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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
53/175

試験

4/16(土)6回目更新です。

ブクマ出来てない方はチェックをよろしくお願いします。

 出勤。


 連絡は済ませているので2人で基地に出勤、待つ。


 なんかバレバレだ。

 無理でも合宿で通すけど。



 昨日は結局、魔法の事は正直に話した。

 隠蔽のことも忘れないように説明しておいた。

 結局、魔法全般やパーティーでの役目など基本中の基本から教わった。

 なので、まだ関係はないようだった。


 もちろん僕らもまだ関係は無い。

 合宿なので。





 特にメンバーからツッコミもなく……困惑は感じた。

 リーダー以外。

 まあ中高生じゃないし。


 こっちも何も言わないからそりゃ困るかも。




 ダンジョンに着くと、準備中にもう一台の車が来た。


 あっ、確か木津教官だったか、そのパーティーの人たちだ。

 メンバーの顔は何となく覚えている。


 もう一人、年配の人がいる。

 鎧はなく、制服のみだ。



「今日はよろしくお願いします」

 リーダーが、知らない人と木津教官に頭を下げた。


「ヨウさん、あえて先に話してませんでしたけど。

 中央情報隊の袖ヶ浦臨時試験官と、育成部隊の木津教官です。

 おふたりにDランク試験の試験官を務めていただきます」


「じゃあ俺が説明するが、パーティーへ正式に編入されるには見習いじゃダメだ。

 Cランククラスなら、少なくともDランクでなければならない。

 唯我Cランクから実力は保証するという話で特例だ」


「私の名前は知らんだろうが、唯我から情報を受けていた、と言えば解ってもらえるかな。

 君の力についてはある程度信用に足ると思っている」


「全く、鎧無しでオークエリアまで行くってんだからな。

 情報隊ってのは聞きしに勝る変人部署だな」


「そのために君ら全員呼んだんだろう。

 安心して任せるからな」


「俺らのセリフだよ、『安心して任せろ』ってのは。

 まあなんとかなるだろ、2パーティー10人もいれば」



 なんか漫才みたいな掛け合いだったが。

 相当わかりやすく説明してくれたみたいだ。


 袖ヶ浦という人は……僕のスキルのことを知っている人に違いない。



(いきなりだったね……でもこれでヨウがメンバーに!)

(通ればだけど、まあがんばる)




 ということで、僕の抜刀を見て袖ヶ浦さん以外ツッコみまくったり。

 色々あったが。


 すんなり合格した。



 オークゾーン終了地点だ。


「細剣いいな。俺も使ってみようか」

 イケメン剣士の、確か木村さんが言う。


「アホか。使いこなすのにどんだけかける気だ。

 第一、まず抜けねぇだろ」


「確かに」



「それでは、明日より浜辺洋Fランクを正式にDランクとする。

 ということで帰るから、木津、よろしくな」


「まったく。

 あんたが死んだら俺が代わりに申請しなきゃならんだろ。

 メンドイからしっかり守ってやるよ!」



 僕達はこのまま昼食のあと下層の攻略だ。


 騒がしい6人が帰っていく。


 あの2人、結構仲がいいんじゃないか……。

お読み頂きありがとうございます。

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