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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第二章
86/175

『ほらあな調査』

※投稿ミスでこの回が抜けていました。5/1最初の投稿です。

 前回は4/30 18:00の「ニセステータス」、この次が「偽装就職?」です。

 申し訳ありませんでした。

「これで【鑑定】も平気!」

 両手でガッツポーズのユイ。


 幼さの残るユイもいい……。



 あまり遅くならないようにしないとな。

 毎日こういう生活が続きそうだし。


 早速本題の攻略予定へ。


「丈夫な剣が手に入らないと、オーガ以降は魔法頼りなんだよ」

「なんとなくは思ってたけど、やっぱりねー」


「おそらくというか、ひとつ下の層で剣が出るみたいなんだ。

 オーガは後半2匹になるから、片道10匹くらい。

 いける?」


「うん、ジャベリンで30匹は楽にいけるよ」


「その後、下層はミノに違いないけど……。

 もし奥だったらどうやってたどり着くか、なんだよね」


「また魔力が増えればだいじょうぶ!

 ヨウはわたしにもっともっと頼っていいんだよ」


 そうか、明日ダメでもこのステの伸びなら可能か。

 もし良い剣が出れば、帰りは魔法無しで済む事もありうる。


 まあこれは最良の場合だけど。

 スキルじゃないけど、良いイメージは持っておこう。


 《あの弱点攻撃》はもう使わない……。




「あとは、世の中の反応だけど。

 特にまだ変化なしみたいだね。

 昨日ダンジョンができたんだから当たり前だけど」


「お父さんが新聞いくつも取ってるから見せてもらったよ。

 まあ、起こってるままね」


 ユイのパパは社長だそう。

 家のすぐそばの事務所で、小さなイベント会社経営。

 一度会っておかないといけないかも。

 まあそのうち……。



「ほらこれ、首都で調査はするみたいだよ。

 他の市町村とかもやるだろうね、土地所有者の許可しだいで。

 他の国もやるだろうね」


『謎のほらあな調査』のネットニュースを指差す。


「これ、ヨウ。危ないんじゃない?

 武器とかぜったい持っていかないよね。

 どうしよう」


 表情の曇ったユイの手を握る。

【感知】で母の位置を確認してしまう小心者の僕。


「この人達には悪いけど、どうしようもない。

 僕たちが行ったとしても……、何が起きてるのか説明しようもない。

 まだバレるわけにもいかないし、全国いや全世界で似たようなことが起こるんだ」


「……そうね。

 ダンジョンのことが知られたのっていつ頃か、ヨウは覚えてる?」


「戻る前に年表が出てたけど、日付までは覚えてないし。

 確かもう少し後で外国の報道で魔物撮影されて。

 日本じゃその結構あとで自衛隊が入るようになって。

 本格的に認知されたのは最初の『アフれ』以降だよね」


「ヨウがそんな感じなら、わたしはもっと知らないはず。

 まさかダンジョンって思わないし、他のことばっかり考えてた」


「僕も似たようなもんだよ。

 最初の魔物撮影ではネットで盛り上がったけど、フェイクじゃないかとか。

 後はずっとラノベばっか読んでたなあ……」


 今日話すまで忘れてた。

 自衛隊が関与して立ち入り規制まで、結構時間がある。



「あっ、それでね。

 ヨウ、うちの会社に籍だけ置かない?

 実質、荷物運びでバイト程度の仕事で」

お読み頂きありがとうございます。

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