の声に少し顔をあげる
和泉「まだ取られたのは1点さ。ここから後続をしっかり断って、2点取ろうぜ?」
和泉は笑顔で友岡の肩を叩く。
和泉の精一杯の応援だった……
友岡「……ああ」
すると友岡は、まだ心の中に何かを抱えているようだったが、それを見せまいと笑顔になる……
泉野「良し!ここから挽回するぞっ!!」
雷鳴轟選手陣『うおっしゃあ!!』
そして…続くバッター四野を
四野「うぐ……」
友岡「よし……!」
ファーストゴロに打ち取って、チェンジとなった…
そして…雷鳴轟の攻撃……
新寺学園のピッチャーは……
一浦「……」
和泉へのリベンジを誓う一浦だ……!
まず最初に打席にたったのは…
俊二「さてと、和泉のお気に入りの高校の実力を見させてもらうか…」
二宮「(お気に入り……?考える暇はない……とにかく、序盤のメンバーを少しでも押さえておきたいね……)」
俊足双子の弟……俊二からだ…!
そして1ストライク2ボールになり……一浦の放つ4球目は見事な曲線を描きコースギリギリを突くが……
俊二「うりゃ!」
カキィン!
俊二がそれをしっかり捉えてレフトへと運び1塁に進塁……続く兄、光一は…
光一「ホッ!」
コォン
バントで三塁方向に送る……三塁にいた五竹は慌てて捕球するも……その俊足についていけずにヒットを許す…
更に……続く新メンバーであるセカンドの竹田は…
竹田「頂きっ!」
カキィィン!
甘く入った球を見過ごさずにしっかり振り切りライトの頭上を越えるツーベースヒットを叩き出す!そして俊二が帰還し、光一はホームベースに回ろうと思うも……ベンチにいる泉野に止められる……そして…
和泉「…さて。」
ここでバッターボックスに入るのが雷鳴轟のエースバッターである和泉だ!
二宮「っ……(コイツの強打は恐ろしい…下げるか)」
新寺学園の頼れるキャッチャー、二宮は長打が来ると想定して後ろ目に守備を移動させる……
一浦「(今日こそは絶対に打ち取る!)」
和泉「…(守備を下げるか……まぁ、妥当だが…それだけで勝てるほど俺達は甘くないぞ?)」
そして……一投目…インローのギリギリを見逃しストライク……そして二投目は僅かに浮いてボール…そして三投目…!
一浦「……(絶対に打ち取る!)」
和泉「…(この気迫……ヒットは厳しいかな?なら……)」
一浦「いけっ!」
一浦が投げた瞬間二宮は異変に気付いた……
二宮「ん?(あの時と構えが微妙に違う?……何を…)」
二宮が思案していると……その答えはあっさりと出た。
スッ……
なんと打つ直前にバントの構えに変えたのだ……そしてそのまま…
二宮「んなっ!?」
三二「マジかっ!?」
光一「ちょ!?」
コォン!
一浦「なっ!?」
二宮「しまっ!?」
和泉はなんと、ファースト方面へのスクイズを仕掛けた。しかもこの時守備は下がっていた…!
慌てて二宮が捕球に向かおうとしたら……
一浦「そりゃ!」
パシッ!ビシュッ!
一浦が一気に駆け出して転がる球を捕球、何も考えずに一塁にてスタンバっている三二に送り……
一塁審「アウト!」
和泉はアウトになったものの……竹田は三塁へと進んでおり、光一は悠々とホームベースを踏んでベンチに戻っていた……これで2vs1と雷鳴轟が逆転した…
三二「ぐ……」
一浦「……」
一気に逆転された事を悔しがる三二と一浦…そして一塁を去るときに和泉は三二に耳打ちをした…
和泉「俺達を舐めずに戦え。」
三二はその言葉を聞いて驚いたが和泉はその様子を見てニヤリと笑いながらベンチへと戻った……
等々力「和泉……お前何でこんなことしたんや?」
ベンチでは雷鳴轟の監督である等々力がブツブツお小言を言っていた…どうやら、和泉の独断だったらしく、他の面々も苦笑いをしていた……
和泉「別にエエんですよ。あの時の気迫は俺、アウトになりかねなかったんで。だったら……たちまち、一点は取っといた方がエェと思ったんですよ。その方が相手へのプレッシャーになると思いまして……」
そう言って和泉は、三二の方をちらりと見た……等々力監督はもうどうにでもなれという顔だった…
一方、マウンドでは一浦が静かに目を閉じて心を落ち着かせていた……
一浦「…(落ち着け…ここで驚いたけど……ホームランじゃ無かった……それで充分!)」
一浦は心の中で決意をしっかりと固めて目を開く……そして、続く龍崎をファーストゴロに押さえる……そして泉野には長打を打たれそうになるも……九住のファインプレーによりアウト。これで交代となった…!
ベンチ~
友岡「(何でだ……何で俺の球が打たれた?どうして……)」
泉野「勇気!行くぞ!」
友岡「あ、あぁ……」
泉野「心配するなって!頑張って無失点で抑えようぜ?」
友岡「あぁ……(そうだ…俺は抑えないと!今動けるピッチャーは俺しか居ないんだ!!)」




