第五話 うわさ話
前話みたいにたまに視点とぶけどユルシテね
1週間後、魔法付与された武器が帰ってきた。外見にそこまで変化はない。しかし、ちゃんとついているそうなので、バーチの街を出たら早速試してみることにした。
バーチの街は、イチアよりも喫茶店などの外食店が多い。自分が行ったところは、元の世界のコ◯ダ珈琲のような雰囲気があったりレストランのような雰囲気があったりと、かなり種類の違うお店だ。ちなみにミレイは、バーチの街でも数人友人ができたらしい。
武器を受け取ったので、また森に戻って修行しようかと思ったのだが、ミレイが仲良くなった人にに聞いた話によると、あの森には主がいるのだとか。主というのは、様々なところにいて、ある程度の縄張りがある。その主は、森を全て縄張りにしているらしく、かなり強そうである。
ということで、さっそく会ってみることにした。会ってみる、というのは、こういった主は人間の言葉を話すことが出来るものが多いし、友好的なものも多い。そして、主は、会った人物に試練を課すことがある。多くは自分と戦う、というもので、その試練をクリアして主に認めてもらうと、『加護』をもらうことが出来るようになる。この『加護』は主によって様々だが、その多くは役立つものが多い。持っている人は少ないものの、Bランクにもなってくれば持っている人は多くなってくる。
この試練は、何回でも受けることが可能だ。もしも試練中に死んでしまっても、主が生き返らせてくれる。この世界で数少ない、死人を蘇生する力を持つのだ。ただし、自爆技を使った場合や、死体がなかったらもう二度と復活できないが。
そういった事もあって、主はどちらかと言えば魔物より神のほうが近く、土地神として敬っている地域もあるとか…
ケントロウスの森の主は、森の大きさとは全く逆で、とても小さいそうだ。小さい分すばしっこいので、攻撃を当てることが難しいらしい。主の中では強さは中の下くらいらしいが、十分強いだろう。ちなみに名前は、『フラビッツ』というらしい。
会う方法は簡単で、森の中で大声で名前を呼べばでてくるらしいが…本当なのだろうか。とりあえず、呼んでみよう。
「「「フラビッツさ〜〜〜〜ん」」」
頑張ってカロイくんにも声を出してもらった。そしてしばらく声が森に響いたあと、草が揺れる音がした。そしてその音はだんだんと近くへ寄ってきて、ついに
「よんだ?」
と声がした。しかし、辺りを見回しても何もそれらしい者はいないが...
「どこみてるんだよ!しただよ!した!」
と、どことなくお怒りの様子。足元を見てみると、何かがいた。白くふわふわな毛、長い耳、黒くつぶらな瞳...って、うさぎじゃないか!
「う、うさぎ...?」
「しつれいだな!ぼくはれっきとしたまものだぞ!」
よく見てみると、普通のうさぎとは違い、どうやら羽が生えているようだった。しかし、こんな幼稚なしゃべり方してるのに、主ってことは無いよな...?
「あなたはフラビッツさんの配下?悪いんだけど、フラビッツさんを呼んできてくれない?」
「きみたちはほんとうにしつれいだな!ぼくがそのフラビッツだ!」
どうやら、本人だったようだ。しかし森の主として君臨するにはあまりにも幼稚だなぁ...と思っていると、どうやら怒らせてしまったようで...
「まだしんじられないのか?わかったよ!ぼくがもりのぬしってことを、じつりょくでおしえてやる!」
そういうと、フラビッツ(自称)は羽を広げて、木の幹へ飛んだ。そして、木の幹を蹴り、僕たちに突進してきた。(flyとrabbitでフラビッツね…
二連投稿!万歳!




