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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
99/175

つかの間の休息

※昨日5/04 21:00に続き、今日最初の更新です。読み飛ばしなきようご注意ください。

(目的達成。もう今日はいいよ)

(桜さんの番号とか聞いてない!)

(SNSで大丈夫。あのニュースが出たら……)


「あ、ごめんね。

 邪魔者は消えるからごゆっくりねー」


 見つめ合ってるように見えたか。

 念話使う時は注意しないと。


「ごちそうさまでした。

 それからお話ありがとうございました!」


「いえいえ、こっちこそ色々解消……

 まあ独り言、気にしないで」



 もう僕の発言は頭に無いんだろうな。

 桜さんは振り返ること無く手を上げて去っていく。


 ユイに、ニュースが出たらこちらの連絡を必死に待つはずだから、と伝える。

 SNSで連絡がつくはずだし、取材ということで来てもらえばいい。

 どこまで教えるかはまだ分からないけど。




「ヨウ、これからどうする?」


「例の事件の場所も、行っても入れないだろうね。

 ブルーシートで隠されてるだろうし」


 電車の中からも、時々ブルーシートで覆われた場所が見えた。

 あの大きさで、近くに工事車両があったから間違いない。

 柵を作ってるんだろう。



 検索して、ナイフの店を見に行った。

 仰々しい「ミリタリーショップ」って看板。


 この頃は18歳は未成年、買えなかったはずと思いつつ、ざっと一廻り。


 狩猟用とあるものは高くても数千円だけど、なにせ小さい。

 僕らが必要なのは、山で使う鎌とかナタみたいなやつだろう。


 できればドロップで大きなナイフとか欲しいけど。

 ユイによると、ナイフを落とすのは動物系の魔物だそう。

 出ないはずだ。


 あの指定ダンジョンの単純な魔物構成とも関係ありそう。

 あそこ以外はもう調べようにも遅いだろうな……。



 心残りはさっきのパーラーくらいだったが。

 ユイが気を利かせてくれた、さすが。


 一廻りした後なので、ユイもケーキと紅茶を頼む。


 後は、地元ではできないデートっぽい事を。

 お金を使わないウインドウショッピングだけど。




 一応ニュースチェックとかで僕の実家に帰る。

 何かあった時は2人で話し合わないと意味がないからね。


「今日はトレーニングお休み?」

 母が僕らの服装を見て聞く。


「うん、でもこれからの計画とかもあるから。

 それと明日の話もしないとね」


「おやつも買ってるけど、要らない時は言いなさいよ」


「うん、明日は要らないかな。

 あっちにごあいさつに行く前に、簡単に父さんにユイの顔見せするけど」


「あら、そうなの」

「僕からもあとで言うから。

 あ、自分で持っていくよ、お茶とケーキ」


 完全にケーキのこと忘れてた。



 月曜のダンジョン攻略予定だけど、下層の魔物は不明。

 ユイのステと魔法の威力増強してから向かうことに決めた。

 いのちだいじに、だ。



 そして、今日は何事もなく終了。


 明日のことを考えると寝れないということはなく、『気絶』効果で熟睡。






 日曜は朝寝した。



 父はユイとの初対面に若干緊張して言葉少なだった。

 でも、嬉しそうには感じたな。


 次は、ユイのお父さんとの面談、というか面会だ。

 僕の25歳までの経験はアテに出来ないからな。


 本当の試練かも。

お読み頂きありがとうございます。

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参考データ:

ヨウ現在レベル 65

ステ増加値 459


ユイ現在レベル 71

ステ増加値 430


ヨウの増加は+7、ユイは+6

1レベルで1の差は大きかった……。


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