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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
52/175

誓い……

4/16(土)5回目更新です。

ブクマ出来てない方はチェックをよろしくお願いします。

 やられた。


 女子っていざとなると実行力がある。

 って、ネットで読んだ。


「お父さんお母さんは?」


「もう25だし……。

 多分、絶対大賛成と思う」


 大賛成は言いすぎだと思うけど……。

 そうだよな、お互い。


 同年齢はかなり結婚してるはずだし。

 離婚したって言う話さえ聞いた事がある。



「でも本当にいいの?」

 何故か受け入れてしまっている自分に気づく。


 考えるまでもなく、ユイさんが好きだ。

『念話関係』結婚の話を聞いた時は『そうなったらいいな』と思ってた。



 いや、これはあくまで“ 合 宿 ”だ。

 忘れてはいけない。



 ユイさんが言う。

「誓ってエッチなことはしませんから!」


 なんか逆では?


 どうせ、魔力枯渇で寝るからそういうことはないとは思うが……。




 結局受け入れた。


 これはあくまでも“ 合 宿 ”だ。



 ケーキとコーヒーセットは……。

 味はあった。


 マズく感じなかったから、本当なら美味かったに違いない。




 流れに乗って……

 流されるまま、荷物を取りにユイさんの家へ。


 お母様がおられた。


「じゃあ、うちで“ 合 宿 ”しますんで」


 涙を流しているように見えたのは気のせいだろう。






 もちろん私服に着替えたユイさんに、玄関前で待ってもらう。

 普通の服装、スカートだ。

 じっと見てないので普通ということで。



 まず着替えて。


 別に散らかっているのはいいが。

 アレな本とか動画類のディスクとかは見えるところに置いてないはずだが。


 一応チェック。


 あとは……。


【アイテムボックス】の存在をすっかり忘れていた!

 前片付けてまた積み上がった本など、片っ端から入れていく。

 ゴミやホコリもこれでキレイになる。


 ダメ人間になっていく……。



「おまたせ!」


「お邪魔します」


 荷物を横に置き、ユイさんが床に正座する。


「ふつつかものですが、よろしくお願いします」


 お辞儀をする。


 これって、“三つ指をつく”ってやつだ。


 ……


 ま、なるようになる。


 ユイさんは好きだし、嫌われないようにしないとな。


 “ 合 宿 ”だけど。



 一緒にコンビニで買い物する。


『お料理なら任せて!』は無かった。

 それならそれで荷が重いというか、変な空気になりそうなので助かった。


 僕のコンビニグルメ知識が炸裂する。




 帰ってきた。


 車の中でセリフは考えておいた。

「じゃあ、合宿メニュー作ろうか」


「あ、じゃあ魔法の基礎とか色々教えてあげる!」


 おお、これは嬉しいかも。


【土魔法】【聖魔法】持ちな事とか、どこまで話そう。



 話しているうちに外は暗くなっていた。


 楽しいかも。

 マジ合宿かも。

お読み頂きありがとうございます。

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