ラブコメ?
9層へみんなと戻った。
「失敗……だったな。
だが作戦次第でいけることも分かった。
気を抜かず戻ろう」
(ごめん、変なことして……。しがみつくの、クセなの)
いや、変なことって。
変なのかなあ?
(小学生くらいまで怖いときとかお母さんにしがみついてて、ついつい出ちゃった)
僕はお母さんの代わりだったか。
でもどんどんやっていいんだけど。
(そうだったんだ)
(すぐ自分で気づいたんだけど、このままでいいやってなって)
がっちり極まってたからな。
ひらタン含め、全員が僕達2人を放置プレイだ。
まさか話しているとは思っていないだろう。
気まずい2人と、見て見ぬふりの仲間たちといった場面か。
ラブコメですか?
ストーリーをぶった切って、モンスターがあらわれた!
ゴウのたてこうげき! オーガをとめた。
ユイとひらタンはしらないまほうをえいしょうしている。
ヨウのきゅうしょこうげき! 1ポイントのダメージをあたえた。
リーダーのこうげき! 100ポイントのダメージをあたえた。
ヨウのこうげき! 1ポイントのダメージをあたえた。
リーダーのごうれい!
ヤスのこうげき! 99999ポイントのダメージをあたえた。
オーガをたおした!
ヨウはレベルがあがった!
レベルアップのメロディが脳内に響いたような。
「上がりました」
(おめでと!)
(ありがと)
昨日最後のオーガで上がって……。
来た時9層で6匹、下で2匹、そして今、計9匹でレベルアップ。
早くない?
これは多分目潰しが投石よりダメージが高いからかも。
足止めにも参加してるし。
後で聞いてみよう。
出たのは【剛体】【関節技】。
あとは隠蔽してる【隠密2】が3に上がってる。
【剛体】は、2度もオーガに当たり損ねたせいか。
まさかオーガにぶつかって実験はできない。
危ない時の補助にはなるかも。
【関節技】は放置で。
10層まで行ったが、ダンジョンを出たのは普段より多少遅い程度。
帰りも僕のオーク練習したし。
といっても4時にもならない。
「今日は本来レベル2上がっている計算です。
1レベルということは、次からは普通通りの計算ができそうですね」
「上がるのが早い気がしますけど」
「目と足への攻撃は、普通に投石より効率が良いんでしょうね」
答えはそれだけだった。
トドメは高効率と聞いていたが、それ以外は適当なよう。
戦闘の中でそういう計算は難しいし、データも取ってないと言う感じか。
「スキルは……
途中で【間合】と【抜刀】、レベルアップで【剛体】と【関節技】でしたね。
後の2つは出さないほうがいいでしょうね、色んな意味で。
見ればバレる【抜刀】だけ報告しましょう」
車に戻ろうとすると……。
(今日空いてるよね!? 妹のお見舞い、一緒にいこ!)
待ち構えてたみたいだ。
ちょっと嬉しいかな。
お読み頂きありがとうございます。
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現在ステータス
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名前 : ヨウ ハマベ 年齢 : 25
種族 : ヒト
ジョブ: 魔法剣士
レベル : 71(+1)
体力 : 40/40(+0)
魔力 : 158/158[+10]※(+2)
強さ :39(+0)
丈夫さ :81[+50](+1)
知力 :145(+2)
器用さ :174[+25](+3)
敏捷 :190[+25](+3)
運 : 77
スキル :
【総合剣技3】【溜め】【肉体強化1】【思考加速】
【簡易鑑定】【鑑定偽装】〈隠蔽〉
【火魔法1】【土魔法1】〈隠蔽〉【聖魔法1】〈隠蔽〉
【精神耐性2】【毒耐性1】【熱耐性1】
【魔力回復2】【体力回復1】
【危機感知】【生命感知】〈隠蔽〉【気配感知】[偽装表示]
【投擲】【ヘイト】【威圧】
【収納】【アイテムボックス】〈隠蔽〉
【盗聴】〈隠蔽〉
【スキル理解】〈隠蔽〉
【魔力強化1】【敏捷強化5】〈隠蔽〉
【丈夫さ強化5】〈隠蔽〉【衝撃耐性5】〈隠蔽〉
【鑑定】〈隠蔽〉【念話】〈隠蔽〉
【隠密3】〈隠蔽〉【罠発見1】【罠解除1】
【暗視】【明度補正】〈隠蔽〉
【回避】【器用さ強化5】〈隠蔽〉【超回避】〈隠蔽〉
【間合】〈隠蔽〉(新)【剛体】〈隠蔽〉(新)
【関節技】〈隠蔽〉(新)
【抜刀】(新)
固有スキル :
【加速1】
称号 :
ラッキーパンチ、キリ番
※[]内はスキル補正値




