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父に殺され異世界へ。  作者: 筅茶
第二章 多動する世界
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第九話 固まる魔力

昨日、フラビッツからもっと効率的な魔法の撃ち方がある、というようなことを言われたけど、どんなものなのだろうか⋯⋯


「さて、昨日は魔法の詠唱を省いたわけだけど⋯⋯まだ、早く撃つことができるんだよ!」

「えっと⋯⋯昨日はもっと効率が良くなるって聞いたんだけど⋯⋯」

「効率も良くして、もっと早く撃てる方法があるんだよ!」


 まじか⋯⋯効率も上げて速度も上げるのか⋯⋯そんな技術があるんだったら、もっと早くに教えて欲しかったよね。ま、詠唱省略みたいに、気づいた人がいないのかもしれないけどね。


「それで、その方法は簡単だよ!魔力を回すだけ!」


 ⋯⋯魔力を⋯⋯回す?どういうことだろうか


「それってどういうこと?」

 興味を持ったのか、ミレイまで加わってきた。


「う〜ん、ほら、君たちは魔力をまとわせることはできるじゃん?その感じで、体中を巡らせるんだよ!」


 たしかに、まとわせるときには魔力を動かしている。でも、それは言わば砂のような魔力をつかんで動かしている、というイメージに近い。その状態で体中を回したって、他の魔力を押しのけてて進むことになるから、全体を回すことはできない。どうすればいいんだろう?

 あまりイメージができない僕たちに、フラビッツはこう言ってきた。


「そうだね⋯⋯ちょっと僕に触れてみてよ!」


 言われた通りに触れると、少しくずったそうにしながら、


「ちょっと待ってね⋯⋯」


 と、フラビッツが言った瞬間、体のあちこちで何かがズルっと動くような感じがした。まるで1本の紐が動くような⋯⋯というか、若干のデジャヴを感じる⋯⋯


「うわっなにこれ気持ち悪い⋯⋯」

「あははっごめんごめん

 今の感じが、『魔力を回す』だ。1本の紐みたいなイメージだね。」

「できるかな⋯⋯」

「まぁ、これに関しては頑張ってもらうしか無いね。」

「それで、どうして魔力を回すと効率が上がるの?」

「う〜んと、ちょっと説明がめんどくさいんだけど⋯⋯


 魔力ってのは、冷たいところにある水みたいなものなんだ。動かさなければ固まってしまう。それで、固いまま使おうとすると、一度柔らかくするというひと手間が入ってしまうんだ。そのせいで魔力効率が下がり、若干の時間差(ラグ)が生まれるわけだね。


 でも、魔力を回してれば、少なくともこれ以上固まることはないし、それどころか柔らかくすることができるんだ。」

「ふ〜ん、なるほどね⋯⋯」


 ミレイも納得した様子。それにしても、魔力を回すのが正解だったとはな⋯⋯実はこれまでに一度、できないか試してみたけど、うまくイメージできなかったんだよね。

 でも、イメージはわかったから、あとは練習あるのみ!と、思い試しにやってみると、微かだが成功したようだ。ただ、魔力を動かすだけのときもそうだったが、とても気力を削られるので、あまり多用は難しいかもしれないな。


「目標は、意識せずとも魔力を回せる、ってくらいかな。

 基本起きているときは必ずやるよーに!」


 どうやらマスターするのはまだ先のようだ⋯⋯。


「そういえば、魔力を回しながらまとわせることってできるの?」

「ああ、それなら、なんていうんだろうな。魔力の流れ道をねじ曲げる、みたいなイメージでやればいいよ!」

「なるほどね、わかった!」

 とは、ミレイとフラビッツの会話である。


──数日後


 試しに魔法を撃ってみると、少し前に撃ったときと比べて明らかに威力が増大していた。体感二倍くらいの威力である。それに、フラビッツが言っていた通り打つスピードも速くなってきている。まだ何とか1日回し続けられるくらいだが、頑張れそうな気がしてきた。

やっべネタがナイ

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