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弱々でごめんなさい~現代ダンジョン物語  作者: 炉里 邪那胃(ろり じゃない)
第一章
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年表と回想

光り苔ダンジョンに設定が変更されています。(第12話、実地研修)

「結局、早く倒すに越したことはないんですが。

 最初の研修のデモンストレーション、見ましたよね」


「はい、手加減してても凄かったですね」


「剣の立ち会いなら、見たとおり一瞬で終わります。

 打ち合いなんてドラマや映画の中だけです。

 一発で倒せないなら動きを奪い、弱点を叩くだけですし」


「基本は同じ……基本の大事さが少しわかったかもしれません」


 一応、はっきりと解ったなどと断言は避けた。

 実際まだまだなんだろうし。


「明日から複数及び混成の敵です、もちろん徐々に。

 まずポイズンウルフとか4足の魔物なら止めるには足です。

 究極の攻撃場所って分かります?」


「うーん……」


「目ですよね。

 できれば横薙ぎに両目を……そうなると曲芸ですけど。

 危ないときはとにかく相手の動きを奪う事を考えてください。

 目のない魔物もいますけど」


 光る苔ダンジョンで視界はあるので可能性は薄いかも。







 久々にラーメン三流亭のとんこつチャーシューメンを食べた。

 めっちゃウマかった!

 帰りすぐなので早めだったが。

 夜のためにコンビニでちょっとしたものでも買っておこう。





 ネットしているとダンジョンが出来てからの年表があった。

 SNSで誰もが思いついたことを書く。

 その中でたまにバズる、昔で言えばフィーバーか。

 自分でちょっと笑えた。


 フィーバーって英語で「発熱」なんだけどね。


 ダンジョン年表は数万の『イイネ!』がついてバズっていた。



 地震、いきなりダンジョン、『アフれ』たモンスター災害。

 なにもかも皆懐かしい。


 紛争のときは世界大戦の覚悟をしてしまったが、何とかなった。


 良いこともあった。

 特に日本にとっては自然災害の激減。



 そして、回復薬や魔石。


 回復薬は一部が医療で使わているが、世界的に部外には非公開だ。


 海外情報では『エリクサー』も存在するらしい。

 怪我・病気等ほぼ全てが完治するという、超希少な回復薬。

 リスクを犯さなければ手には入らないそうだけど。


 これを含め、広く流通すれば医薬品業界には大打撃。

 通常の回復薬でさえ、驚くべき即効性などあるらしい。


 業界とのあれこれが飽きるほど報じられた。

 突然記事が消えたりもした。

 何百人死んだとかいう話も、信用のある筋から告発されたり。


 関わりたくないもんだ。

 日本は討伐隊というか国が接収しているからとりあえず安心?

 この話は早くまともになって欲しいもんだ……。



 魔石は回収が始まって1年後くらいから加工での熱エネルギー化が判明。

 最初は石炭の代替程度だったが、今は小規模火力発電のレベルらしい。

 なにせ、熱は出しても燃焼しないという……。


 多くの人は感覚的に『魔力』の可能性を感じているみたいだ。

 しかし、現代科学との相性に問題がある気がする。

 新テクノロジーが生まれる日が来るんだろうか……。




 そういや、今回のダンジョンではまだアイテムを見てない。

 唯我さんが回収してるかもしれないが、別に気にすることもないか。

お読み頂きありがとうございます。

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