表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
88/175

明日のために斬るべし、撃つべし

※今日5/01は00:38「『ほらあな調査』」、再投稿00:57「偽装就職?」に続き3回目の更新です。

 ご迷惑をおかけしました。

 読み飛ばしなきようお気をつけください。m(__)m


(森を走るって楽しい!)


 ユイが僕に追いつくような勢いで跳び、走る。

 2度めにして、スキルに相当慣れてきている。

 森の木々や滑る枯れ葉、隠れたクボミも巧みに避けている。


 2人ともなんとなくダンジョンまでの地形は覚えた。

 着くまであっという間だ。



(じゃあ、オーガは頼むよ。2匹なら1匹【障壁】使うから)


(ミノは?)

(1匹だけはお試ししよう。今のユイなら避けるのは楽勝だし)



 ここ山奥神社ダンジョンはまだ見つかってさえいないよう。

 よほど近づかないと森の中では分からないかも。


 討伐隊の時ならまるで場違いの、ジャージ姿の2人が穴へ飛び込む。




 ゴブリン、オークと問題なく(ほふ)っていく。


 言っておくが、強さは60しかない。

 溜めを使って120、細剣が耐えられる限界の少し手前。


 それに500超えの敏捷と器用が加わり、殲滅速度は更に上がった。



 ほぼ1~2層を走って突っ切った形で、10分もかかっていない。


 変なもので、ここで昔なら昼かおやつだったな、と思い出す。

 ますますおやつが恋しくなりそうで、話題には出さない。



 気を抜いてる場合じゃない。

 この下はいまだに死を覚悟する魔物、オーガがいる。

 当然降りる。


(じゃあ【感知】するよ……オーケー)


 ここは早くも初日から、僕たち2人が間引きを続けている。

 もしかして、日本で一番『アフれ』にくいダンジョンなのかも。

 キャプテンなど、上位や変異も出にくいはずだけど一応。




 今日は最初から【縮地】パターン。

 オーガの少し手前に瞬事に移動、即【威圧】と【ヘイト】。


 昨日分かったが、この方法だと突進は確実に止まる。

【縮地】で僕が現れた時点でほぼ止まる。

【威圧】と【ヘイト】を使うことで万全。


 “初見殺し” で有名なこのスキルはオーガにも有効だったわけだ。


(オケー)

(ジャベリン!)


 出たのは魔石のみ、スキルで分かってた。


 2人とも2レベルずつ上がった。



 結局、オーガ最奥部までは単独3匹と2匹組x3で計9匹。

 2匹なら【障壁】を使い、僕の剣が通らないこと除き余裕……。


 9匹で僕が計5レベル、ユイは6レベル上昇。


 ユイには魔法系スキルx6。

 僕は【炎刃】と【爆斬】。


 2つとも強さ増強プラス特殊効果があるので細剣じゃヤバい。


 使えそうなのは前回出た【兜割り】だ。

 防御無視で頭部のみ貫くから、強さ60で行けるはず。

 おそらく、【逃避】前にヤスが使ってたスキル。




 階下に剣のドロップ反応がある。


 おやつは我慢、階下に降りて探る。

 ミノタウロス。

 編成はオーガと同じ。


【ドロップ鬼獲得】に反応が。

 最初のミノが剣をドロップするようだ。


 初討伐報酬らしい。

お読み頂きありがとうございます。

もしよろしければ、この下の★★★★★(クリック)評価とブックマークをお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ