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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
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偽装就職?

※投稿ミスで、前回分「『ほらあな調査』」が抜けていました。

 お手数ですがそちらもお読みくださいませ。

 大変申し訳ありませんでした。

※消去後、再投稿しています。ブクマの消えた方、申し訳ありません。

 ユイから思わぬ話が。

 イベント会社に籍だけ置く、ってどういうこと?


「ヨウ就職決まってるって言ってたでしょ。

 うちでいつでも辞められるようにできたらって。

 お父さんに頼み込んだの。

 事情は半年後くらいには絶対話すからって」


「そんな事……うれしいけど大丈夫?

 ムリに頼んだんだよね?」


 土下座しているユイの姿が脳裏に浮かぶ。



「お父さんはわたしの言う事なら……。

 いや、そうなんだけどそうじゃなくて。

 お父さんにはウソついたことないから信じてくれてて。

 もうヨウのことも話してあるよ!」


 でも、バイト程度の給料じゃ。

 うちの親にも申し訳が立たない。


 考えていると。


「お給料はだいじょうぶ。

 投資してくれるって、わたしたち二人の未来に。

 ちょっとそれも気が重いけど……。

 頼ってくれませんか?」


 ユイの言葉が変わった。

 本気で心配して、頼って欲しいと思ってるんだろう。



 最終目的は、あの半獣半人の魔物を倒す。


 そのためには、この国を探索者のいる国にする。

 少しでも早く動けるように、ベストな方法をユイが作ってくれた。


 他に頼れる人はいない。


「分かりました。

 ありがとうユイ。

 僕もきちんとあいさつに行くから。

 よろしくお願いします」



 日曜にあいさつに行くことにした。

 イベント会社で日曜は忙しいかと思ったが。

 おそらく夕方以降なら大丈夫だそう。



 もう外は暗い。

 常識どおり、ユイを家まで送る。


 別れ際には……。


(『清浄』!)


(あ、少しさわやかになったような? 私も練習するね)


 ちょい待って。

 あ、見せステにも【聖魔法】が出てるし……。

 絶対ユイには勝てないだろうな。


 それと土曜か日曜にはうちの父親にもユイを紹介しないと。


 その前に、さっきの「籍を置く」件か。





 夕食後、両親に就職の件をいうと普通に受け入れてくれた。

 最初の会社への断りはもちろん自分で。


 軽くユイの事もついでに。


「すっごくかわいいのよ。びっくりするわよ」

 母さん、余計なことを。


「そ、そうか」


 超放任の両親だが、ちょっと刺激が強すぎたかも……。





 寝る前は簡単にネットのチェック。

 ニュースはまだ変わりようがないか。


 練習は【加速】のみに戻した。

 夜中の目覚ましは素早く止めないと。






 気絶効果(?)で目覚めはさわやかだ。

 多少頭が悪くなったかも?

 いい意味で鈍くなったよな。



 後少しとはいえ、通学は気が重い。

 ヤスやゴウみたいな友人がいたらな。


 ユイがいるから全てOKだけど。

お読み頂きありがとうございます。

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