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プロローグ 「残酷な物語」

プロローグは重いストーリーとなっています。

プロローグを見たほうが今後のストーリーは楽しめると思いますが、公開中の1話から見ていただいても楽しめるように努力したいと思います。

「突然このようなところへと呼び出してしまい、すまないね。・・・・・・私と契約して、あの子を助けないかい?」


―数時間前

 あ、今日は日曜日か。

俺の名前は凛夜(りんや)レイガ。ゲームをこよなく愛する引きこ・・・・・・いや、高校一年生だ。

 俺は今とてつもないことになっている。そう俺の好きなシリーズの最新作ゲームを買い逃したのだ。どうしたものか・・・俺には友だちが少ない。つまり、誰かが購入してる可能性に()けられないのだ。

 ・・・ただ1人を除いて、そう幼馴染の『陽野森(ひのもり)はな』もゲーム好きでこのシリーズを楽しみにしている。つまり、購入しているかもしれない。うん、そうだきっとしてるはずだ。今すぐロインを………ん?はなの母から連絡が来ているな、なんの連絡だろうか、また昔のようにBBQでもやろうとかの誘いだろうか。


「は…?はなが行方不明」


俺ははなの家へと何も考えずに走り出した。


 俺の家から走ってすぐのところに、はなの家はある。俺は呼び鈴を鳴らした。


「おばさん!はなが行方不明ってどういうことですか!?」


「そのままの意味よ。最初はレイガくんの家にいるんだと思ってたの……だけど、こんな連絡が来てね。」


俺はおばさんのスマホを見る。そこには不良たちが写っていた。何人かは名前も知っている。俺のことをいじめていたやつらだ。突然、おばさんの電話が鳴り出した。俺はすでに嫌な予感がしていた。電話を持つおばさんの手が震え、顔も青白くなりはじめていた。そして、おばさんは俺に言った。


「今ね…警察から連絡があって……はなが・・・・・・・」


小さい頃にした約束なんて誰もが忘れるだろう。ただ俺はかつてした子ども同士の約束に苦しめられることになる。君を守る・・・。俺が守ってたんじゃない。俺がはなに守られていた。情けない。


「俺、どうしたらいいんだ。」


やり直したい。運命を変えたい。

そのとき突然、目の前に光が現れた。次の瞬間には周りが黒い謎の空間にいた。ふと振り返るとそこには1人の少女がいた。年齢は俺と同じくらいだろうか。透き通るような瞳に、黒髪ロング、スタイルも整っている清楚な服を着た少女だ。俺は少女に尋ねた。


「あの…ここどこですかね?」


「突然このようなところへと呼び出してしまい、すまないね。・・・・・・私と契約して、あの子を助けないかい?」


「はい?」


「あぁすまない。急に言って悪かった。まずは自己紹介しとこうか。私の名前はインスだ。よろしくな。」


「あ、はいお願いします。あ、俺はり・・・」


「いや、いいよ。君のことはよく知ってるよ。ところで本題だ。今、はなちゃんは異世界に転生している。しかし、胸騒ぎがしたんだ…だから、アタシの特権を使って、ありえてしまう可能性未来を見てしまったんだよ…そう、はなちゃんが残酷にも死んでしまうね。だから、レイガ。君にはね、はなちゃんを助けてあげてほしいんだ。もちろんただでとは言わない。4つの能力をあげるよ。君がこのまま日本に残りたいならそれでもいいよ。ただ…はなちゃんの未来は・・・」


「……行きます。で、女神様その能力とは」


俺の言葉を遮るようにインスは言った。

「フフフ。さぁあの輪をくぐれば異世界だ。」


 くぐった輪の先で閉じゆく輪を見た。インスは口角をあげた……それはまるで悪者のように。


ー今…新たな世界での俺の物語が始まった。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

こちらの作品はだいぶゆっくりなペースで進めていきたいと思っています。

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