【予測】の効果
遅くなりました。
PCが深刻なエラーで、再インストしてました(´;ω;`)
今日初の更新です。
僕が2本の木剣を収納から“裏技”で取り出す。
「今日は私はオーガになりきる、そのつもりで来い」
「おねがいします!」
相対すると、リーダーがダッシュで迫る。
左右から振り下ろし、突いてくる。
全力で回避し、コツンと僕が突き返す。
すかさず背後に回る。
敏捷とスキルが効きまくっている。
それにアレも。
自分でも驚くほど。
僕が一旦後ろに跳び距離を取る。
そこへまたリーダーがダッシュ。
ヘイトを試すとかは無理。
やるのは、僕がひたすら避けちょこんと牽制の一打。
それから回り込んでまた避けまくる。
その繰り返しだ。
【剛体】は常時オン。
【受け流し】禁止。
つまり、全てオーガを想定。
【威圧】と【ヘイト】は使えないが。
これをひたすら繰り返す。
リーダーは違和感を感じているのでないか。
今日は【超回避】を使っていない。
彼女ほどの剣速なら、僕に当てられないのは変。
それを【超回避】で避ける訓練のはずなのに。
結構繰り返した、そろそろだ。
僕は再度下がった後【予測】をオフにした。
他のメンバーが注目してる。
実地でやって、後で説明するしかない。
同じように回避できたと思ったが……。
回り込みの時に突きが来た。
視界がブレた、【超回避】だ。
その次も回り込もうとするところで突かれた。
当てられた、【剛体】でダメージは無かったが負けだ。
オーガなら貫かれていたかもしれない。
「まいりました。
すみませんでした、詳しく後で説明します」
「まあ大体予想はつく……」
出口まで3人でゴブを斬りまくった。
ぞろぞろとダンジョンから出る6人。
リーダー……唯我さんへいつもの報告だ。
いつまで続くのか。
「出たのは【縮地】と【予測】です。
【予測】は【危機感知】がダブって進化しました」
「なるほど、【予測】は優秀過ぎますね。
パワーは無くとも、私は剣速だけならオーガに劣らないと思っています。
予測を使い、もしもの時に単発で【超回避】が使えれば充分ですね。
もう一日だけ試して、良いようなら本番です」
「あとレベルアップしたんですが……」
「そうよね、後報告でいいですよ。
いちいちその場で言ってもらってたのってなんなんですかね。
レベルアップ報告自体意味不明ですけど」
「いちおう、最初のオーガで上がってます。
昨日は、トドメ含め結構効率が良かったんですね」
「まあ単独討伐ですからね。
あれは私も何か誇らしい気分でした。
危なすぎですけど」
「あと【縮地】って小説で読んだだけですけど、バレバレですよね」
「使ってるのは見たことがあるけど。
一発で決める究極スキルね、当然違和感アリアリです。
両方隠して……今日の報告は『なし』でいきましょう」
ついに「なし」で報告の日が来た。
まあ予定通りか。
「あ、消えた【危機感知】を偽装表示し忘れないでくださいね」
お読み頂きありがとうございます。
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現在ステータス
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名前 : ヨウ ハマベ 年齢 : 25
種族 : ヒト
ジョブ: 魔法剣士
レベル : 73(+1)
体力 : 41/41(+0)
魔力 : 162/162[+10]※(+2)
強さ :40(+1)
丈夫さ :82[+50](+0)
知力 :150(+2)
器用さ :178[+25](+2)
敏捷 :196[+25](+3)
運 : 77
スキル :
【総合剣技3】【溜め】【肉体強化1】【思考加速】
【簡易鑑定】【鑑定】〈隠蔽〉【鑑定偽装】〈隠蔽〉
【火魔法1】【土魔法1】〈隠蔽〉【聖魔法1】〈隠蔽〉
【精神耐性2】【毒耐性1】【熱耐性1】
【魔力回復2】【体力回復1】
【生命感知】〈隠蔽〉【気配感知】[偽装表示]
【危機感知】[偽装表示]
【投擲】【ヘイト】【威圧】
【収納】【アイテムボックス】〈隠蔽〉
【スキル理解】〈隠蔽〉
【魔力強化1】【敏捷強化5】〈隠蔽〉
【丈夫さ強化5】〈隠蔽〉【衝撃耐性5】〈隠蔽〉
【器用さ強化5】〈隠蔽〉
【念話】〈隠蔽〉【盗聴】〈隠蔽〉
【隠密3】〈隠蔽〉【罠発見1】【罠解除1】
【暗視】【明度補正】〈隠蔽〉
【回避】【超回避】〈隠蔽〉
【間合】〈隠蔽〉【剛体】〈隠蔽〉【関節技】〈隠蔽〉
【受け流し】【抜刀】
【弱点視】〈隠蔽〉
【縮地】〈隠蔽〉(新)
【予測】(【危機感知】重複・進化)〈隠蔽〉(新)
固有スキル :
【加速2】
【現実逃避】
称号 :
ラッキーパンチ、キリ番
※[]内はスキル補正値




