プロローグ2
やっと更新できました。ここ最近忙しくて中々パソコンに触れませんでした。ですが何とか書けたので見てください。
「なぁ、奏音」家に向かっていると友希が真面目な感じで話しかけてきた。
「どうした?急に真面目な声出して?」俺はとりあえずそう返してみる。
すると友希が一息ついて「いや、俺達もうすぐ受験じゃん、お前はさ、進路どうすんの?」と聞いてきた。驚いた、まさかコイツから受験の話をされるとは、でも確かにそうだ、もうすでに1月の半ば、そろそろ進路先を決定しなければならない。「そうだな、でもまだうまく決まらないんだよな、お前はどうするんだ?」俺は友希に返してみる。「俺か?やっぱりE校だろうな。」友希は少し考えた後、きっぱりと答えた。E校と言えば甲子園常連の有名高校だ、そしてコイツは去年の暮れまで野球部に所属していて、しかも部長だった。ポジションはピッチャーだった。しかもかなりの実力派でコイツのおかげでうちの野球部が県大会優勝出来たと言っても過言ではない。
「ふ〜ん、やっぱりお前凄いな、既に先の事決めてるんだから。」俺は素直に感激する。
すると友希が「別に凄くなんかねえよ、俺には野球ぐらいしか取り柄がないだけだ。」と言ってきたが、何か一つ自分の得意な事に打ち込めるのは凄く羨ましい事だと俺は思った。
すると友希が「けどお前は頭がいいだろ、この前のテストだってお前何位だったんだよ?」と数週間前に行われてこの前結果が返された期末試験の結果を聞いてきた。「ん〜と、確か五位だったかな?」と結果用紙に書いてあった順位を思い出す。すると友希が「なんだよお前は!テスト一週間前からずっとゲームやってた奴がなんでそんな結果だせんだよ!?」といきなり怒り出した。確かに俺は自分で言うのは何だが頭は良い方だ、二年の期末試験では全教科満点で学年一位になった事もある。だからといってそんな大した事はしていない。普通に授業の範囲を復習しただけだ。「じゃあお前はどうだったんだ?」と聞いてみると、思いっ切りため息を吐いて「・・・153位」と答えた。
「でもそんなに悪くはないだろ、うちの学年は300人近くいるんだから、半分くらいいけば普通だろ」と軽くフォローを入れる。すると友希は「だよな!受験本番でうまくいけばいいよな?」といきなり元気になった。
そんなこんなで話をしていたらいつのまにか俺の家に着いていた。「あれ?もう着いたのか?」友希が軽く驚いていた。
「あんなに話してたから時間も早く感じたな。」俺も同意する。
「じゃあ、俺はここで」俺は玄関の前で立ち止まる。「じゃあな、また明日学校で会おうぜ!」友希が言った。
「おぅ、じゃあな!」俺も返事を返す。
すると友希が自分の家の方向に向かって猛ダッシュしていた。少し経つともう見えなくなっていた、さすがに速いな〜、と思いながら鞄から家の鍵を出した。そして玄関の鍵穴に鍵を差し込んだ。
そして・・・俺の日常は、終わりを告げた。
どうでしたか?まだプロローグは続きます。長くてすいません。おそらく、あと2、3話くらいで本編に入れると思います。次の更新はなるべく早めにしたいと思います。感想待ってます。