表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
67/175

招集

本日は初更新です、おまたせしました。

午前(夜中)続いて更新予定です。

 昨夜は時間との戦いだった。

 仕事を持つ身としては、きちんと睡眠を取らなくては。

 ちゃんと3回【加速】も鍛錬した。

 つまり、平常の6時間睡眠。


 オーガ戦に備えておかないと。



【加速】時の時間の進み方もちゃんと確認した。

 大体3秒でストップウォッチが0.01秒。


 魔力量は前使った時の1.6倍程度なのに、3倍の速さになっている。

 つまり、【加速2】になることで能力自体は2倍近くに進化した。

 使わないに越したことは無いけど、まあ嬉しい。







 朝食のコンビニサンドとマヨサンドをそれぞれ食べている。


「ちょっと、スマホ見た?」

「ん?」


『アフれ』の警報、正式には魔物襲来警報が出た形跡が。

 02:03に出て、すぐに取り消されている。

 ちょうど 気絶、というか寝た直後だな、これは気づかないか。


 もう朝8時過ぎている、今更問い合わせても遅いだろうな。

 すぐみんなに会うから……。


 ウィーン ウィーン

 同時に2つの警報音が鳴った。

 慌ててコーヒーを飲み干す。




 普通にまず基地へ向かう。

 そこでメンバーと合流する。


 今回の警報は、前回と同じ地域の『アフれ』。

 ただし、パーティーメンバー招集の上、武器防具装備のこと、とあった。


 ただ事ではない?



 いつもの大型バンが到着。


「全員この車で拾っても良かったんですが。

 こんな時に突然変更するのもアレですからね」


 先に防具装備、武器を手に抱えて乗り込み、車が出る。



「昨日というか夜中、警報が出てたらしいな」

 ヤスだ。

「いくつかスレが立ってな、情報があやふやなんだよ。

 ネットニュースでも出てたけどなぜか消えた、とかな。

 ぎりぎり俺んところは区域外だしな」


「さすが冒険オタクでネットオタクのヤスねー」

「うっせえ」


「この前は2人だけ呼ばれましたけど、他全員は区域外でしたし」


 なるほど、【生命感知】で他のみんなが分からなかったわけだ。

 というか、ヤスはいつ寝てるんだ。


「今回は広範囲のパーティーが招集されたと見るのが妥当かと」


 ん? 不思議に思ったので聞く。

「2時に警報っぽいのが出てすぐ取り消されてます、こっちでは。

 その時からとして、今まで誰が行ってたんでしょう」


「それは、危険のないゴブ程度が相手できる非番の隊員とかだろう。

 あとは夜番の話も聞いたことがあるな。

 情報公開が限られてるのがこの隊の駄目なところだ」


 ゴウのくせに偉そうに説明してくれた。



「わざわざ取り消して、隊員の集まる先程招集したという事は。

 今の事態が予想できたということでしょうね。

 どの程度かは不明ですが」


「少し先に2匹強いのがいます!」

 僕が感知したのは2匹のオーガだった。

 街中に。

お読み頂きありがとうございます。

もしよろしければ、この下の★★★★★(クリック)評価とブックマークをお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ