招集
本日は初更新です、おまたせしました。
午前(夜中)続いて更新予定です。
昨夜は時間との戦いだった。
仕事を持つ身としては、きちんと睡眠を取らなくては。
ちゃんと3回【加速】も鍛錬した。
つまり、平常の6時間睡眠。
オーガ戦に備えておかないと。
【加速】時の時間の進み方もちゃんと確認した。
大体3秒でストップウォッチが0.01秒。
魔力量は前使った時の1.6倍程度なのに、3倍の速さになっている。
つまり、【加速2】になることで能力自体は2倍近くに進化した。
使わないに越したことは無いけど、まあ嬉しい。
朝食のコンビニサンドとマヨサンドをそれぞれ食べている。
「ちょっと、スマホ見た?」
「ん?」
『アフれ』の警報、正式には魔物襲来警報が出た形跡が。
02:03に出て、すぐに取り消されている。
ちょうど 気絶、というか寝た直後だな、これは気づかないか。
もう朝8時過ぎている、今更問い合わせても遅いだろうな。
すぐみんなに会うから……。
ウィーン ウィーン
同時に2つの警報音が鳴った。
慌ててコーヒーを飲み干す。
普通にまず基地へ向かう。
そこでメンバーと合流する。
今回の警報は、前回と同じ地域の『アフれ』。
ただし、パーティーメンバー招集の上、武器防具装備のこと、とあった。
ただ事ではない?
いつもの大型バンが到着。
「全員この車で拾っても良かったんですが。
こんな時に突然変更するのもアレですからね」
先に防具装備、武器を手に抱えて乗り込み、車が出る。
「昨日というか夜中、警報が出てたらしいな」
ヤスだ。
「いくつかスレが立ってな、情報があやふやなんだよ。
ネットニュースでも出てたけどなぜか消えた、とかな。
ぎりぎり俺んところは区域外だしな」
「さすが冒険オタクでネットオタクのヤスねー」
「うっせえ」
「この前は2人だけ呼ばれましたけど、他全員は区域外でしたし」
なるほど、【生命感知】で他のみんなが分からなかったわけだ。
というか、ヤスはいつ寝てるんだ。
「今回は広範囲のパーティーが招集されたと見るのが妥当かと」
ん? 不思議に思ったので聞く。
「2時に警報っぽいのが出てすぐ取り消されてます、こっちでは。
その時からとして、今まで誰が行ってたんでしょう」
「それは、危険のないゴブ程度が相手できる非番の隊員とかだろう。
あとは夜番の話も聞いたことがあるな。
情報公開が限られてるのがこの隊の駄目なところだ」
ゴウのくせに偉そうに説明してくれた。
「わざわざ取り消して、隊員の集まる先程招集したという事は。
今の事態が予想できたということでしょうね。
どの程度かは不明ですが」
「少し先に2匹強いのがいます!」
僕が感知したのは2匹のオーガだった。
街中に。
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