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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
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大当たり!?……

 おやつ終了、報告タイムだ。


「魔法剣士ですか、バランスが一番いいです。

 一般的には特徴のないハズレと言われてますが……」


 ハズレか……。


「あなたの場合、最適と言えますよ。

 優れた技の剣と、それを補助する魔法。

 物理が低いらしいですから、色々補強できるはず」


 慰めかも知れないが、今日までは戦えた。

 信じてやってみるしかない。


「火魔法は限定的解禁でしょうか、少しは魔法も上げないと。

 まずは慣れないと話になりませんし。

 肉体強化はどうしても必要な時だけです」



 新スキルはまず【魔力回復】。


「どうりで。

【収納】使用は問題なしですね」


 あとは普通に3つ追加して伝える。

 最後に【アイテムボックス】を告げると、久しぶりのアレが。


「えええー!」

「うそん!」


「固有じゃないんですよね?」

「そうです」


「困りましたね」


 超レアスキルということか。

 バレるとまずい?


「【アイテムボックス】は通常は固有スキルですが。

 まれにあなたのように通常スキルに出る人がいます。

 色々ややこしい事態に巻き込まれるらしいです」


 慌てて『隠蔽』オン!


「実は【偽装】持ってました!

 ごめんなさい!」



「なるほど……まあ、当然の成り行きでしょうね。

 この流れで出てないほうが不思議です。

 気に病む必要はありませんよ。

 スキルバレさせる事になってごめんなさい」


「いえ、深刻なことみたいなので逆にすみません」


「じゃあ順に説明しましょうか。

 どれも魔力は不要なはずです」


【ヘイト】魔物の敵意を集め、呼び寄せる。

 今は危険なだけだが、レベルが上がればおとり効果は絶大。


【危機感知】強力な攻撃を察知する。

 初見の魔物での深刻な危険を避けられる。


「【アイテムボックス】に関しては限られた事しか知らないですが。

 容量の巨大さや内部での時間停止という話は聞きます。

 例えば、時限爆弾を入れておくと出すまで爆発しないとか」


 ラノベで出てくるやつそのままか。

 いや、調べないと。


「直接使うのは見せないほうがいいです。

 どうしても使う必要があるなら、収納に見せかけてください。

 一人のときに練習したほうが良いでしょうね」


「わかりました。

 アドバイスありがとうございます。

 命拾いしました」


「じゃあ2日間お休みにしましょう。

 休み明けは……いえ、また話しましょう」



 考えていることがある。

 魔力切れの確認をもう一度しておこう。

 とても役に立つひらタンさんに。


「わたしなんかいつも寝る前に使い切ってますよ。

 もしかして魔力が増えるかと思って始めたけど……。

 まあ、たまーに増えるから無駄じゃないです。

 魔法レベルも『モノ』によっては上がるのでお勧めしますよ」


「頭が悪くなったりしないんです?」


 普通に聞いただけなのに、なぜ怒っている?


「同じことを考えてました、やっぱり少しは増えるんですね。

 ありがとうございます、困った時のひらタンですね!」


 危機は回避した。多分。

お読み頂きありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白いです
[良い点] オモロイっす♪ [気になる点] 誤字報告が拒否されてますが、ちょっときになったので、、、 〉「頭が悪くなったりしないんです?」 悪くではなく、痛くじゃないかなーって思うんですが、気の所…
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