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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
43/175

『念話関係』

※前回あとがきに「現在ステータス」を追加しています。

 結婚?

 とんでもないことを言い出した唯我さん。


 そういや、この人がこういう冗談言うのは普通だったりする。


「なるほど、知らないんですね?

 いわゆる、『念話関係』の事を」


「『念話関係』です?」


「『関係』というのは最初は念話にまつわる、という意味でしたが。

 その後、男女・同性問わず彼らがほぼ一緒に暮らしていることが明らかになりました。

 意外と一般には知られていないとは聞きましたが……」



「そういう場合が多いと?」


「いえ、()()です。

 100%ではないとは思いますが。

 海外では気軽に念話する人が多くて、ややこしい事になるそうですが……。

 日本人で良かったですね」


 ちょっと待って欲しい。

 そりゃ、ユイさんと色々できたら嬉しい……。


 うわー、何を考えてる!

 先のことなんて分からないのに。


「あー、複雑なのは分かります。

 変なこと教えるんじゃなかったですね、ごめんなさいね」


「いや、変ではないですし。

 僕の勉強が足りなかったようです、精進しないといけませんね」


 もはや自分が何を言ってるのか分からない。



「なるようになるしかありませんから。

 力を抜いてくださいね、死んじゃったら元も子もありませんし。

 生きていれば、めくるめく世界がヨウさんを待ってますよ」


 この人、絶対わざと言ってるな。

 そもそも、口からでまかせだったりして。


 帰ったらすぐ調べよう。



 車に戻る。

 みんなが待っていた。


 僕、というより遅いおやつのクーラーボックスを。


(少し長かったね)

(……)

(ん? どうしたの?)


 ユイさんがこっちを見てる。

 ひらタンは菓子パンに気を取られている、問題ない。


(いや、別になんでもない)


 とにかく帰ったらさっきのを調べる。

 あとは普通にすればいい。


 配り終わった。


 チョココロネを一口、コーヒーを飲む。

 これに限る。


(うん、うまい。これに限るねえ)


(やっぱりちょっと変)






 コンビニ飯準備万端!


 帰宅してすぐにPCのスイッチを入れる。


 念話について調べる。


念話テレパシー は、心の内容が、言語・表情・身振りなどによらずに、直接に他の人の心に伝達されること。 超感覚的知覚 (ESP) の一種。

 ダンジョン発生以降はスキルの一つとして一般化した』


 なんだよこれ、一般化なんてしてねえよ!



 それは置いておいて、念話事情だっけ?

 えーと、関係だ!


 “念話関係”ポチっとな。



 一時期、あらゆる掲示板などで話題になったようだ。

 討伐隊のサイトでも特集していた。


 唯我さん、疑ってごめん。


 大変なことを知ってしまった、どうしよう(棒読み)。

お読み頂きありがとうございます。

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