番外編第一章一話 カブトムシを連れた帰り道
ギルドで依頼された調査を終えて、僕たち一行は帰路についていた。もう一度森の中を通る必要はないので、西へ行きガノナの街を経由して買えることに。ガノナの街へは一泊するだけで行けたから時間的な余裕があった。なので、書いてみたかった手記、というか記録を書いてみることにした。
ガノナ到着時に、ちょっとした審査があった。ガノナ領の領主の意向で、街に入るときにはそういう審査があるらしい。と言っても、冒険者は身分が保証されているので、指輪を見せるだけですんなり通ることができた。そこは石造りの建物が多く、イチアの街とはまた違った雰囲気だ。この世界ではまだ高価なガラスを使った建物も見ることができた。イチアよりも先進的...というよりイチアの街が中世ヨーロッパの農村部、ガノナの街は中心部といった感じだろうか。
ガノナの街にはイチアの街ではあまり見かけなかった、いわゆるカフェのようなものがあったりした。ミレイは甘いものに目がないらしく、ふらーっとカフェの中へ入っていった。泊るところも決まってないしさすがに食べている余裕はないので連れ戻そうとしたがミレイの力が強く引きずられていった。カロイ君曰く、こうなるとミレイは満足するまで止まらないらしいので、仕方なく入っていった。
店内は元の世界にもあるような感じで、いわばコ〇ダ珈琲店のような作りになっていた。外観は石造りだったのだが、店内のものは木造のものが多かったりだ。ただ、やはりこういうところの値段が洒落にならないのはどの世界も共通らしい。特に砂糖の精製技術が安定していないこの世界では高価な甘味だ。スイーツ一つで一日分の食費が吹っ飛ぶ。ミレイが食べ過ぎないように祈りながら、店員を待つのだった。
結局ミレイはスイーツをかなり食べた。ミカエルから餞別でもらった銀貨50枚があったからいいものの、そうじゃなければ明日の分の食費はなかっただろうな。でもまだ巨猪の肉は残っているので、これを食べれば何とかなるだろうが...
その後、ご満悦なミレイをよそに自分とカロイ君でこの町のギルドへ行き、宿を教えてもらった。宿へ行き、アイテル部屋があるか確認してもらい、そこで泊まることに。そしてご飯を食べようということになったが、ミレイはもう満腹なので今日の分のご飯はいらないそうだ。仕方ないのでミレイを宿において二人でご飯を食べに行った。そして宿へ戻り、報告書を書く。指輪でも戦闘記録が残るが、それだけでは判別できないことがあるからだ。といっても、A4一枚分でも問題ないそうだ。久しぶりのベッドは、とても柔らかかったよ。
ガノナ二日目。昨日ので満足したのか、ミレイがスイーツにつられることはなかった。が、カフェ等を通り過ぎるたびにミレイの視線がそっちへ向くのだが。そして、ガノナの街を出て、イチアの街へ続いている道を進むのだった。
しばらく歩いていたら、何やら戦う音が聞こえたので向かってみると、ホブゴブリンなどの魔物の群れに襲われている一団がいた。とりあえず倒して助けると、どうやら商団のようで、お礼に結構な金額をくれた。その人たち曰く、この街道にはこれまで魔物の群れなど来ることはなかったのだが、なぜか襲ってきたのだそう。この街道は安全とばかりに護衛をつけなかったのが裏目に出たようだった。イチアの街に行くらしいので護衛もかねてご一緒した。イチアの街についたらギルドへ報告することで、ギルドが連携して通知してくれるらしい。今回の襲撃で、被害はほとんどなかったようだ。
試しに書いてみたけど、どうだったかな?もしかしたらこれからも書くことがあるかもしれないね。
誠に、申し訳ございませんでしたぁぁあ!




